最近、手軽にキャンプ気分を味わえる「車中泊」が人気です。
わざわざテントを張ったり、高い宿泊料金を払わなくても、気軽にアウトドアを楽しむことが出来ます。
とはいえ、心配なのはバッテリー上がりのこと。
そこで車中泊で、バッテリー上がりにならないようにする対策と、いざバッテリー上がりになった時の対処法をまとめました。
是非参考にしてください。
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車中泊中にバッテリー上がりになってしまった時の対処法
車中泊でバッテリー上がりになった時にはどうしたらいいのでしょうか?
ロードサービスや救援業者に依頼
プロに頼むのが一番早く、安心です。
JAF会員になっていると、バッテリー上がりを無料で対処してくれます。
JAF会員出ない場合は1万3,000円ほどかかります。
ただしキャンピングカーなどで、車両重量が3千㎏以上場合は断られる場合があります。
また、カーバッテリー110番という、バッテリー上がりの専門業者があります。
全国どこでも駆けつけてくれる上、プロならではの早い対応で安心でしょう。
出張費無料で、9,000円から対応してくれるので、場合によってはJAFよりもお得になる場合があります。
まずは電話して相談するとよいでしょう。
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1人でできるジャンプスターターを使った方法
バッテリー上がりになった時に、ほかの車の救助が無くても一人で対応できるジャンプスターターというものがあります。
ネットやカーショップで数千円から販売されているので、車内に常備しておくと安心でしょう。
中でも、ジャンプスターター機能が付いたポータブル電源があれば、車のバッテリーを気にせず電源が取れるので車内泊にはピッタリです。
充電方法は家庭用コンセントの他、車のシガーソケットや、太陽光ソーラーパネルを利用できるものもあるので、たびたび車内泊をする予定がある場合にはお勧めします。
《携帯用ジャンプスターターの使用手順》
②車のエンジンをかける
③エンジンが始動したら、エンジンスターターのケーブルをすべて外す
④充電するために1時間以上車を走らせて、十分にバッテリーを充電させる
救援車を呼ぶジャンプスタート
ジャンプスターターを持っていない場合は、救援車を呼んでバッテリーの電源を借りてエンジンを始動する方法があります。
ただし、事前にバッテリーが上がった車と救助車のバッテリーの電圧が同じか確認しましょう。
普通の常用車は12Vが多いのですが、一部のSUV車やトラックなどは24Vである事が多いので、救援車にはなりません。
《救援車からのジャンプスタートの手順》
②バッテリーが上がった車側のプラス端子に赤のケーブル、次に救援車のプラス端子に赤のケーブルをつなぐ
③救援車のマイナス端子に黒いケーブル、次にバッテリーが上がった車のマイナス端子に黒いケーブルをつなぐ
④ケーブルの接続がきちんとできたら、救援車のエンジンをかける
⑤約1分後、バッテリーが上がった車のエンジンをかける
⑥エンジンがかかったら、つないだ時と反対の手順でケーブルを外していく
⑦充電するために1時間以上車を走らせて、十分にバッテリーを充電させる。
車中泊でバッテリー上がりになる原因とは
車内泊でバッテリー上がりになる原因は、エアコンやライト、オーディオなど、ついつい車内の電子機器を長時間使ってしまうからです。
エンジンをかけたままならバッテリーは上がらないと思うかもしれませんが、アイドリング中はエンジンの回転数も低く、バッテリーの発電能力も低くなります。
当然、充電する間にどんどん電力を消費してしまうので、バッテリーは上がりやすくなっています。
車中泊でバッテリー上がりを起こさないために必要なおすすめ装備
車内泊でバッテリー上がりを起こさないために、お勧めの装備をご紹介します。
バッテリー上がりの対処にも使えるポータブル電源
ポータブル電源の用意は必須と言えます。
あらかじめ自宅の電源で充電しておくと、携帯電話の充電など色々な電化製品を使えて便利です。
さらにジャンプスタート機能を備えたものを選ぶと、バッテリー上がりのときにも頼りになり安心です。
快適な睡眠が車中泊中のバッテリー上がりの予防へ
快適な自宅とは違い、車内はその時の季節が直接影響します。
眠るときにエンジンを切っていても、車内が暑かったり寒かったりするとエアコンを利用したくなるもの。
どんなに天気がよくても、毛布や寝袋などを用意して快適に睡眠出来るようにすることがバッテリー上がりの防止に繋がります。
また、車内用のベッドなども販売されているので、寝苦しいときに備えて揃えておくとよいでしょう。
車中泊をする時の注意点とは
車中泊中のバッテリー上がり対策
上記にもありますが、停車中にエアコンやライト類、オーディオを使うのは最低限にしましょう。
充分な充電ができない時にバッテリーの電力が消費されると、バッテリーは簡単に上がってしまいます。
ポータブル電源を利用するなどして、極力バッテリーの電力を使わないようにします。
プライバシーの管理を徹底して快適な車中泊を過ごそう
どんなに安全に思える場所でもドアの施錠は必ず行いましょう。
人気のない場所でも、寝ている間に何が起こるか分かりません。
また、暗い環境でルームライトを付けると、車内は丸見えになってしまいます。
プライバシーを守るため、簡易的なカーテンや目隠し用のシェードなどを付けていると安心です。
また、マナーを守ることは、自分の身を守ることでもあります。
周囲に迷惑をかけていると、人の反発心などを煽ってトラブルの原因になる事も。
駐車禁止の場所であったり、夜に大音量の音楽や、話し声、ゴミの投機などは特に気をつけましょう。
車中泊が禁止でないか事前に調査しておこう
車中泊が禁止されている場所もあります。
ロケーションだけで適当に選んでいると、寝ている時にいきなり注意されてびっくりするような事もおこります。
また、天候的によっては危険な場所もあるので、天気予報のチェックも忘れず行うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
車中泊は手軽にキャンプ気分を味わえてわくわくしますが、バッテリー上がりになってしまうと楽しい気分も吹き飛んでしまいます。
バッテリー上がりを避けようと思うと、念入りな準備こそが大切と言えるでしょう。
停車中はできるだけ車内のオーディ―オ、ライト類は使わないこと、寒さ、暑さの対策はキッチリ行うこと、そして何より、バッテリー上がりになった時の対応をチェックしておくことが大切です。
準備万端で、心から車中泊を楽しみましょう。