車のトラブルの中でも、よく起こりやすいバッテリー上がり。実際に起こってしまうと、どうしようかと頭を悩ませる人も多いはずです。
バッテリー上がりを解決する方法は幾つかありますが、その中の一つとしてガソリンスタンドがあります。
ガソリンスタンドの中には、バッテリー上がりのトラブルを出張で直してくれる所もあり、持ち込むことができれば急速充電も行ってくれます。
しかしガソリンスタンドに助けを求める際は注意点も・・・。
今回はガソリンスタンドでバッテリー上がり直すときの費用や、サービス内容、注意点、またガソリンスタンド以外の対処方法についてもご紹介していきます。

バッテリー上がりはガソリンスタンドでも直せる!ただし注意点も
バッテリー上がりをガソリンスタンドで直してもらうことは可能です。
カーショップなどよりもガソリンスタンドの店舗は多く、田舎などでもすぐに見つけることができます。
バッテリー上がりのトラブルを、ガソリンスタンドに頼むことができれば、とても便利ですよね。
確かにバッテリー上がりをガソリンスタンドにお願いすることはできますが、頼む際には少し注意点もあります。
それは急速充電しか行っていないという点。
確かにバッテリーを急速充電すれば、電圧は復活します。
しかし急速充電はバッテリーへの負担が大きく、何度も行えば確実に劣化が早まってしまいます。


バッテリーの充電にかかる費用は2000円程度
ガソリンスタンドではバッテリーを急速充電してくれます。
そして急速充電にかかる費用は2000円程度。
とても安い金額で対応してくれるのですが、先ほどもお伝えしたように、バッテリーの劣化を早めてしまいます。
また急速充電を行っていない店舗もある為、持ち込む前に連絡し、対応しているかどうかを確認しておきましょう。
出張対応してるかはガソリンスタンドによって変わる
ガソリンスタンドは出張対応を行っていない店舗が多く、ほとんどの店舗が行っていないと考えた方が無難です。
バッテリーの上がった場所から車で5分ほどのところにガソリンスタンドがあるような場面でも出張できないといわれてしまえば、全く意味がありません。

出張対応の費用は10,000〜15,000円程度
ガソリンスタンドの出張費用としては、一般的に10,000円~15,000円程度となります。
金額的にもあまり安くはなく、出張してくれるガソリンスタンドを探すよりも、他の方法を考えた方が効率的だといえます。

ガソリンスタンド以外のバッテリー上がりの対処法
ではガソリンスタンド以外の、バッテリー上がり対処方法を4つご紹介していきます。
知人が近くにいるなら助けを求める
友人、知人もしくは家族に連絡をとり、助けに来てくれるという事であれば、「ブースターケーブル」もしくは「ジャンピングスターター」を持ってきてもらいましょう。
せっかく来てくれてもケーブルが無ければ、バッテリー上がりを起こした車を再始動させることができません。


「ジャンピングスターター」などはネット通販でも手軽に購入することが可能です。
スマホの充電など用途も様々なので、いざという時のために持っておくと便利です。
JAF(ロードサービス)を利用する
車のトラブルといえば、JAFというロードサービスが有名ですよね。
JAFは24時間365日、いつでも迅速に対応してくれるサービスです。
また、会員になればバッテリー上がりの対応を無料で行ってくれる嬉しいサービスもあります。
非会員でも対応を行ってくれるので、もしどこに連絡すればいいのか分からない、という方はとりあえずJAFに連絡をしてみましょう。
カーバッテリー110番もおすすめ
JAFの他に「カーバッテリー110番」もオススメなロードサービスです。
JAFと同様、24時間365日対応しており、加盟店は274社もあります。
出張費が無料なので料金設定も安く、バッテリー上がりのトラブルなら8,980円から対応可能。
こんな低価格でありながら、最短5分で現場に到着してくれる迅速さも持ち合わせており、バッテリー専門のロードサービスなので安心して愛車を任せることができます。

任意保険のサービス利用
任意保険に組み込まれており、対応範囲は限定されていますが、別途で料金を払わずに利用することができます。
JAFを呼んで対応してもらったけど、実は任意保険のロードサービスで対応可能だった方も多いです。
もし愛車の任意保険にロードサービスが付いているか知らない方は、この機会にしっかり調べておきましょう。


バッテリー上がりが起こる原因・理由は?
電気の使いすぎが主な原因
車内で使用している電気機器は、すべてバッテリーから電力を取ってきています。
バッテリーあがりが起きる原因は、バッテリーが充電している電気量よりも多い電力を使用してしまうこと。
- エアコンやライトをつけっぱなしにしている
- 電力消費の高いオーディオ機器を搭載している
- スマートフォンを一気に充電する
- 夜間の走行(ライトの点灯)
- ワイパーの使用
上記の中でも、特に多いのがエアコンやライトのつけっぱなしです。
消すのを忘れてつけっぱなしで車を降りてしまうと、充電されないまま電力が消費されていく一方です。
ですので、電気の使いすぎには注意しましょう。
バッテリーの寿命が近いことも理由の一つ
バッテリーの寿命は、車の使い方によって大きく左右されますが、おおよそ2~3年といわれています。
バッテリーの寿命が近くなると以下のような症状が現れます。一度確認してみましょう。
- ライトの明るさが弱くなっている
- 窓の開閉が遅くなった
- セルモーターの回転が悪くなった
- バッテリー液の減りが早いまたは漏れている
- バッテリーが膨張している
こういった症状が見られる場合は、なるべく早めに交換をし、バッテリー上がりを起こさないようにしましょう。
まとめ
ガソリンスタンドでバッテリー上がりを直すことはできますが、店舗によってはバッテリー上がりのサービスを行っていないところも存在します。
また出張修理に関しても同様で、サービス自体を行っていない店舗は多く、その背景にはセルフサービスのガソリンスタンドが増えたからという理由もありそうです。
バッテリー上がりにかかる費用は
- 急速充電・・・・2,000円~
- 出張対応・・・・10,000円~15,000円
となっています。
またガソリンスタンドの充電方法は急速充電になり、愛車のバッテリーを何度も急速充電すれば劣化が進行してしまいます。
もし愛車がバッテリー上がりを起こしてしまっても、出張してくれなければガソリンスタンドで直すことはできませんし、店舗に持っていかなければ充電できないというのであれば、現実的な方法ではありません。
以上の事からバッテリー上がりを起こした際、ガソリンスタンドでの救助はあまり期待できないでしょう。
ガソリンスタンド以外での対処方法としては、知人に助けてもらう、JAFを利用する、カーバッテリー110番に連絡する、任意保険のサービスを使うなどがあります。
バッテリー上がりの起こった場所の近くにあるガソリンスタンドで対応してもらえれば理想的ですが、あまり対応していないので、適切な対処方法を覚えておき、いざという時にパニックにならないようにしておきましょう。