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車検証の基礎知識!種類・見方などを徹底解説!

車検証 種類

車の車検証とは人で例えると身分証明のようなもので、排気量や型式はもちろんのこと、初めて登録した年から、所有者の名前などその車の詳細情報が記載されています。

あまり知られていませんが、車検証にはAとBの2種類のタイプが存在し、違う箇所は所有者欄の有無。

また車の車検証はとても大切な書類であり、車検証が無いと公道を走ることはできません。

この記事では車検証の種類、記載項目や内容をご紹介していきますので、車検証に関してあまり知らないという方の参考になればと思います。

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目次

車検証とは?

車検証とは、国が行っている検査を合格した車に発行される書類であり、車の身分証明書のようなものです。

記載されている内容は、初めての登録日や、排気量、型式など。

さまざまな項目があるので、どんな車なのかを知りたければ車検証を確認すればいいのです

この書類の持つ意味はとても大きく、車検証のない車は公道を走ることはできませんし、保険に加入することもできません。

車を所有するうえで必ず必要な書類であり、車検証のない車で公道を走行すれば車に対しての罰則+ドライバーに対しての罰則、つまり2つの罰則を受けてしまいます。

罰則内容としては

  • 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
  • 違反点数6点
  • 免停30日

この3点です。

まいちゃん
車の車検って法律で決まっているのね。
しゅりくん
車検を受けなければ罰則が科せられますが、その背景には、車検をしていない車で公道を走行すれば、それだけ危険が伴うということではないでしょうか。

2023年1月から電子化

2023年1月から車検証は電子化されて交付されるようになりました。

実際、どのようなサービスになるのでしょうか?
まず、電子車検証を使うにはアプリが必要となります。
アプリのダウンロードは国土交通省の公式ホームページからすることができます。

国土交通省が発表したサービス概要は下記のようになります。

利用可能利用可能者 車検証原本を所持する者又は提示を受けられる者
主な機能 ・車検証情報の閲覧
・車検証情報ファイルの出力・保存(※オンライン環境でのみ可能)
・リコール情報等の確認(※オンライン環境でのみ可能)

参照:国土交通省の公式ホームページ

電子化されることで、紛失の可能性も少なくなって嬉しいですよね。

アプリでの車検の閲覧方法はこのようになります。

①車検証閲覧アプリをインストール
②券面に記載されたセキュリティコードを入力し、ICタグの読取
③車検証情報の閲覧
・オフラインモードの場合→ICタグ内の記録情報
・オンラインモードの場合→全車検証情報や、リコール情報等

このようにアプリを入れておくことでオンライン状態であれば、全部の車検情報を見ることができます。

詳しい内容は国土交通省の公式ホームページをご覧ください。

車検証にはAタイプ・Bタイプの2種類ある

実は車検証には2種類が存在するとご存じでしょうか。

ひと昔前は「Aタイプ」と呼ばれる従来の車検証しか存在しませんでしたが、2008年11月より「登録識別情報制度」により、新たに「Bタイプ」の車検証が作られるようになりました

「登録識別情報制度」によって所有者都合による使用者の変更手続きを減らすことができました。

例えば、所有者と使用者が違う場合は下記のような変化があります。

■Aタイプ
所有者が住所変更や氏名変更を行ったときに、何も変更がない使用者も記載変更の手続きが必要

■Bタイプ
所有者が住所変更や氏名変更を行っても使用者に変更がない場合は手続きしなくてもいい

次の項目でAタイプとBタイプの詳しい違いを説明していきます。

ちなみに軽自動車はすべてAタイプの使用となっています。

Aタイプ

Aタイプは「登録識別情報制度」が施行される前から交付されている車検証になります。

所有者と使用者の欄が設けられています。
所有者と使用者が同じ場合は使用者欄に「***」と記載されます。

画像参照:国土交通省

Bタイプ

新たにできた車検になります。
使用者欄のみが表示され、所有者欄が削除されており、備考欄に所有者を記載します。

Bタイプの車検証はあらかじめ国土交通省に申請をしなければ交付されません。
Bタイプの車検証は使用者と所有者が違うことが交付の条件となります。

使用者と所有者が一緒の場合はAタイプの車検証を交付してもらいましょう。

画像参照:国土交通省

車検証に記載されている項目は11項目

項目 記載内容
①車両番号 車のナンバープレートの番号
②自動車の識別 「軽自動車」「小型」「普通」「大型特殊車」などの車両の識別
③初年度登録年月 車が初めて運輸支局に登録された年月
④自家用・事業用 自家用か事業用どちらで登録されているか記載されている
⑤用途 「常用」「貨物」「乗合」「特種」のうち、当てはまる使用形態が記載
⑥車両重量 ガソリン満タン状態の車の重さ
⑦乗車定員 車の最大乗車人数
⑧車名・車体番号・型式 車名→メーカー名
車体番号→車に刻印されている番号
型式→車種やモデルを分類するための番号
⑨車両総重量 車両重量と最大乗車人数と最大積載量を合わせた重さ
⑩有効期限の満了する日 車検の有効期限
⑪所有者・使用者 車の使用者と所有者の名義と住所が記載
カーローンの返済中などの場合、使用者と所有者が違う場合がある

⑪については車のローン返済中の場合は、所有者の欄にローン会社や販売店の名前といったような情報が記載されます。
ローンを返済後は手続き次第で所有者欄を使用者の情報にすることができます。

