日本で車を所有するには必ず車検を受けなければなりません。
それでは、どこで車検を受けるのが良いのでしょうか。
今回は失敗しないおすすめ車検業者の選び方を紹介していきます。


そもそも車検とはどんな制度?
車検とは正式には自動車継続検査と言います。
車検は道路運送車両法によって定められており、一定期間ごとに該当の車両が定められた基準をクリアしているかどうかを検査する制度です。
そのため、その基準に満たない車両は車検に通らず、公道を走ることができません。
また、一般的な車であれば2年ごとに車検を受けなければなりませんが、車検の有効期限内であればいつでも受けることができます。
※貨物車や商用車については有効期限が異なります。
車検はどこで受けられるの?
それでは、車検はどこで受けられるのでしょうか。
車検はディーラーや車検専門店、カー用品店やガソリンスタンド、整備工場などの5つの機関で受けることができます。
どこで車検を受けるのか軸を決めよう!
車検を受けられる業者は大きく分けて5つあります。
では、どこで車検を受けるのが良いのでしょうか。
それぞれのポイントをチェックして自身に合った業者を決めましょう。
「費用の安さ」で決める
まずは、車検費用の安さで決めるポイントです。
車検は車種や年式によって大きく差があります。
たとえば数万円で済む場合もありますし、場合によっては10万円以上することも多いです。
しかし、車検費用に含まれる法定費用についてはどこの業者で受けても同じです。
法定費用というのは国に定められた費用であり、自動車賠償責任保険、重量税、印紙代の総称です。
これらの保険や税金については国に定められた金額のため、どこで受けても同じ金額がかかります。
そのため、法定費用以外の車検基本料や整備費用によって車検費用の差が出てくるのです。
つまり、車検基本料や整備費用が安いところを選ぶことによって、車検費用を抑えることができます。

「整備の質」で決める
また、整備の質で決めるポイントがあります。
車検というのは2年に一度受けなければなりませんが、2年に一度しっかりと検査をして、車に大きなトラブルがないかを確認してくれるタイミングでもあります。
そのため、技術のある作業員によってしっかりと検査してくれることによって安心して車に乗ることができます。
したがって、整備の質が高い業者に依頼することで、より安心して車を運転することができるでしょう。
「点検スピード」で決める
さらに、点検スピードを重視する場合もあります。
車検を受けられる機関の中でも認定工場と指定工場に違いがあります。
認定工場は運輸局によって認証を受けた工場ではありますが、車検に必要な検査ラインが整備されていないため、管轄の運輸局まで車を持っていかなければなりません。
しかし、指定工場の場合は一定の基準を満たしており、検査ラインが整備されているため、運輸局まで車を持っていく必要がありません。
そのため、車検完了までのスピードが早いのが特徴です。
したがって、早さを求めるのであれば指定工場を選ぶことをおすすめします。
「安心感」で決める
安心感から選ぶこともおすすめです。
たとえば、車検以外にも車の修理が必要になったり、トラブルが発生したりした時も、安心して任せられる業者を選びましょう。
車検を受けたら終わりではなく、その後のメンテナンスなどもしっかりと任せられる業者であれば、安心して依頼することができます。
車検が受けられる業者は5つ|概算費用と特徴
車検が受けられる機関は大きく分けて5つあります。
それでは、それぞれの特徴と概算費用について紹介していきます。
安心感はあるが最も価格が高い「ディーラー」
ディーラーはメーカーの特約店のため、その車種の特性や整備方法を熟知しています。
そのため、質の高い整備を行ってくれるのが特徴です。
しかし、部品交換が必要になった場合はメーカー純正の新品部品を使うため、費用が高くなってしまいます。
他の機関と比べると数万円も違いが出てくるのが一般的です。
その分、質の高い整備を行ってくれるというメリットがあります。

スピード重視でとにかく安い「車検専門店」
車検専門店は車検スピードが早く即日完了するところもあります。
また、車検を専門にしているため、車検費用もリーズナブルに設定されているのが特徴です。
しかし、必要最低限のメンテナンスを行うため、あくまでもスピードと価格を重視した機関と言えます。
そのため、スピードと費用を軸に業者を探す場合はおすすめです。
全国の優良・格安車検店を厳選掲載している【ベスト車検なび】を使うと、簡単に業者を探すことができます。
幅広いメーカーに対応している「カー用品店」
大手のカー用品店に車検を依頼することができます。
カー用品店の場合、交換が必要な部品の在庫を多く抱えており、様々なメーカーを取り扱っているのが特徴です。
そのため、自分の好みのメーカーの部品に交換することも可能です。
たとえば、検査項目であるヘッドライトについても、好きな物を選ぶことができます。
しかし、あくまでもカー用品店の作業員は部品の取り付けをメインにしています。
そのため、車検のプロではないため、店舗や作業員によって点検の質に差が出てしまうことがあります。
身近な店舗で車検が受けられる「ガソリンスタンド」
近くのガソリンスタンドに車検を依頼する方法があります。
ガソリンスタンドは店舗数が多いため、近場で車検を済ませることができます。
しかし、車検のための工場が整備されていないことがほとんどで、車検完了までに時間がかかってしまうというデメリットもあります。
価格はディーラーの次に高め「整備工場」
整備工場はディーラーの次の費用が高いです。
しかし、ディーラーと同等の技術を持った整備士が在籍している可能性が高いです。
整備を専門にしている整備工場なので質の高いメンテナンスを行ってくれるのが特徴です。
ただし、車検費用についてはディーラーの次に高いと言えます。
簡単予約で当日車検の「車検館」もおすすめ
車検に関する面倒な手続きをすぐに済ませたい、車検を当日に完了させたいという人は、車検に特化した専門店「車検館」の利用がおすすめです。
車検館は、「あなたの愛車のかかりつけ医」をキャッチコピーとする、車検に関するあらゆる業務、車の整備をメインに営業しています。
予約はスマホ経由で簡単にでき、車検にかかる時間も当日にすぐに終わるので、その日に車の持ち帰りが可能です。
店内はマッサージチェア、キッズルームも用意されているので、待ち時間も苦になりません。
まとめ
2年に1度車検を受ける必要がありますが、依頼できる業者を選ぶときにいくつかのポイントがあります。
質や安心感を重視するのか、費用やスピードを重視するのかで依頼する業者が変わります。
しかし、どこの業者に頼めば良いかわからない方も多くいます。
どこに頼んだら良いかわからない方は楽天Car車検で簡単に近くの車検業者を探すことができます。