2年に一度の車検では、どうしても出費がかさんでしまいます。
大きな車ならば10万以上もの出費が必要になり、車検の為に節約している家庭は約4割ほどと言われています。
タイヤなどがすり減ってしまっても、ついつい車検の時期に考えようと先延ばしにしてしまうと思います。
しかし先延ばしすれば、車検の費用もグッと高くなり、値段を下げる為に部品交換をさらに先伸ばししてしまうなんてことも。
車検の内訳には、税金や保険料など様々な費用が含まれており、費用の種類は、どこで受けても変わらない費用と、整備工場により変化する費用の2種類が存在します。
今回は車検にかかる費用の内訳や相場、車検費用を安くする方法などをご紹介していきます。
もし、東京・埼玉・神奈川・千葉で車検を通すことを検討されているなら、車検館がおすすめです。
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車検の相場はいくら?
車検費用の相場はいくらなのでしょうか?
車検費用というのは法定費用+車検基本料+部品交換代が含まれます。
当然部品交換がなければ安くなりますし、部品交換が多ければ多いほど車検費用は高額になります。
今回は部品交換を除いた車検費用を紹介していきたいと思います。
車検は車の大きさによって変わります。
車の大きさごとの車検費用の相場を紹介します。
自動車の種類 | 相場費用 |
軽自動車 | 10万2870円 |
小型車 | 11万3430円 |
普通車 | 12万1630円 |
中型車 | 15万2720円 |
上記の表のような値段になります。
なぜこのように費用に差がでてくるのでしょうか?
これから説明していきます。
車検費用の内訳は?
車検費用には下記の表のような費用が含まれています。
車検基本料 |
|
法定費用 |
|
部品交換費用 | 部品交換代 |
それぞれどんな費用なのか見ていきましょう。
車検基本料
車検基本料とは点検費用や整備費用、事務手数料、代行手数料を含んだ費用になります。
車検基本料には点検や代行を行った人への人件費も含まれているので、受ける場所によって変動します。
車検基本料の相場は7万〜9万円ほどとなっています。
後半で各業者ごとの相場費用を紹介しているので、参考にしてみてください。
法定費用
法定費用には
- 自動車重量税
- 自賠責保険
- 印紙代
が含まれます。
法定費用については業者によって変化しません。
自動車重量税
自動車重量税は、自動車の重量や新車からの経過年数に応じて課税される税金のことをいいます。
0.5トン以上1トン以下の乗用車の自動車重量税は以下のようになります。
新車~13年未満 | 13年経過 | 18年経過 | |
費用 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
詳しい費用については国土交通省の税額表をご覧になるか、国土交通省の「次回自動車重量税照会入力」を参考にしてください。
次回自動車重量税照会入力は車検証に記載されている車台番号を入力し、車検予定日を入力するだけで、次回支払う自動車重量税を把握することができます。
自賠責保険
自賠責保険とは、交通事故による被害者を救済するため、加害者が負うべき経済的な負担を補填する、基本的な対人賠償を確保することを目的としており、原動機付自転車(原付)を含むすべての自動車に加入が義務付けられています。
(参考:国土交通省)
自賠責保険に入らないと違反となるので、車検を行うタイミングで必ず更新を行いましょう。
自賠責保険の相場は25,000〜30,000円程になります。
印紙代
印紙代は検査費用や車検証の発行手数料になります。
印紙代の費用は指定工場で車検を受けた場合は1,200円、認定工場で受けた場合は1,400〜1,800円になります。
どちらの工場でも車検を受けることはできますが、印紙代を払わないと車検を受けることができないので、用意しておきましょう。
車検費用は受ける場所で変わる!
前半でも紹介した通り、車検基本料は車検を受ける場所によって異なります。
これから車検を受ける場所ごとの費用を紹介していきます。
ディーラーの車検費用
車検基本料 | 25,000~40,000円程度 |
車検費用 | 60,000~110,000円程度 |
参考:日産車検料金表
ディーラーの特徴はサービスが手厚いという部分になります。
メーカーの代車を無料で貸してくれるなどといったサービスが充実しています。
また、メーカーの車に精通しているので、安心して車を任せることができます。
しかしデメリットとして、費用が高いという点が上げられます。
部品交換があると純正品しか取り扱っていないため、高額になりやすいです。
日産の車検予約はこちら→日産HP
トヨタの車検予約はこちら→トヨタHP
カー用品店の車検費用
車検基本料 | 34,246円程度 |
車検費用 | 60,000~100,000円程度 |
カー用品店は割引などを多くしているため、比較的安く車検を受けることができるのがメリットです。
カー用品店なだけあり、部品交換の際の沢山の部品から自分に合った部品を選ぶことができます。
デメリットとしては整備士に技術力の差があるということです。
整備士には国家認定の資格があるので、事前に確認しておくのも良いかもしれません。
イエローハットの車検予約はこちら→イエローハット公式HP
オートバックスの車検予約はこちら→オートバックス公式HP
ガソリンスタンドの車検費用
車検基本料 | 15,000~30,000円 |
車検費用 | 4~11万円 |
ガソリンスタンドの特徴としては、給油のついでに立ち寄れるということです。
洗車も行うことができるので、さらに綺麗な状態で車を持ち帰ることができます。
デメリットは、部品交換になった時に部品がそろっておらず、時間がかかる可能性があります。
部品交換の際に部品が店舗になかったら、取り寄せる必要があるので1日~1週間ほど車検に時間がかかってしまうでしょう。
コスモ石油の車検予約はこちらから→コスモ石油公式HP
エネオスの車検予約はこちらから→エネオス公式HP
整備工場の車検費用
車検基本料 | 25,000~50,000円 |
車検費用 | 6~10万円 |
整備工場は技術力が高く融通が効きやすいことがメリットになります。
部品交換が必要になった際も相談次第で中古や持ち込みができ、部品交換費用が安くなる可能性もあります。
デメリットは整備工場を見つけにくいということです。
また整備工場は土日祝休みのところも多く、カレンダー通りの休みの方は都合がつきにくいかもしれません。
整備工場は日本自動車整備振興会連合がお近くの整備工場を検索できるようなページがあるので、住んでいる都道府県+自動車整備振興会で検索してみてください。
東京の整備工場検索はこちら→東京都自動車整備振興会
車検専門店の車検費用
車検基本料 | 20,000~26,000円 |
車検費用 | 45,000~80,000円 |
参考:車検館
車検専門店の特徴は料金が安いというところが特徴です。
車検専門店なので、車検を終わらせるスピードが速いです。
デメリットとしては必要最低限の点検しか行わないため、修理や点検が必要になると値段が高くなるということです。
車検満了日が近くて時間がない場合におすすめです。
車検館の予約はこちらから→車検館公式HP
車検費用が高くなる場合
車検費用が高くなるときは、どのような場合でしょうか?
順に説明していきます。
部品交換が必要な場合
部品交換や修理する場合は費用が高額になりがちです。
車には消耗品も多いため、多少の部品交換は必要ですが、部品交換が多くなると費用がどうしてもかさみますよね。
あまりにも部品交換をする箇所が多い場合などは思い切って新しい車に買い替えたほうがお得かもしれません。
新車から13年・18年経過した場合
新車から13年・18年経過した段階で自動車重量税が増加します。
自動車重量税は13年目で5,000円、18年目で3,600円程増加してしまいます。(車種や重量によって変化します。)
新車から何年経過したか見るには車検証の「初回登録」と書かれている部分に記載されています。
さらに新車から13年・18年経つと修理する箇所も多くなってしまうため、合わせて車検費用は高額になってしまう可能性が高いです。

