アイドリングストップ機能を搭載している車は、「燃費が良くなるしいいことづくめ」だと思っていませんか?
しかし、アイドリングストップ機能はバッテリー上がりに関係してるので注意が必要です。
バッテリーとアイドリングストップの関係について解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
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アイドリングストップ搭載車には専用のバッテリーがいるの?


結論から言うと、アイドリングストップ搭載車には専用バッテリーが必要です。
アイドリングストップ搭載車はエンジンの始動と停止を繰り返しています。
その行為は燃費がよくなる一方で、バッテリーには大きな負担を与えています。
負担が大きいので、普通のバッテリーでは、耐えることができません。
そのため、アイドリングストップ搭載車には、専用のバッテリーが必要になります。
具体的にどんな負担がかかっているのか、次の項目で説明していきます。
アイドリングストップとバッテリー上がりの関係性とは
バッテリーが上がる原因の一つに「アイドリングストップ機能」が影響することがあります。
燃費が良いメリットだけでなく、しっかりとデメリットを知りアイドリングストップ車で楽しいカーライフを送りましょう。
アイドリングストップにはたくさんの負荷がかかっていた
では、アイドリングストップ車のどういった部分がカーバッテリーに影響を与えているのでしょうか。
これから説明していきます。
①エンジンの始動と停止を繰り返す
アイドリングストップ車はエンジンの始動と停止を繰り返しますが、それはバッテリーの大きな負担になっています。
アイドリングストップ車は信号などで停車するたびにエンジンが自動で停止され、発進しようとすれば、エンジンが自動で始動しますよね。
さらに、エンジン始動には大きな電力を要するので、頻繁にエンジンを始動していると、カーバッテリーに大きな負担をかけてしまいます。
②停車時もバッテリーに負担がかかっている
アイドリングストップを搭載している車は、停車時にエンジンが止まっているので、カーオーディオやエアコンもカーバッテリーの蓄えた電力で補っています。
そのため、停車中に真夏でエアコンをよく使ったり、渋滞などで長く停車していると、多くの電力を使うことになり、バッテリーに大きな負担をかけてしまうことになります。
③エンジンを守る機能も負担がかかっている
最近の車には充電制御システムが備わっています。
充電制御システムとは、カーバッテリーが充電と放電を繰り返すような仕組みになります。
放電をしている間は、エンジンの負担が軽減し、燃費がよくなるので、このようなシステムが採用されています。
しかしながら、カーバッテリーはある一定の量の電気を充電すると、すぐ放電しなければならないので、負担が大きくなります。
私たちでも1時間寝て2時間活動して、また1時間寝て、という生活をしていると疲れが取れないですよね。
この充電制御システムはカーバッテリーをそんな過酷な状態にしてしまっているのです。
アイドリングストップ車がバッテリー上がりにリスクを減らすには
バッテリーの電力が一番使われるのが、エンジンを始動させるときです。
実は案外簡単なことでリスクを下げることが可能です。
■アイドリングストップ車がバッテリー上がりにリスクを減らす方法
・ライトの消し忘れ
・半ドアにしない
・エンジン停止中にエアコンやカーオーディオを長時間使わない
・バッテリーの充電をするために長めに走る
最近ではバッテリーチェッカーなども安価で売られていますので、常備・こまめにチェックするのも、バッテリー上がりのリスクを減らすことになります。
アイドリング機能自体を止める方法
車種によっては異なりますが、一時的にアイドリングストップ機能をOFFにするボタン(装置)がありますので、取扱説明書などを見て確認してください。
アイドリングストップ機能自体を解除させたい場合は、専用の装置が必要になります。
カーショップなどでも簡単に手に入るので、アイドリングストップ機能が不要な方にはオススメです。
カーバッテリーを定期的に充電しよう
アイドリングストップ搭載車は常に、始動と停止を繰り返しているため、負担が大きいです。
そのため、バッテリーは、常に充電不足に陥っていってしまっています。
充電不足が続いてしまうと、バッテリーの劣化が早まってしまいます。
アイドリングストップ機能を一時止めてみるなどして、定期的にバッテリーを充電してあげましょう。
アイドリングストップが効かなくなる?
