車が突然動かなくなる緊急事態。想像もしてなかったことにパニック・不安になることも。
「家族とのドライブ中に車が動かなくなった。せっかくの休日が台無しに・・・」
「通勤中に車が動かなくなった。仕事には遅れるし、明日からの通勤手段をどうしよう・・・」
「高速道路で車がストップ。こんな時にどうしたらいいのだろう・・・」
「修理工場に出したら費用はいくらかかるんだろう?痛い出費になりそうだ・・・」
そんな時にこそ、この記事を読んでください。
まずは落ち着いて対処することが大切です。安全な路肩などに留めて、原因や対処法について考えてください。そして、自力では無理だと判断した場合、JAF(日本自動車連盟)やカーバッテリー110番に速やかに連絡することがオススメです。
この記事では、考えられる原因、対処法、修理費用の相場、についてまとめています。参考にしてください。

車が動かない4つの原因と対処法!
昨日までは何の問題もなく動いていた車。しかし、急にエンジンがかからない。出勤中や家族とのドライブ中に、車が動かなくなったら焦ってしまいますよね。こういったケースは、それほど珍しいことではありません。
車はさまざまな機械部品の集合体です。どこかのパーツに不具合が生じると、車自体が動かなくなってしまうもの。突然車が動かなくなる原因としては、一般的に次のような状況があげられます。


ガソリン切れ
単純なケースとして、ガソリン切れが考えられます。
車種によっては元々エンプティランプが付いてなく、ガソリン切れに気がつかなかった。というケースもあるようです。ガス欠のマークが点灯していれば、うっかりガソリンが切れてしまっていることが原因です。
ガソリン切れに関しては、こまめに意識して早めの給油を心がけましょう。特に、高速道路に入る前などは注意してくださいね。
ちなみに、長期間放置していた車を運転する時も注意が必要。ガソリンが劣化している可能性があるので気をつけてください。劣化したガソリンがエンジン内を回るので、故障に繋がる危険があります。



バッテリー上がり

車が動かなくなる原因としてもっとも多いのが、バッテリー上がり。ちなみに、JAF(日本自動車連盟)の2017年出勤理由でも1位はバッテリー上がりになります。
画像引用元 |JAF|ロードサービス|ロードサービス救援データ • 検索 • 検索
バッテリー上がりの原因や対処法については、こちらの記事で詳細に解説しています。参考にしてください。

自分自身でバッテリー上がりをなおすために、ブースターケーブルやジャンプスターターを使って解決しましょう。車の知識がなければ、JAF・ロードサービスに頼むことがベスト。
また修理工のいる工場まで運べれば、原因を突き止めてもらえます。もしくは、その車を購入した販売店や、加入している保険を確認してみましょう。
車両保険のサービスのなかには、事故や故障して車が動かなくなった時のレッカー作業を補償しているところもあります。また、保険会社が推奨する修理業者に運んだほうが、修理費用が割引されることもありますので、まずは調べてみることがおすすめです。
バッテリー上がりを防ぐために重要なことは、とにかくこまめに車を動かすことです。
そして、バッテリーの寿命は3年前後が目安とされています。使っていない車のバッテリーはどんどん短くなってくるので注意してください。また、バッテリーターミナルが腐食して断線していることも原因として考えられます。
バッテリーのケーブル端子に白や青い粉が付いていないかチェックしてください。粉がついていれば腐食が進んでいると判断できます。




セルモーターの故障
セルモーターとは自動車や発電機などで使われる内燃機関(エンジン)を始動させるためのモーター(電動機)である。
引用元 |セルモーター – Wikipedia
エンジンをかける時に、キュルキュルとなる音を誰もが聞いたことがあると思います。あの音の正体こそが、セルモーターなのです。
セルモーターの機能としては、エンジンを最初にスタートさせるもの。仕組みとして、キーを回す→セルモーターが動く→エンジンがかかる。という構造です。
もしも、エンジンをかけようとした時にキュルキュルと音が聞こえなければ、セルモーターの故障です。ちなみに、セルモーターの正式名称は「セルフスターターモーター」と言います。
セルモーターが原因でエンジンがかからない場合の対処法は以下の通りです。
- ボンネットを開けて、セルモーターが叩ける位置にあるかチェック
- 棒などで直接叩きながら、キーを回す(二人で共同作業)
- エンジンがかかっても、かからなくても、整備工場に持って行く
※エンジンがかからなければ、当然JAF・ロードサービスに依頼することになります。
メインヒューズが断線している
ヒューズとは、必要以上の電流が流れ時に、他のパーツを守るために電流を流さないようにする役割。必要以上の電流が流れた場合に、ヒューズは飛ぶようになっています。(ヒューズが切れるとも表現します。)
ヒューズが飛んだら当然、電流が起こらないのでエンジンがかかることもありません。ヒューズが飛ぶ原因としては、後付けで電装品をつけすぎたことで許容範囲を超えたことが挙げられます。
他に考えられる原因は、ファンベルトが切れている、燃料ポンプの故障、オートマオイルの漏れなどがあります。
この場合も、無理に自分で対処せず、JAFに依頼するのがベストです。
車が動かない緊急事態はロードサービスに連絡しよう
車が動かなくなった緊急事態にはロードサービスに連絡するのが無難。自力で解決する方法もありますが、もっとも確実で安全なのはプロに依頼することです。
おすすめの連絡先は、JAF・保険会社・ロードサービスの3種類。これらについて解説をしていきます。
JAFに連絡
会員であれば基本は無料で対応してもらえます。非会員の場合でも、症状にもよりますが1万円~1万5000円ほどで対応可能です。
詳細は下記のページをクリックしてください。JAFの料金サービス表になります。
JAF(日本自動車連盟)

