車を所有しているとさまざまなトラブルが発生しますが、そのなかのひとつがバッテリー上がりで、レヴォーグにもバッテリー上がりが起きます。
この記事では、レヴォーグにおけるバッテリー上がりの原因とその対処法、バッテリー交換の方法について、詳しく解説します。
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レヴォーグのバッテリー上がりの原因とは!
レヴォーグ所有者のなかには、乱暴な扱いをしていないのにバッテリーが上がるため、不思議に思っている人もいるかもしれません。
では、なぜバッテリー上がりが発生するのでしょうか。
レヴォーグのバッテリー上がりの原因を以下より紹介しましょう。
レヴォーグをしばらく運転していなければバッテリー上がりになりやすい
レヴォーグのバッテリー上がりの原因のひとつは、乗車していない期間が長いためです。
車を運転していないのに、バッテリーを消費するのはおかしいと思っている人もいるでしょう。
レヴォーグに限らず車は、エンジンを作動させて運転することによってバッテリーが充電される仕組みです。
また、車のバッテリーはエンジンをとめていても絶えず放電を続けます。
そのため、車を運転しない状態が続くと充電されないので、ただ放電が続きます。
それにより、バッテリーの電力がなくなりエンジンがかからなくなってしまうのです。
レヴォーグのバッテリー上がりはバッテリーの劣化具合によって異なりますが、約1ヶ月ほど放置するとバッテリーが完全に放電されて動かなくなります。
ルームランプのスイッチの消し忘れ
レヴォーグのバッテリーはエンジンをかけるときだけでなく、レヴォーグ内のさまざまな箇所で使用されます。
そのうちのひとつがルームランプです。
レヴォーグのドライバーのなかには、ルームランプのオン・オフを繰り返すのが面倒だからと、常にルームランプを付けっぱなしにしている人もいるかもしれません。
この状態だと常に電力を消費してバッテリーの充電が追い付かず、その結果、電力不足となりバッテリー上がりが発生してしまう可能性があるのです。
ルームランプ以外では、エアコンやオーディオなども電力を消費するので、これらの使用頻度が高いとバッテリー上がりが生じる原因になります。
また、レヴォーグは半ドアの状態にあるとルームランプが点灯する仕組みです。
そのため、常に半ドア状態でいるとルームランプにより電力を消費します。
バッテリーの劣化
レヴォーグを放置することなく常に運転していても、バッテリー上がりは起きます。
そうなる理由はバッテリーそのものの劣化です。
バッテリーは影響に使えるものではなく寿命があります。
車のバッテリーの寿命は早くて2年、長持ちしても5年ほどが一般的です。
レヴォーグの使用頻度が高いとバッテリーも早く消耗し、それほどひんぱんに乗らない人はバッテリーにも負荷がかからないので長持ちします。
バッテリーがどれほど劣化しているかを知るには、定期的にバッテリーの様子をチェックして寿命を知っておくことが大事です。
レヴォーグのバッテリー上がりを解決する対処法
バッテリー上がりが起きてしまったら、どのような対処法でバッテリーを元通りにすることが可能なのでしょうか。
その主な解決策を3つの方法で紹介しましょう。
1人でできるジャンプスターターを使った方法
自分ひとりでバッテリー上がりを解決する方法があります。
それはジャンプスターターという機械を使用する方法です。
やり方は、
①レヴォーグのボンネットを開ける
②ジャンプスターターに付いている2本のケーブルをつなぐ
つなげる箇所は、赤いケーブルはバッテリーのプラス端子に、黒のケーブルはマイナス端子
③ジャンプスターター本体にケーブルをつなぐ
④本体の電源を入れる
充電させるためにある程度時間を置き、レヴォーグのエンジンがかかったら成功です。
この時点ではまだ充電がフルではないので、レヴォーグを30分から60分ほど走らせてバッテリーを充電させましょう。
ジャンプスターターは、専門店やネットのECサイトでも購入できます。
救援車を呼ぶジャンプスタート
ジャンプスターターで以外では、救援車とブースターケーブルを使った方法があります。
ブースターケーブルはジャンプスターターと同じく赤と黒のケーブルです。
このケーブルでレヴォーグと救援車をつないでバッテリーを回復させます。
①レヴォーグのプラス端子に赤のケーブル
②救援車のプラス端子に赤
③救援車のマイナス端子に黒
④レヴォーグのエンジンに黒を取り付ける
(※レヴォーグのバッテリーのマイナス端子ではありません。火花が散る危険性があります。)
次にやることは救援車のエンジン起動です。
救援車がAT車だったらパーキングに、MTだったらニュートラルに入れて、この状態で5分ほどエンジンをかけましょう。
5分経ったら救援車のサイドブレーキがかかっているか確認してアクセルを踏みます。
それをやりながらレヴォーグのエンジンをかけて、無事にかかったらエンジンを止めて、ケーブルをつないだときと逆の順番ではずしましょう。
これでバッテリーは復旧しましたが充電が完全ではないので、30分から1時間ほど走って充電することを忘れずに行うことも大事です。
ロードサービスや救援業者に依頼
JAF(日本自動車連盟)のようなロードサービスや専門業者にお願いするのも、解決策のひとつです。
また、カーバッテリー110番のようなバッテリーに関するトラブルの専門業者は、24時間対応なので心強い味方となってくれるでしょう。
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レヴォーグのバッテリー上がりを示す警告灯のサイン
レヴォーグはバッテリーに異常があった場合、警告灯で知らせてくれる機能があります。
その機能について以下より説明しましょう。
ヒルホールドのON設定が消える!
