バッテリーは、その性能や自動車の使用状況によって、寿命は大きく変わります。
とはいえ、きちんとした基準がある訳ではないので、いつ交換すればいいのか判断に迷うこともありますよね。
そこで、バッテリーの寿命の判断の仕方と症状を解説していきます。是非参考にしてくださいね。
車のバッテリーの寿命はどのくらい?
普通に車を運転している状態では、バッテリーの寿命は3年~4年と言われています。
これは一般的にいわれている寿命で、実際は使い方や車種によってもバッテリーの寿命は変わります。
アイドリングストップ搭載車の場合は短くて2~3年、ハイブリット車は4~5年と言われています。
車のバッテリーの交換時期(寿命)を見極める6つの症状
バッテリーの電圧を確認しなくても、寿命が近づくと現れる症状があります。
①エンジンがかかりにくくなった
エンジンを始動する際に、「キュルキュル」と聞こえる始動音が弱々しかったり遅く感じる場合など、違和感があるときは、バッテリーが弱まってきていると判断して良いでしょう。
エンジンは、バッテリーから流れた電力がモーターを回して、エンジンを始動させます。
この時、多くの電力を消費するので、バッテリーが劣化すると、指導音が弱々しかったりと違和感が出てきます。
そんなときは、バッテリーが劣化している合図です。
②ヘッドライトが暗くなってきた
ヘッドライトの明るさも、バッテリーの寿命を知る目安になります。
暗く感じるようになると、バッテリーの電圧が下がっている証拠になるのです。
ただし、LEDライトを使用している場合は消費電力が少ないので、そこまでの変化は感じられないかもしれません。
ヘッドライトの明るさを図るにはポイントがあって、停車中の明るさで確認するということです。
走行中はバッテリーに電力が充電されてしまい、ヘッドライトの明るさが戻ってしまいます。
必ず、停車中にヘッドライトの明るさを確認するようにしましょう。
③パワーウィンドウの開閉スピードが遅くなった
パワーウィンドウの開閉スピードが遅く感じる場合も、バッテリーの寿命を知る手がかりとなります。
パワーウィンドウの開閉にもバッテリーからの電力を消費しています。
ただし、パワーウィンドウ自体の劣化の可能性もあるので、他の症状と合わせた判断が必要でしょう。
④バッテリーの電圧が下がっている
車のバッテリーの電圧は、通常12.5V~12.8V、エンジンがかかっている状態では13.5V~14.5Vが正常とされています。
この電圧の数値が12.5Vを下回ったら、バッテリーの寿命と判断してもよいでしょう。
バッテリーの電圧のチェックは、ガソリンスタンドで依頼することもできますし、車用バッテリーチェッカーや車用バッテリー充電器などを常備しておけば、いつでも調べることが出来て安心です。
バッテリーの電圧が下がっている場合はもちろんバッテリーが劣化している状態です。
できるだけ早くバッテリーの交換をしたほうがいいでしょう。
すぐにバッテリーの交換ができない場合、突然の車のバッテリー上がりに備えて「ジャンプスターター」を用意しておくと安心です。

⑤バッテリー本体の異変や液体に変色がある
バッテリーを見て少しでも異変を感じたら、すぐに交換をお勧めします。
バッテリーの液量を見て基準値より下回っている場合や、端子のまわりに粉のようなものが付いている、またはバッテリー本体が膨らんでいるように見える場合は寿命と考えましょう。
バッテリー液を確認するのは、難しい作業になるので、プロに依頼することをおすすめします。
また、バッテリー液が皮膚につくと炎症を引き起こす可能性があるので、もし自分で確認する場合は手袋を付けて十分に注意して作業を行いましょう。
⑥アイドリングストップが機能しなくなった
アイドリングストップ機能が搭載されている車は、頻繁にエンジンの停止や始動を繰り返すので、バッテリーに負担がかかりやすくなっています。
バッテリーの劣化が進むと、アイドリングストップの機能をOFFにしていないのに、信号待ちや渋滞時などの停車時にエンジンが止まらないなどの症状が出てきます。
アイドリングストップをしなくなったと感じたら、バッテリーの劣化や寿命と判断して良いでしょう。

バッテリー上がりのときの対処法
車に乗ってバッテリーが上がってエンジンがかからないということがあると困りますよね。
ここからはバッテリーが上がる原因と、バッテリーが上がってしまった時の対処法を紹介します。
バッテリー上がる原因はつけっぱなし
バッテリーが上がってしまう主な原因としては、バッテリー電力を消費する機器のつけっぱなしによるものです。
では、バッテリー電力を消費する機器のつけっぱなしとはどういったことなんでしょうか?
