約3~4年に1度訪れる、バッテリー交換の時期。毎回業者に持っていくと、お金も手間もかかりますよね。
自分で出来たら業者を呼んだり、車を持ち込む手間もなくて楽ですよね。
今回はバッテリー交換は自分でできるのか解説していきたいと思います。
バッテリー交換を自分でしようか悩まれている方は是非参考にしてみてください。
バッテリーの交換は自分でできる?
バッテリー交換は自分でも行えます。
自分でバッテリーを交換できると、お店に行かなくていいですし、費用も安くなるので、楽ですよね。
バッテリー交換は手順や準備物を間違えなければ、交換することができます。
どうやって交換するのか、どんな道具を準備すればいいのか順番に紹介していきます。
当然、バッテリー交換をするときはリスクもありますので、そのことも踏まえて説明していきます。
バッテリー交換を自分で行うときのリスクは?
自分でバッテリー交換を行うときは、リスクが伴います。
実際にどんなリスクがあるのか説明していきたいと思います。
これからバッテリー交換を自分で行おうと思われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
端子が接触してショートする
バッテリー交換でよく起こるのが、火花が散るショートという状態になることです。
ショート状態になる原因としては以下の2つになります。
・工具などでマイナス端子とプラス端子を同時に触れてしまう
・マイナス端子を外す前にプラス端子を外してしまう
バッテリーはプラス端子から様々な部品を通ってマイナス端子へと電流が流れています。
そのため、マイナス端子を外そうとしているときにプラス端子を同時に触れてしまうとショートを起こしてしまいます。
また、順番を間違えてプラス端子を先に外してしまうと、工具が電気を帯びてしまいます。
電気を帯びた工具で、ほかの金属部分に触れてしまうとショートを起こしてしまいます。
車が不調になる可能性がある
車の不調というのは、運転しにくくなるということです。
なぜそのようなことが起きるのでしょうか。
理由はバックアップを取っていないからです。
バッテリー交換時にバックアップを取っていないと、ナビやラジオの設定が消えてしまったりしてしまいます。
それだけでなく、最近の車に搭載されている学習機能もバックアップを取っていないと初期化されてしまい、学習機能で蓄積されたデータも消えてしまいます。
学習機能は、エンジンを最適化してくれたりするので、初期化されるとアイドリングストップに不具合が生じてしまう可能性があります。
バッテリーを選び間違える
バッテリーは車にあったサイズ、規格、容量を選ぶ必要があります。
例えば、アイドリングストップ機能を搭載している場合は、アイドリング車専用のバッテリーがあったりします。
また、性能の低いバッテリーを選んだ場合は、バッテリーの寿命が早まってしまうこともあります。
そのため、自身の車にあったバッテリーを選んでみましょう。
ナットを締めすぎる
バッテリー交換の際に、端子についているバッテリーのナットの締めすぎには注意しましょう。
ナットを強く締めすぎると、金属疲労でターミナルが割れて、端子から外れてしまうこともあります。
ターミナルというのはバッテリーの部品で、プラスとマイナスの端子につながっている部分です。
端子が外れてしまうとエンジンがかからなくなってしまいますよね。
バッテリー交換の際のナットの締めすぎはよくあるので、交換時は締めすぎに注意しましょう。
バッテリーを持ち上げられない可能性がある
バッテリーはとても重く、10㎏〜13㎏も重さがあります。
重いものだと、なんと重さは18㎏にもなります。
さらに作業時には持ち上げたりする必要が出てくるので、腰を痛めやすいです。
バッテリー交換作業前に確認すること
バッテリーの交換作業に入る前に、いくつか準備・確認することがあります。
バッテリー交換前にどんな準備をする必要があるのでしょうか?
順に説明していきたいと思います。
車にあったバッテリーの準備
先ほどもお伝えしたように、車のサイズに合ったバッテリー選びは重要です。
バッテリーを選ぶ際には、現在車に装着されているバッテリーを確認しましょう。
バッテリーの上面に表示された形式を参考にします。
通常車であれば「55B24R」や、アイドリングストップ車であれば「Q-B5」というような表記があります。
同じ車種でも年式やグレードによってバッテリーの種類は異なるので、必ずバッテリーの表記を確認しましょう。
バッテリーの選び方については、後半詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
交換に必要な道具をそろえる
バッテリー交換時に必要な道具をそろえておきましょう。
準備するものは以下の通りになります。
・スパナ
・絶縁できる手袋(軍手など)
・バックアップ電源
スパナに関しては、国産車はほとんど10㎜以下のナットが使われていますが、例外もあります。
ナットの大きさを確認してから、スパナを買うことをおすすめします。
バッテリーには電気が流れているので、感電しないように軍手などの絶縁できる手袋をつけて作業をしましょう。
バックアップ電源については次の項目で詳しく説明していきます。
メモリーバックアップを取る
注意点でもお伝えしましたが、必ずバッテリー交換時にはメモリーのバックアップを取っておきましょう。
交換中は車に電気が送られなくなるので、車に搭載されている機器のデータはリセットされてしまいます。
データをリセットされないように、バックアップを取る必要がありますが、その時に必要なのがバックアップ電源になります。
メモリーバックアップを取る方法と注意点
メモリーバックアップを取るためには、バッテリー交換中に車に電気を流し続ける必要があります。