ニーズ別の車検証の見方の悩み解決

車検証には様々な情報が記載されています。

この用紙を見れば、その車に関しての情報をかなり詳しく知ることができ、車の整備や車検を行う際とても重要な書類です。

いくら情報が記載されていても、車検証の見方を知らなければ意味がありません。

そこで簡単に車検証の確認方法をご紹介していきます。

年式を知りたい

まずは下の画像をご覧ください。

この書類が車検証です。

車検証 見方

年式に関しては上部の中央あたりに「初度登録年月」と記載されています。

写真では①番の箇所となり、新車時、初めて車両登録した年月日のことを指し、この年を見ることで年式を確認することができるのです。

走行距離を知りたい

走行距離に関しては②番の箇所、車検証では備考欄にあたる部分に記載。

注意してもらいたいのは、走行距離は車検時での走行距離であり、車検から時間が経っているならば当然、走行距離は変化するという点。

しゅりくん
走行距離に関しては変動が大きい為、実際に車を見て確認しましょう。

車検証の有効期間を知りたい

車検証の有効期間は③番の部分に「有効期限の満了する日」と記載されています。

初めて見る方は分かりづらいかもしれませんが、この日付を把握することでうっかりした車検切れを防ぐことができます。

しゅりくん
もし車検が切れてしまったら、自走ができない状態となってしまい、車検場まで持っていくのも大変な作業となります。

型式を知りたい

型式は④番の部分、用紙では中央部左端に記載されている項目。

同じ種類の車でも、グレードやモデルチェンジなどで装備品が変われば型式が変わります。

例えばマツダのデミオであればガソリンエンジン、ディーゼルエンジンが搭載された車であり、さらにトランスミッションもATとMTと色々なグレードが存在。
デミオの中で「15C」と呼ばれるグレードの型式は「6BA-DJFS」であり、この型式を見ればガソリンエンジンで6速ATの車であることが分かります。

しかし、6速MT車ならば型式は「CBA-DJLFS」となり、ディーゼル車であれば「LDA-DJFS」に変わるため、自分の乗っている車の型式はどのような表記であるかを確認することで、グレードや使用するガソリンなどを知ることができるのです。

排気量を知りたい

⑤番の排気量は画像の中央に「総排気量又は定格出力」と書かれてあります。

エンジン車では総排気量を確認し、定格出力は電気自動車で用いられる表示。

一般的にccで表されることの多い排気量ですが、車検証では「L」単位となっているので注意しましょう。

もし1900ccの車であれば、1.9Lと表示されています。

車検証の住所・氏名変更をする場合は申請が必要

車検証の住所・氏名変更をする場合は申請が必要になります。
車検証の住所・氏名の変更の仕方と必要書類について紹介します。

車検の住所・氏名の変更の仕方

①必要書類を準備する
②申請書を準備する
③各当の運輸支局等に提出する

このような手順で変更の手続きをすることができます。

申請書は運輸支局でも作成することができますが、事前に作成しておくほうがスムーズに手続きが進むのでおすすめです。
申請書は国土交通省のホームページで作成することができます

また、各当の運輸支局も国土交通省のホームページに記載されているので、参考にしてください。

必要書類については以下で説明します。

車検の住所・氏名の変更時に必要な書類

住所変更時に必要な書類

必要な書類は以下の表のようになります。

必要な書類 普通自動車・バイク 軽自動車
申請書 ×
車検証
手数料納付書
住所変更が確認できる書類
(発行3カ月以内のもの)
車庫証明
(管轄の警察署申請・証明から40日以内のもの)
×
自動車検査証記入申請 ×
軽自動車税申告書 ×
委任状
(代理申請の場合)
ナンバープレート
(管轄が変更になる転居の場合)

手数料印紙に関しては、運輸支局の場内の販売窓口で購入することができます。

自動車検査証記入と軽自動車税申告の申請は軽自動車検査協会の窓口で入手することができます。
住所変更が確認できる書類は住民票や戸籍謄本、妙本などを用意しましょう。

自分に合った必要書類がわからない場合は国土交通省のホームページのAIが質問に答えるだけで用意する書類が分かるシステムがあるので、利用してみてください。

車検証を再発行する方法

まずは、必要書類について説明します。
必要書類は下記の表のようになります。

必要書類 普通自動車 軽自動車
申請書
車検証の原本
(車検証がボロボロの場合)
手数料納付書(300円)
理由書 ×
本人確認書類 ×
委任状
(代理申請の場合)

車検証は常に車に置いておくことが義務となります。
そのため、紛失した場合はただちに再発行の申請を行いましょう。

車検証の再発行にかかる時間は30〜60分程度になり、申請は平日のみになります。
窓口が混雑している年末年始付近は申請の時間がかかりますので、余裕を持って申請を行うことをおすすめします。

自分で再発行を行う場合は運輸支局に必要書類を持っていきましょう。

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まとめ

今回ご説明したように、車検証には様々な情報が記載されています。

リースやローンでの支払いが主流になってきた今、所有者と使用者が違う人物であることが当たり前となってきました。

それに伴い車検証の種類も増え、従来のAタイプの車検証に加え、所有者欄のないBタイプの車検証も新設。

どちらの車検証も見方は同じですが、車検証の項目は少し特殊な言い回しになっているので、ある程度知識は必要です。

もし車検証の見方が分からないというい方は、この記事を参考にしていただければと思います。

個人情報の取り締まりが厳しい現代、車検証の取り扱いは細心の注意が必要です。

車検証を紛失してしまえば、家の場所や名前、乗っている車の種類や登録番号まで分かるので、悪用される可能性はとても高い書類ではないでしょうか。

色々な情報が載っており便利な反面、無くさないよう十分に注意していきましょう。

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