例えばこのような場合があります。
・ヘッドライトを付けたままエンジンを切る
・長時間、半ドアにして室内灯が点灯していた
・エンジンをかけずにエアコンをかけていた
・長い間運転しなかったため、自然放電していた
・ドライブレコーダーの駐車監視機能を使っていた
・バッテリーが古くなっていた
このような状態になるとバッテリーは上がってしまいます。
バッテリーは経年劣化していくので、必ず3〜4年で交換するようにしましょう。
バッテリーが上がった時の対処法
バッテリーが上がってしまったとき、実際にどうしたらよいのでしょうか?
バッテリーが上がってしまったときの対処法としては、バッテリーを充電するというのが応急処置として挙げられます。
バッテリーを充電する方法は、以下の通りになります。
・ほかの車のバッテリーとブースターケーブルにつなぐ
・ロードサービスに依頼する
・ジャンプスターター(小型バッテリー)を使う
ロードサービスは天候や道路の込み具合にもよりますが、電話やメールで伝えれば、約30分〜1時間ほどで来てくれます。
※料金やサービス内容は利用するロードサービスによって異なります。
ジャンプスターターはエンジンに対応した小型バッテリーになります。
安価なものは数千円、高価なものは1万円程度なため、いざというときに置いておくことをおすすめします。
バッテリーが上がった時は点検してもらおう
応急処置として、バッテリーを充電したとしても、バッテリー上がりを起こしたときは点検してもらいましょう。
一度バッテリー上がりを起こしてしまったバッテリーは劣化が進行してしまいます。
特にバッテリーを交換してから数年たっている場合は交換することをおすすめします。
バッテリーの寿命は突然来る?
バッテリーの寿命は突然くることがあります。
最近のバッテリーは寿命が尽きる寸前まで使えることが多く、バッテリーが弱ってきた前兆が分かりにくい傾向があります。
そのためにもジャンプスターターなどといった応急処置ができる機器や定期的な点検など、できる対策はしておきましょう。
バッテリーの寿命を縮める車の乗り方と改善方法
バッテリーの寿命は、車の使用状況によって長くも短くもなります。
どういったことが寿命を早めてしまうのでしょうか。
また、その改善方法も解説します。
車に乗る頻度が少ない・短距離走行が多い
バッテリーは車を走らせることで充電されますが、長期間車を動かさないと「自己放電」し、約1カ月でバッテリーが上がってしまいます。
また、ちょい乗りなど、走行距離が短い場合も充分に充電することが出来ないため、バッテリーの性能が劣化しやすくなります。
こういったことが続くとバッテリーの消耗が早くなり、寿命を短くする原因となるのです。
車に乗る予定が無くても定期的に車を走られるようにしましょう。目安は1週間に1回~2回、時速50~60㎞で20分以上車を走行させるようにします。
ライトを付ける時間帯に車に乗ることが多い
昼間に比べて夜間に車を使用する場合、どうしてもヘッドライトライトや電装品の使用が多くなりがちです。
ライトを長時間使用すると、電気の使用量が蓄電量より多くなってしまうことで、過放電という状態になってしまいます。
過放電とは電池の容量が0%になってしまったときに、さらにエネルギーを取り戻そうとして放電してしまう状態のことを言います。
過放電の状態になると、バッテリーの劣化は早まってしまいます。
特にヘッドライトは電力の消費が多いので、バッテリーの消耗が早く、寿命を短くする要因になります。
ヘッドライトを付けて走行する際は、他の電装品の使用を最小限に抑えるようにします。また、できるだけ車をヘッドライトを使わない昼間に乗る様に心がけるとよいでしょう。
ライトやスイッチが常についている状態になっている
使わないライトやスイッチ類が常についている場合があります。
室内灯などは、昼間に誤って点灯しても気が付きにくくなっています。
また、トンネルに入った際のヘッドライトの消し忘れなどはよくある事で、そういった事の積み重ねがバッテリーに負担をかけてしまいます。
今の車の多くは、ライトやスイッチが入っていることをお知らせする機能もありますので、車を降りる際は必ず確認することを習慣にしましょう。また、トンネルから出たときなどは、必ずライトの確認が必要です。
アイドリングストップを使用する機会が多い
アイドリングストップ車は、停車中にエンジンを自動的に切る事で、燃費や排気ガスを抑えることが出来ます。