アイドリングストップ機能はバッテリーの電力でエンジンの停止や始動をしています。
そのため、バッテリーの充電が底をついてしまい、バッテリーが劣化してしまうと、アイドリングストップ機能が効かなくなってきます。
知っておこう!アイドリングストップについて
基本的に、停車時間が5秒以上なら、アイドリングストップ機能を使った方が燃費は良くなります。
仮に、毎日1時間アイドリングストップをしたとすれば、年間で約310リットル、約3万円の燃費が浮くといわれています。
しかし、一般的にはそこまで運転はしない場合が多く、アイドリングストップ車用のバッテリー本体価格が高いことや、バッテリーの消耗が早いということから、全体的に見るとどちらがお得かは使用者次第といえるでしょう。
ちなみにバッテリーはアイドリングストップを搭載していない車のバッテリーの寿命が3〜4年に対して、アイドリングストップ搭載車のバッテリーの寿命は1〜2年になっています。
バッテリー上がりをしたアイドリングストップ車の対処方法とは
バッテリーが上がってしまったら、救助車を呼んでバッテリーの充電をしてもらうジャンプスタートという方法があります。
また、携帯出来るジャンプスターターがあれば、1人で簡単にエンジンを始動させることが出来ます。
上記が難しい場合には、JAFやロードサービス・バッテリー上がりの専門業者に依頼することをお勧めします。
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バッテリー上がりを防ぐアイドリングストップ車のバッテリー充電時間
渋滞が続いたときなど、「バッテリーの充電が少ないかも」と思ったら、できるだけ長距離走行をするようにしましょう。
信号などの少ない場所で、1時間ほど車を走らせるとかなり充電できます。
アイドリングストップ搭載車では、エンジン停車中にバッテリーを充電するための装置が搭載されています。
充電時用間は、一般的には30秒程度~数分程度の間で行われています。
バッテリーの充電時間は車両の走行状況や電子機器の使用状況によっても異なります。
もし、早く充電したい場合はエアコンやカーオーディオを控えてみましょう。
充電状況を確認するためには、車両の取扱説明書やディーラー、メーカーに確認してみましょう。
アイドリングストップ車がバッテリー上がりになったしまったら
救援車を呼んでジャンプスタートする方法
アイドリングストップ車のバッテリーが上がってしまった場合、救援車を呼んでエンジンを始動させるジャンプスタートの方法です。
①救助車のエンジンを止める
②バッテリーが上がった車側のプラス端子に赤のケーブル
③救援車のプラス端子に赤のケーブルをつなぐ
④救援車のマイナス端子に黒いケーブル
⑤バッテリーが上がった車のマイナス端子に黒いケーブルをつなぐ
⑥ケーブルの接続がきちんとできたら、救援車のエンジンをかける
⑦約1分後、バッテリーが上がったトラックのエンジンをかける
⑧エンジンがかかったら、つないだ時と反対の手順でケーブルを外していく
⑨充電するために1時間以上車を走らせて、十分にバッテリーを充電させる
ジャンピングスターターを使った方法
もし、周りに救援車になれる車がいない場合やジャンプスターターを持っている場合は、1人で対処することが出来ます。
①バッテリーの赤いプラス端子に赤いケーブルをつなぐ
②黒いマイナス端子に黒いケーブルをつなぐ
③車のエンジンをかける
④エンジンが始動したら、エンジンスターターのケーブルをすべて外す
⑤充電するために1時間以上トラックを走らせて、十分にバッテリーを充電させる
カーバッテリー110番
カーバッテリー110番という全国対応のバッテリー上がり専門業者があります。
年中無休で、どの様な場所にも駆けつけてくれるので安心です。
車種によっては、JAFよりもお安くなる場合があるので、まずは電話で問い合わせるとよいでしょう。
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JAF
JAF(日本自動車連盟)の会員であれば、無料で対応してくれます。
高速道路など、危険な場所の場合は無理をせず専門家に依頼する方が安心です。
ただし、会員じゃない場合は1万3千円ほどかかります。
ハイシャル
バッテリーが上がっただけでなく、車自体が古くなってしまった場合は買い替えも視野に入れましょう。
廃車買取業者のハイシャルなら、どんなに古い車や、バッテリー上がりで動かなくなった車でも、0円以上で買取りいたします。
どんな場所でも無料で引取りに伺いますし、車の廃車手続きも無料で行っております。
さらに、自動車税、自動車重量税、自賠責保険などの還付金もすべてお返しするので、とてもお得に廃車することが出来ます。
バッテリーが上がって車の処分をお考えの場合、ぜひご相談ください。
まとめ
アイドリングストップ車のバッテリーは、普通の車よりも上がりやすいことがお分かりいただけたでしょうか?
こまめにバッテリーのチェックをし、早めの交換をお勧めします。
また、いざという時のために、ジャンプスターターなどの充電器を常備しておくと安心でしょう。
アイドリングストップ機能を上手く使って、快適なドライブを楽しみましょう。