レヴォーグにはヒルホールド機能がついています。
この機能をオンにしていると、傾斜のある道でブレーキを踏んだ際、停車して1秒経過すると電動パーキングブレーキが起動する仕組みです。
しかし、この機能をオンにしてても勝手にオフの状態になるケースがあります。
バッテリーの充電が不十分だとこの機能を動かす電力がないということです。
ヒルホールド機能が勝手にオフ状態になったら、バッテリーがおかしいと思っていいでしょう。
レヴォーグのバッテリー上がりを示す警告灯とは
レヴォーグにはバッテリーが異常を示したときに警告灯で知らせてくれる機能があります。
この警告灯を確認すればバッテリーに不具合が発生していることがわかるでしょう。
また、エンジンがかからないのはバッテリー上がりではなく、セルモーターや燃料ポンプの故障、ガス欠の場合もあります。
バッテリーが原因と決めつけないように注意しましょう。
レヴォーグのバッテリーを自分は交換できる
レヴォーグのバッテリーは自分でも交換が可能です。
その手順を以下より説明しましょう。
レヴォーグのバッテリーの交換方法
新品のバッテリー…レヴォーグが1.6Lだと型番がQ、OLモデルだとD23Lが型番
工具…8mmか10mmのレンチとマイナスドライバー
バッテリーはディーラーや専門店で買うと4万円前後になりますが、ネットだと1万6千円から1万7千円ほどで購入できます。
<バッテリー交換の手順>
- バッテリーのマイナス端子を取り外す
- プラス端子を取り外す
- バッテリ〜を固定しているもの(ステー)を取り外す
- 古いバッテリーを取り出して新しいバッテリーを取り付ける
- ステーで固定する→さっきと逆の順番で端子を取り付ける
交換時間の目安は30分ほどで、手順さえしっかりと覚えていれば決して難しくはありません。
レヴォーグのバッテリーの交換時の注意点
古いバッテリーは一般ゴミとして出すことは禁止されています。
そのため、ディーラーや専門業者で引き取ってもらいます。
業者でバッテリー交換をお願いすれば無料で引き取ってくれますが、古いバッテリーだけの引き渡しは有料です。
回収料金に500円ほど取られます。
また、バッテリー交換の際、レヴォーグのメモリーがリセットされてしまいます。
メモリを消したくない人は、バッテリーを取り外す前にメモリーバックアップで保存しておきましょう。
レヴォーグのバッテリーの交換を業者に頼もう
上記のようにバッテリー交換は決して難しい作業ではありません。
しかし、間違った手順で作業すると火花が散ったり感電したりする可能性もあります。
手先の器用さに自信がない人は、業者へ依頼するのが無難です。
バッテリーだけネットで安く購入して業者にお願いすれば、安価で済ませることができるでしょう。
また、早急に車を動かしたいのならカーバッテリー110番であれば、連絡してからすぐに駆けつけてくれます。
まとめ
レヴォーグのエンジンがかからない場合、バッテリー上がりが原因であることが多いので、その原因と対処法を把握しておきましょう。
バッテリー交換などの手順も頭に入れておけば、何かトラブルがあっても対処できます。
トラブルに対応できるように知識をつけて、快適なカーライフを送れるようにしましょう。