一方で、エンジンの始動や停止を繰り返すことになり、バッテリーへの負担は大きくなり、寿命が短くなるのです。
アイドリングストップ車はバッテリーの劣化も早いので、早めの点検・交換をしましょう。
アイドリングストップが頻繁に起こる渋滞時には、アイドリングストップ機能をOFFにすると良いでしょう。エアコンやヘッドライトなど消費電力が多いものを使用する時も、アイドリングストップ機能を使わないようにすると、バッテリーへの負担が軽減されます。
電気を多く消費するアクセサリーを車に搭載している
エアコン、ドライブレコーダー、カーオーディオ、ナビゲーションシステム、など、今の車には様々な電装品が必要不可欠になっています。
しかし、それらは電気を多く消費するので、バッテリーに負担がかかります。
特に、エンジン停止中に使用すると、すぐに電力が足りなくなり、バッテリー上がりの原因となります。
複数使いをすると、バッテリーの負担が大きくなるので、必要以上に電装品を使わないことを心がけましょう。特に、短い距離しか走行しないのに、電力消費が大きい電装品を使うと、充電が間に合いません。
一度上がってしまったバッテリーは、性能が落ち寿命が短くなります。こまめに電圧のチェックを行うか、十分な走行をしてバッテリーの充電を心がけましょう。
極度の低温や高温の環境で車に乗る
極度に気温が低い場合、バッテリー内部の化学変化が起きにくくなり、電圧が低下します。
バッテリー液そのものが凍結している場合もあるので、そのままエンジンを始動しようとするとかなりの負担がかかります。
反対に、高温の環境下で使用する場合は、クーラーなどの使い過ぎによってバッテリーの消耗が大きくなるのです。
寒冷地では、容量の多い寒冷地仕様のバッテリーを用意します。また、雪を避けるため、できるだけ屋根のついている場所に駐車するように心がけましょう。
高温で使用する際も、容量の多いバッテリーを使うようにします。
バッテリーを長持ちさせるポイント
バッテリーを長持ちさせるには、日々のメンテナンスがとても重要になってきます。
ポイントを紹介するので、バッテリーを長持ちさせたい方はぜひ参考にしてみてください。
バッテリーを定期的に点検してもらう
車のバッテリーは一見しただけでは充電状況や電圧などは分かりません。
燃料を入れる際にガソリンスタンドに依頼すれば、無料でバッテリーの電圧測定をしてもらうことができます。
定期的に点検してもらい、常にバッテリーの状態を把握しメンテナンスすれば、おのずとバッテリーの寿命は長くなります。
バッテリー上がりを起こさない
先ほども紹介したように一度バッテリー上がりを起こしてしまうと、バッテリーを交換する可能性がでてきます。
バッテリー上がりを起こさないように、車内機器の使いすぎや、つけっぱなしには注意しましょう。
急なバッテリー上がりは「カーバッテリー110番」に問い合わせよう
バッテリーが劣化してしまうとバッテリーが上がりが起こってしまう場合もあると思います。
予期しないバッテリー上がりには困りますよね。
【カーバッテリー110番】では、電話で問い合わせると約5分で駆け付けてくれて、エンジンを起動させてくれます。
「急に電話で呼ぶと料金は高いのでは...?」と思われるかもしれませんが、出張費0円でジャンプアップ代金(8000円~)のみでバッテリー上がりを直してくれます。
【 カーバッテリー110番】なら24時間365日受付なので急なバッテリー上がりでも対応してくれて、ありがたいですよね。
車のバッテリーは定期的に点検してもらおう
車のバッテリーは一見しただけでは充電状況や電圧などは分かりません。
燃料を入れる際にガソリンスタンドに依頼すれば、無料でバッテリーの電圧測定をしてもらうことが出来ます。
定期的に点検してもらい、常にバッテリーの状態を把握しメンテナンスすれば、おのずとバッテリーの寿命は長くなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バッテリーの寿命は車の使い方に大きく左右されます。
しかし、運転の際に少し気をつけるだけで、バッテリーの負担を軽くし、性能を充分に発揮させ、長持ちすることが出来るのです。
それには、自分の車や使用状況にあったバッテリーを選ぶことも大切です。
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