加入している任意保険サービスに連絡
任意保険のロードサービスは、保険内容によって無料で受けられるサービス範囲や費用が異なります。
※サービスの保証範囲は、保険をかけている車両のみになりますので、お気をつけください。
保険会社 連絡先
事故のご連絡|あいおいニッセイ同和損保|0120-024-024
自動車保険ご契約者メニュー|自動車保険のアクサダイレクト|0120-699-644
ご契約者の方 | 自動車保険のイーデザイン損保|0120-049-095
事故のご報告・ご相談 | 損害サービス | AIG損保|0120-416-652
ご契約者ページ(自動車保険)|自動車保険はソニー損保|0120-101-789
自動車保険の事故受付 | 【公式】損保ジャパン日本興亜|0120-365-110
ご契約者専用サイト | そんぽ24自動車保険|0120-119-117
事故・故障にあってしまったら|自動車保険はチューリッヒ|0120-860-001
もし事故が起こったら | 損害サービス(事故対応) | 東京海上日動火災保険|0120-119-110
事故にあわれたら|三井住友海上|0120-096-991
ご契約者ページ | 三井ダイレクト損保|0120-638-312
カーバッテリー110番に連絡する
JAFや保険会社以外にもロードサービスのカーバッテリー110番に連絡するのもおすすめ。
最短5分で到着。料金も8980円〜とJAFよりも安くすることもできます。
緊急でお困りのかたは一度相談されてみてください。
動かない車の修理!費用やかかる時間とは?
車をどうにか修理工のいる場所まで運んだら、修理にどれくらいの費用がいるのか、どれくらいの期間がかかるのかを見積もりしてください。
それから修理するかどうかを判断します。不具合のある場所や症状によって費用や期間は大幅に変わってくるのです。いくつかの例をご紹介します。
バッテリー交換の場合
一般的にバッテリーの交換程度であれば、よっぽどレアなバッテリーへの交換を望まない限り、その日のうちに2~3万円の費用で問題は解決できます。
エンジンの故障の場合
困るのは、エンジンなどの主要部分に故障が見つかったとき。部品の交換で済む修理であれば2~3日でできます。ただし、部品がなく、メーカーから取り寄せる場合には、1週間から10日前後も時間がかかる可能性も。
ましてやエンジンの故障で動かないのであれば、修理でなく丸ごと交換となる可能性もあります。そうなればより時間はかかりますし、お店によって違いがあるとはいえ、修理費用は10~30万円ほどの高額になることも少なくありません。
この出費は金額として大きいですよね。大型車になればなるほど当然、修理費用は高くなります。修理をするくらいであればいっそ今ある車を下取りか廃車にして、新しい車を購入する方向で検討したほうが負担は少なくなるかもしれません。
だからこそ修理に手を付ける前に、修理にかかる費用や時間についてよく知っておきましょう。車の販売や買取りも手掛ける修理工場であれば、条件の良い車の買い替えも紹介してくれるので、費用と時間がどれだけかかるか工場に確認してください。

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高額な修理費用がかかる場合は廃車も考えよう
自分の車が動かなくなってしまったらショックはとても大きいものです。
特に地域にお住まいの方にとって、通勤事情に大きく影響するのでとてもストレスを感じることも。定期的に点検していて大事に使っていても、車が動かなくなることはありえます。
もしも、車を修理工場に出して、見積もりが高額になるならば廃車にすることも検討してみてください。動かなくなった車を修理に出すと結構な費用がかかります。
そして、修理してもまた壊れるリスクもあり、さらに出費が重なり、結局は廃車や乗り替えの方がよかったなんてことも。
何よりもその故障が原因で交通事故を起こしたら取り返しのつかないことになります。そういったリスクを総合的に判断しながら、動かなくなった車の扱い方を検討してみてください。
そんな時におすすめが、廃車買取のハイシャル!動かない車(不動車)でも0円以上の買取保証しています。
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まとめ
車が動かなくなる原因は、バッテリー上がり、セルモーターの故障、メインヒューズが飛んだ、単純なガソリン切れなど様々あります。
緊急事態の場合は、JAF・保険会社・カーバッテリー110番に連絡してください。
また一度動かなくなった車は原因を把握しておくことが重要です。パーツの劣化などの問題であればまた動かなくなる可能性もあるからです。
年式が古く修理費用が高額になった場合は、廃車にすることも検討してみてください。
以上、「車が動かない原因と対処法は?緊急の場合はどこに電話したら良い?」でした。