車のタイヤの取り換えをした際、扱いに困るのが不要になった古いタイヤです。
この場合、業者などに頼んでタイヤを処分する人もいると思いますが、古タイヤは売却することも可能なのをご存じでしょうか。
今回は、タイヤ買取の需要、買取方法や相場などについて、詳しく解説していきましょう。
タイヤ買取の需要がある理由とは

使用済みのタイヤは価値がないから処分しようと考えている人もいると思いますが、決してそんなことはありません。
中古タイヤは十分に需要があるのです。その理由を次より説明しましょう。
中古タイヤは価格が安くて人気
新品のタイヤは決して安価なものではないので、かなりの出費になります。
そのため、中古タイヤを購入すれば出費を抑えられるという層が急増しているのです。
中古品を購入したことない人のなかには「中古だと品質に問題あるのでは?」と思う人もいるでしょう。
しかし、品質に関しては、中古タイヤを扱う各業者が徹底して安全性を確認しています。
無名の業者やネットなどで見かける安過ぎる中古タイヤなどはともかく、お店で販売されている中古タイヤは、安全性に問題なしと断言してもいいでしょう。
安くて高品質なのが、中古タイヤの人気の秘密です。
タイヤは処分するより買取がお得
中古タイヤは十分に需要があるので、中古車専門店・タイヤ専門店でも買取に力を入れています。
以前は、タイヤ買取に対応していた業者はわずかですが、ネット販売・買取が可能な業者が増えたため、タイヤ買取も急速に増えました。
タイヤは処分するにも費用がかかるため、タイヤの状態によっては買取してもらった方がお得になります。
買取の手段の選択肢が増えたことにより、タイヤ買取は人気市場となったのです。

タイヤを高価買取してもらえる5つの業者
それでは、高価買取が期待できるおすすめ業者を、以下より紹介していきます。
①オートバックス セコハン市場
タイヤ買取をするなら、セコハン市場(公式HP)がおすすめです。セコハン市場は、カー中古品の販売・買取をメインとしたお店です。
カー用品の大手であり、長年にわたって信頼と実績を積んできたオートバックス系列のお店なので、初めてのタイヤ買取でも安心して利用できるでしょう。
買取方法は、店頭買取・宅配買取があり、タイヤの査定もスピーディーに行ってくれるので、すぐに現金化が可能です。

②イエローハット・トレッド
イエローハット・トレッド(公式HP)も、カー用品を扱う大手として、全国に店舗を構えています。
全国あらゆる場所に支店があるので、買取も気軽に行えるでしょう。
ネット上で仮査定を行うことも可能で、宅配買取をする場合は専用の宅配キットも無料で利用できるので、スムーズに買取が行えます。
③タイヤ買取ナンバーワン
店名通りタイヤ買取に大々的な対応を見せているのが、タイヤ買取ナンバーワン(公式HP)です。
査定20万件、取引件数も全国トップクラスという実績のため、利用者・リピーターの数も多く抱えています。
店頭買取に加えて、出張買取・宅配買取と買取方法の種類も多く、お客のどんな都合にも合わせられるのが特徴です。
④アップガレージ
カー用品に特化したリサイクルショップであるアップガレージも、多くの人がタイヤ買取の依頼をしています。
店舗は神奈川・名古屋だけですが、宅配買取も受け付けているので、店舗がない地域在住の人でも買取依頼が可能です。
⑤ジェームス
買取実績2万件を誇り、カー用品専門店の新顔として台頭しているのが、ジェームスです。
買取方法は点灯買取のみですが、「楽しい」「気軽」「親切」「信頼」をコンセプトにしているだけに、店頭では居心地の良い時間を過ごせます。
カーメンテナンスにも対応しているので、タイヤ買取以外の利用もおすすめです。

