予期せぬバッテリー上がりは、車が使えなくなるだけではなく、復旧に時間も手間もかかってしまいます。
「あれっ?バッテリーの電圧が下がっているかも?」と感じたら、迅速にバッテリーの充電をしましょう。
ここでは、アイドリングだけでも充電できるのか、走行するならその目安はどのくらいなのかを解説しております。是非参考にしてくださいね。

【執筆者】
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そもそもバッテリーが充電される仕組みは?
バッテリーは車の電気部分(例えば、エンジン始動時・ルームライト・カーオーディオなど)をになっている部分です。
バッテリーは携帯のように充電された分しか使用できません。
そのため、バッテリーに充電されている電力を消費してしまうとエンジンが始動しなくなる、いわゆるバッテリー上がりの状態になってしまいます。
そのため、車を動かしていなかったり、停車中にライトをつけっぱなしにしてしまうとバッテリーの充電がなくなってしまいます。
バッテリーの充電にはとにかくエンジンを回転させることが重要です。
次の項目で詳しく説明しますが、アイドリングでも充電は可能ですが、どうしてもエンジンの回転数が少ないので、充電する時間も走行するより時間がかかります。
では詳しく説明していきます。
車のバッテリー上がり|アイドリングで充電はできる
そもそもアイドリングとは停車状態でもエンジンが止まっている状態のことをいいます。
普通の車が信号待ちで止まっているような状態です。
この状態だと停車中にガソリンを消費してしまうので、停車中のガソリン消費をなくそうとしたのが、よく耳にしたことがあるアイドリングストップになります。
今回はアイドリングストップ搭載車のバッテリー上がりとは関係のない記事になります。
車を始動させたときに「エンジンのかかりが悪い」「ライト類の光が弱くなった」などと感じたら、バッテリーの電圧が下がっている可能性があります。
しかし、エンジンさえ動かすことができれば、一応アイドリングで充電することができます。
車のバッテリーをアイドリングで充電する際の注意点
アイドリングでも充電できるのですが、いくつかの注意点があります。
アイドリング中はエンジンの回転数がさほど上がらないため発電量は多くありません。当然ながら、充電する量よりも、消費電力の方が多いと蓄電されなくなります。
アイドリングで充電をする際のチェック項目
- カーオーディオをオフにする
- ライトをオフにする
- エアコンをオフにする
- テレビやカーナビをオフにする
- 室内灯をオフにする
- ドアを閉じる(半ドア注意)
これらを守らないと十分な充電が出来ず、またすぐにバッテリーが上がってしまう可能性もあります。
また、急なバッテリー上がりに慌てないためにも、念の為モバイルジャンプスターター(バッテリー充電器)を用意しておくこともお勧めします。
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アイドリングでの目安の充電時間は1時間
アイドリングでの充電時間はバッテリーの残量などによって異なりますが、エンジンの回転数が抑えられているため、1時間ほどかかります。
アイドリングは意外と音が大きいので、早朝や深夜を避け、できるだけ近隣の迷惑にならないように注意しましょう。
ただし、アイドリングでの充電は、走行による充電よりも効率が良くないので、完全にバッテリーが上がっていない場合は走行による充電がおすすめです。
急いでいる場合などは、車を走らせた方がかなり早く充電できることを知っておきましょう!
バッテリーの充電は車を走らせるほうが早い
車を走行させるとエンジンの回転数が多くなります。
エンジンの回転数が多くなると、それだけバッテリーへの充電が増加し、効率が良くなります。
車のバッテリー充電に必要な走行時間は30分
車の走行によるバッテリーの充電は、30分程度でることもありますが、さらに2〜3時間ほどで満タンまで回復します。
走行速度によっても変化しますので、渋滞や街中を避けることも大切です。
▼車の走行による充電時間
バッテリー残量が70%以上 | 30分程度 |
バッテリー残量が50%以上 | 1時間程度 |
バッテリー残量が20%以上 | 2時間程度 |
バッテリー残量が10%未満 | 3時間程度 |
▼バッテリーチャージャーによる充電時間
バッテリー残量が70%以上 | 8時間程度 |
バッテリー残量が50%以上 | 10時間程度 |
バッテリー残量が20%以上 | 12時間程度 |
バッテリー残量が10%未満 | 14時間程度 |
バッテリーが完全に上がってしまった場合は、バッテリーチャージャーを使ってもすぐに充電できない場合があります。

