車の修理が必要になった時、実は買い替えた方がお得になることもあります。
今回、車の修理と買い替えはどちらがお得なのか、その判断基準も併せて紹介していきます。

車を修理した方が良いケースについて
車を修理するのか買い替えるのかどちらがお得なのでしょうか。
まず、車を修理した方が良いケースについて説明していきます。
車を修理した方が良い場合は大きく分けて2つあります。
①年式が新しくて走行距離がすくない場合、
②車のローンがたくさん残っている
上記のような場合は修理することをおすすめします。
年式が新しくて走行距離が少ない場合
年式が新しくて走行距離が少ない場合、車に修理が必要となったとしても修理すれば長く乗り続けることができるため、修理した方が最終的な出費を抑えることができます。
損傷や故障の程度にもよりますが、年式が新しい場合は修理をして長く乗ったほうがお得に乗ることができるのです。
車のローンがたくさん残っている場合
また、車のローンがたくさん残っている場合も修理して乗り続けることをおすすめします。
仮にローンが残っていても車を乗り換えることは可能です。
車の売却金額よりもローン残金の方が多い場合、買い替え後の車のローンと二重にローンを支払わなければなりません。

車を買い替えた方がいいケースについて
それでは、次に車を修理するのではなく買い替えた方が良いケースについて説明していきます。
車を買い替えた方が良いケースは大きく分けて6つの理由があります。
修理費用が数十万円以上かかる場合
損傷具合や故障の程度によっては修理費用が高額になることがあります。
たとえば、ドア1枚を交換する場合は国産車で1枚10万円以上、輸入車の場合は1枚30万円以上することがあります。
また、電装系のトラブルについてもコンピューターによる診断が必要になったり、配線を引き直したりしなければならないため、修理費用が高くなりがちです。
なので修理費用が数十万円以上かかる場合は修理せずに買い替えを検討した方が良いです。
年式が古く走行距離が長い場合
年式が古くて走行距離が長い場合も買い替えをおすすめします。
年式が古い場合は経年劣化も発生していることがあるため、修理したとしても別の箇所の故障が起きる可能性が高いです。
さらに、走行距離が長い場合も同様に他の場所の修理が必要になる可能性があります。
年式が古くて走行距離が多い車の場合は修理よりも買い替えた方が費用を抑えることができるかもしれません。
事故を起こして車の骨組み部分が大きく損傷した場合
事故などにより車の骨組み部分が大きく損傷した場合は買い替えた方が無難です。
車の骨組み(フレーム)は車にとってとても重要な部分です。
骨組みが歪んだり損傷したりしていると真っすぐ走ることができないこともあります。
一度損傷してしまった骨組みを修理したとしても、損傷前と同じ強度になることはないため、再び修理が必要になることがあります。
したがって、骨組みが大きく損傷した場合は買い替えることをおすすめします。
水没したり自力での走行が不可能になったりした場合
災害などによって水没したり、事故などによって自力で走行ができなかったりする場合は修理費用が高額になってしまうため、買い替えた方が費用を抑えることができる可能性が高いです。
水没車の場合、ほとんどすべての部品を新品に交換する必要があります。
そのため、車の購入代金よりも修理費用の方が高くなることがあります。
また、事故などで走行できない場合も損傷の度合いが大きいため、修理費用が高額になってしまいます。
水没したり自力での走行が不可能になったりした場合は修理ではなく買い替えた方が良いでしょう。
車のローンの負担が少ない場合
車のローンの負担が少ない場合も買い替えを検討することをおすすめします。
車のローン残金が少ない場合は買い取りをしてもらうことで、残金を相殺できる場合があります。
ローン残金の相殺ができれば、車を買い替えた方が総合的にお得になります。
なぜなら、車は事故などによって損傷を受けた場合、「事故車」として扱われます。
修理をした場合は「修復歴有」という扱いになります。
また、修理した部分以外にも修理が必要になってしまうことがあります。
車のローン残金が少ないのであれば、車を乗り換えたしまった方が車の価値も上がります。
エンジン系統やミッション系統などが故障した場合
エンジン系統やミッション系統が故障した場合は修理費用が高額になります。
エンジンやミッションはとても精密に作られているため、修理が難しい場所でもあります。
故障箇所の特定に時間がかかるだけでなく、部品も高額になり、工賃も比較的高い部分でもあります。
そのため、エンジン系統やミッションの修理が必要になった時は車の買い替えを検討した方が良いでしょう。
車は基本的に修理したほうが安上がりになる
車は基本的に修理したほうが安上がりになることが多いです。
車を買い替えるといっても中古車でさえ金額が高いです。
そのため、修理した方が一般的には安くつきます。
事故の場合は買い替えの方がお得なことが多い
しかし、事故の場合は買い替えの方がお得なことが多いです。
事故で損傷を受けた車の修理費用は高額になってしまうことが多いからです。
そのため、任意保険の補償額と事故車を売却する金額を合わせて新しい車に買い替えた方がお得なことが多いのです。
場合によっては予算を超えてしまうような車種を手に入れることもできるかもしれません。
したがって、修理金額と事故車の売却査定の結果を見て、最終的に判断することをおすすめします。
まとめ
車の修理と買い替えはどちらがお得かについて紹介していきました。
車の修理と買い替えはそれぞれに判断基準があり、それを満たしているかどうかがポイントとなります。
修理か買い替えかどちらか微妙な時は費用や車の価値など総合的に判断することをおすすめします。