高く売れる6つのタイヤメーカーと買取相場
大いに需要のある中古タイヤですが、そのなかでもブランドと呼ばれる製品は買取市場において高額買取が期待できます。
では、有名メーカーのタイヤの買取相場はいくらなのか、次よりみてみましょう。
メーカー | 相場(4本) |
ブリヂストン | 15,000円前後 |
ミシュラン | 4,500円前後 |
グッドイヤー | 6,000円前後 |
コンチネンタル | 12,000円前後 |
ヨコハマタイヤ | 10,000円前後 |
ピレリ | 5,500円前後 |
ブリヂストン
日本が世界に誇るタイヤメーカーであるブリヂストンは、世界にも通用する高品質のため、中古市場でも絶大な支持を受けています。
ブリヂストンのタイヤは、目立った摩耗やひび割れがないものであれば、4本セットで15,000円前後が相場です。
ミシュラン
フランスが発祥の地であるミシュランは、全世界のタイヤ市場のシェア率第2位を誇る有名ブランドです。
ミシュラン製のタイヤは消耗しにくいのが特徴で、長持ちするタイヤというイメージが世界的に浸透しています。
ミシュランのタイヤは、多少使用歴が長くてもそれほど劣化していないので、4本セットでも4,500円前後が相場です。
グッドイヤー
アメリカ市場を中心に高い知名度と実績を誇るグッドイヤーは、耐久性の高い硬い素材が特徴です。そのため、長距離ドライバーたちから支持を集めています。
グッドイヤーのタイヤの相場は、4本で1,800〜6,000円ほどです。
コンチネンタル
創業140年以上もの歴史を誇るコンチネンタルは、ヨーロッパ地域にて絶大な支持を受けているタイヤメーカーです。
天然ゴム使用のため、安定性は抜群となっています。
コンチネンタルのタイヤの相場は、4本で12,000円前後です。
ヨコハマタイヤ
横浜ゴムが低燃費タイヤに取り組んで開発されたのが、ヨコハマタイヤです。
雨天時での安定性が抜群のため、スポーツモデルとしての評判が高いタイヤといわれています。
ヨコハマタイヤの買取相場は、ほぼ未使用の美品であれば4本で10,000円前後です。
ピレリ
ピレリは、乗用車のタイヤよりもF1カーの硬式タイヤとしてのイメージが強いメーカーです。
そのため品質においては高いレベルを誇り、コーナリングも楽々とこなせます。
ピレリのタイヤの買取相場は、多少の使用感があったものでも4本で5,500円前後です。
タイヤを高く売るための5つのポイント

手持ちのタイヤはその種類やコンディションによって、高額査定になることもあれば無料当然の扱いになることもあります。
ただ、いくつかのポイントを押さえておけば、査定額が上がる可能性もあるのです。では、その大事なポイントとは何か、次より説明しましょう。
2本や4本をセットで売る
タイヤ購入者に多いのは、1本だけ購入ではなく4本まとめて購入するタイプです。
そのため、買取に出すほうも2本・4本とまとめて買取に出した場合、1本だけの場合より高額査定がつく可能性が高くなるでしょう。
中古だとタイヤの状態に違いがあるため、1本ずつ中古で買うと4本それぞれのコンディションがバラバラになってしまうので、1本よりまとめての買取の方が歓迎される傾向です。
正しく保管して良い状態を保つ
経年劣化していても少しでも良い受胎に見せるためには、無造作な扱いをしないで丁寧な保管をしましょう。
外に放置して雨ざらし・直射日光を浴びる場所に置かないで、保管する前にクリーナーで洗浄してから倉庫などに入れておきましょう。
使用していたものをすぐに売りたい場合も、しっかり洗浄してから買取に出しましょう。
未使用ならラベルをはがさない
タイヤは、購入時の状態に近ければ近いほど買取金額が高くなります。
そのため、もし未使用のタイヤを売る場合は、貼ってあったラベルを剥がさないでそのままにしておきましょう。ラベルは未使用であることの証明でもあるので、買取市場では価値のあるものです。
ラベルがある・ないだけで数千円の査定額の差が出ます。
スタッドレスタイヤは10~11月に売る
冬タイヤといわれるスタッドレスタイヤは、冬になると需要の高まる製品です。
そのため、買取店は在庫を充実させるために、シーズン前である10〜11月にスタッドレスタイヤの買取を強化します。
通常より査定額を数%アップする店舗も珍しくないので、スタッドレスタイヤを所有している場合、10〜11月に買取に出すと、高額買取が期待できるでしょう。
売ると決めたらすぐに売る
タイヤは、使用していなくても時間が経過すれば劣化します。
そのため、買取に出さないでずっと自宅に保管しているとどんどん劣化して、価値が下がってしまいます。
売ろうかどうか検討している場合、ずっと保管していても得はしないので、少しでも早く買取に出しましょう。
まとめ
家にある古いタイヤを売っても買い取ってくれないだろう、と決めつけている人も少なくないでしょう。
しかし、実は古いタイヤは大々的に買取を受け付けている業者が多く、十分にニーズがあります。
もし、自宅に古いタイヤを何本も放置している場合、それはもったいないことです。古いタイヤは買取市場で価値があるもので、またタイヤのゴムは時間が経てばどんどん劣化していくので、すぐに買取に出しましょう。
買取に出す場合は、複数の業者から仮査定額を調べてもらうことがおすすめです。査定はどの業者も無料でやってくれることが多いので、複数の業者に見てもらって相場を把握しておきましょう。