バッテリー上がりでエンジンがかからない場合は?
不意なバッテリー上がりで、車を始動することが出来ない場合は充電をすることも出来ません。
モバイルジャンプスターター(バッテリー充電器)を携帯していたり、協力してくれる車が近くにあれば、ジャンプスタートを依頼することもできますが、それらが出来ない場合は業者に依頼することをお勧めします。
もちろん、近くの自動車整備工場やディーラーに依頼することもできますが、業者によって対応はまちまちです。バッテリー上がりの対応に出張費や夜間料金などが加算され高額になることもありますし、来てもらうのにかなり時間がかかる場合もあります。
その点、カーバッテリーの専門業者だと、どんな場所でも安心して依頼することが出来ます。【カーバッテリー110番】なら、全国274社の加盟店があり、最短5分で駆けつけてくれますし、エンジン始動ブースターサービスは出張費無料で8,000円からなので安心です。
出先などでバッテリーが上がってしまった場合など、いざという時にはカーバッテリー専門業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
バッテリー上がりの原因と予防方法について
車内に1台、モバイルジャンプスターター(カーバッテリー充電器)を準備しておけば、いざという時にも自分でバッテリー上がりの対応をすることが出来ます。
しかし、普段からのちょっとした注意で、バッテリー上がりを未然に防ぐことが出来るのです。よくあるバッテリー上がりの原因を知って、普段から予防することを心がけましょう。
バッテリーの寿命が近い
バッテリーの寿命は3~4年と言われていますが、使い方や車種によって全く異なります。特にアイドリングストップ車の場合は、エンジンの始動や停止回数が多いため、それだけバッテリーに負荷がかかり寿命も短くなります。
バッテリーの充電は出来ているはずなのに、エンジンの始動に違和感があったり、ライト類の光が弱く感じるようになったら、バッテリーの寿命が近いと考え、できるだけ早く交換するようにしましょう。

ライトを消し忘れていた
エンジンが回っていない場合で、ヘッドライトを付けっぱなしにすると、通常3~4時間ほどでバッテリーは上がってしまいます。消し忘れは、夜間だと気が付きやすいのですが、日中だと見た目では分かりません。
特にトンネルなどでヘッドライトを付け、そのまま消し忘れるパターンも多いので、「トンネルから出たらライトの確認をする」「車から降りる時にライトの確認をする」習慣をつけるようにしましょう。
停止時にエアコンを使いすぎた
ヘッドライトよりも電力を消耗するといわれているのがエアコンです。特に夏場のエアコンは低い温度設定にする分、かなりの電力を消費します。
暑い時は、エンジンを切ったままでエアコンを使いたいときもあるでしょうが、必要最低限の利用とし、出来ればすぐに車を運転して充電させると安心です。
車をしばらく動かしていない
バッテリーは車を動かすことで充電されますが、長期間車を動かさないと「自己放電」し、通常1カ月ほど車を放置しているとバッテリーが上がりやすくなります。
バッテリーは放置していても微量な電流が流れており、車の電子制御や時計などは動いているので容量は少しずつ減っていくのです。車をしばらく使わないと分かっている場合は、バッテリーのターミナルを外しておくとよいでしょう。
バッテリー液が冷えている
今回アンケートでは回答がなかったですが、バッテリー液が冷えてバッテリーが上がることがあります。
寒い地域の車がバッテリー上がりを起こしやすいのはこのことが原因です。
バッテリーは中に入っているバッテリー液(希硫酸)が化学反応を起こして電気の充電や供給をしています。
しかし、温度が極端に低くなると、化学反応が鈍くなり、バッテリーの電力出し入れが上手くできなくなります。
ですから、寒い地域なら「寒冷地仕様」のバッテリーが搭載されることが多いのです。冬場に普通のバッテリーで寒冷地へ行く予定があるなど、初めから分かっている場合は、バッテリー専用の保温材などが売られているので準備しておくとよいでしょう。
まとめ
バッテリー上がりを予防するための方法や原因などを解説しましたがいかがでしたでしょうか?
バッテリー上がりは、普段から定期的な運転や、マメなチェックなどである程度防ぐことが出来ます。
また、モバイルジャンプスターター(カーバッテリー充電器)などを装備しておくといざという時に安心でしょう。
万が一のバッテリー上がりでお困りの場合は、バッテリー専門業者のカーバッテリー110番にお任せください。24時間365日全国で受付しており、274社もの加盟店から最短5分で現場に駆け付けます。
エンジンスターターサービスは出張費無料の8000円からで、安心安全にお客様のお車のバッテリー上がりを解決します。バッテリーでお困りの際は是非ご相談ください。