車検費用を安くする方法は?
できれば安く済ませたい車検費用。
どうすれば安く車検を受けることができるのでしょうか。
車検費用の詳細をご説明してきましたが、その内容を元に安くなるコツをいくつかご紹介していきます。
基本料金は安くできる可能性がある
車検費用に関して値引き交渉したいのであれば、基本料金に関して行いましょう。
車検基本料金は店舗によりかなりの差があり、交渉次第では安くしてもらえる可能性もあります。


複数業者に見積もりをとる
一番安くなる可能性の高い方法として、複数の車検業者で見積もりを出してもらうという方法があります。
今は車検専門業者などもあり、早く安く車検を行ってくれます。
そのような業者をいくつか見つけ、見積もりをしてもらったうえで一番安い店に頼めば、交渉せずに安く車検を受けることが可能。
もしかすると他の店舗の見積もりを見せることで、もっと割引を受けることができるかもしれません。
デメリットとしては、何店舗も行くのであれば手間がかかるという点。
手間をかけてもいいという方は、試してみる価値はありそうです。

エコカーを選ぶという選択肢
エコカーが主流になりつつある今、エコカー減税は車検の際にも大きく減額できる方法のひとつです。
自動車税などに適用されるエコカー減税ですが、実は重量税でも存在します。
車にもよりますが、燃費が良く環境にやさしい車ならば、重量税が全額免除となる場合も。
一時的な取り組みで始まったエコカー減税ですが、需要が多く終了時期を先延ばしにしている状態であり、いつ終了するか分からない部分でもあります。
こんなチャンスはめったにないので、この機会にハイブリッドカーやEV車の購入を検討するのもいいかもしれません。
車検費用はクレジットカードで分割にできる。ただし・・
キャッスレス化を国が誘導している現代において、車検費用もクレジットカードで支払うことが可能です。
クレジットカードでの支払いはメリットが多く、ポイントが溜まったり使用額に応じて値引きを受けることができるサービスも増えてきました。
車検費用に関してもこの流れに乗りかかりつつありますが、注意してほしいのはクレジットカードに対応していない店舗が多く、現実では現金での支払いが大半を占めているという点。
中には車検基本料金のみクレジットカードで支払い、法定費用は現金にしなければならない店舗もあります。
マイカーローンを利用する手もあり
一部のローン会社では、マイカーローンの料金に車検費用を含めている場合があります。
そんなローンでは車検費用を別途で払う必要がなく、支出が均等になるというメリットもあるので、マイカーローンを組む予定のある方は検討してみるのも一つの手段ではないでしょうか。
まとめ
車検費用には「車検基本料金」「法定費用」「交換部品などのその他の料金」の3つがあります。
今回相場という形で具体的な金額を算出しましたが、交換部品の有無も大きくかかわってくる車検では、相場というものはあてにならず見積もりを出してみるまで金額的な部分は不透明です。
しかし法定費用は決まっており、個人でも簡単に計算できるので、車検費用が気になるという方は事前に愛車の法定費用を調べてみるのもオススメ。
車検費用を安く済ませたいのであれば、方法はたくさんあり自分ができそうな方法を実践してみましょう。
車検は2年に1度必ず受けなければならない検査です。
お金がないからと交換をオススメされている部品を、そのままにしておけば事故を起こす可能性はグッと高まります。
安く済ませるのも大事ですが、安全に運転できる環境を整えるという意味合いがあるということを覚えておきましょう。