そこで、バックアップ電源を使って、バッテリー交換中でも車に電気を流し続けます。
バックアップ電源には
・カーバッテリーのターミナルにクリップをつなげて使うタイプ
・シガーソケットに差し込んで使うタイプ
があります。
どちらも2000円前後なので、お手軽ですよね。
バッテリーの交換の手順
①エンジンを停止する
バッテリーの交換作業をする前は必ずエンジンを停止させ、キーを抜きます。
また、その際にバッテリーがどこにあるのか確認しておきましょう。
もし、わからない場合はディーラーに問い合わせたり、車両説明書で確認してみましょう。
②メモリーバックアップ機器の接続
エンジンが切れたら、バックアップの作業に入ります。
先ほど、紹介したバックアップ機器を使います。
バックアップ機器のマイナス機器をバッテリーのマイナス端子のターミナル部へ、プラス機器はバッテリーのプラス端子のターミナル部へ接続します。
作業中にバックアップ機器のクリップをひっかけて外れないように十分気をつけて作業しましょう。
③マイナス端子を取り外す
エンジンを切った後、まず取り外すのはマイナス端子から。
というもの、車は動いていない場合でもコンピューター類に微量の電流が流れているため、プラス端子から外すとショートしてしまうのです。
マイナス端子は車体にボディーアースされているため、ショートすることはありません。
④プラス端子を取り外す
次にプラス端子を取り外します。
プラス端子は樹脂カバーがついているので、それを引き抜いてから取り外しましょう。
⑤固定金具(ステー)の取り外す
バッテリーを固定しているステーを取り外します。
10mmサイズのレンチやスパナを使用しますが、どのように固定されているかを確認しながら行うと、新しいバッテリーの取り付けがしやすくなります。
⑥バッテリーを載せ替える
バッテリーによっては持ち手などがついている場合があります。
とはいえ、かなり重たいので、落とさないように注意押しながら垂直に引き上げます。
バッテリーを外した後のトレイ(受皿)が汚れている場合は、サビの原因にもなりますので、水洗いなどをして綺麗にしておきましょう。
新しいバッテリーを取り付けます。
この時、必ずプラス端子やマイナス端子の向きが合っているのか確認しましょう。
⑦固定金具(ステー)を取り付ける
きちんとトレイ(受皿)に乗っているか、ズレていないかを確認した後、ステーを取り付けます。取り外しの時に確認していると、迷わず行うことができます。
固定する時、締め付けがきついとバッテリーが破損する恐れがありますので、締めすぎないように気をつけましょう。
⑧プラス端子を取り付ける
取り外しの時と反対に、プラス端子から取り付けていきます。
ナットで締めて固定したら、カバーをかけます。
⑨マイナス端子を取り付ける
最後にマイナス端子を取り付け、ナットで固定します。
全て取り付けたら、バッテリー本体のズレやぐらつきがないか、端子が外れそうになっていないか確認しましょう。
⑩メモリーバックアップを外す
終わったら最後にバックアップ機器を取り外します。
交換作業はこれで終わりですが、電気を扱ったり、車の重要部分ですので、交換中でも慎重に作業してください。
次の項目で交換作業中の注意点を紹介していきたいと思います。
交換作業中の注意点
交換作業中にも注意することが2つあります。
実際に交換するときには、この2つのことを意識しながら交換しましょう。
バッテリー端子を接続する順番
バッテリーの交換は意外と簡単な作業ですが、必ず守らなければいけないことがあります。
それは「バッテリー交換の際は、端子を接続する順番がとても重要」だということ。
電気の流れを遮断するために、バッテリー端子の接続は「-」→「+」→「+」→「-」の順番であることを覚えておきましょう。
作業中のプラス端子とマイナス端子の接触
作業中にマイナス端子のナットを締めているときにプラス端子に工具が触れてしまうとショートしてしまいます。
ショートしないように、マイナス端子に触れているときにはプラス端子には絶縁カバーなどで保護をして、ショートしないように予防しておきましょう。
バッテリーの選び方とおすすめの購入先
上記のように、バッテリーの交換は、取り付けの手順さえ守ればそんなに難しいものではありません。
しかし、適正なバッテリーを選んでいることが前提となります。
一見同じように見えても、適正ではないバッテリーを取り付けると故障の原因にもなります。
自分の車に合ったバッテリーを選ぶようにしましょう。
自分の車についてるバッテリーを確認しよう
バッテリーを選ぶときは、バッテリーのサイズ、容量など、つぎのことを確認する必要があります。
本体の記号を確認する
必ずバッテリー本体に書かれている記号を確認しましょう。
※海外製品の場合、日本の規格表記とは異なるので注意が必要です。
サイズを合わせる
JIS規格では、バッテリーの側面サイズによって区分が決まっているので、自分の車に合ったものを選びます。
容量を選ぶ
同じ規格のカーバッテリーでも容量(性能)は異なります。
できるだけ電気容量が大きいものを選んだ方が安心です。
端子の向きを確認する
容量が同じでも、車の種類によってはカーバッテリーの端子の向きが異なる場合があります。
必ず自分の車の端子の向きと同じ物を選びます。
実際にバッテリーを購入しよう
バッテリーはディーラーや整備工場などで購入すると、自分の車にピッタリの物を選んでくれて安心です。
とはいえ、純国産有名メーカーのものをお勧めされることが多く、価格もほぼ定価でお得感がありません。
せっかく自分でバッテリーを交換するならば、バッテリー本体もお得に購入したいですよね。
一番安く購入できるのは、やはりネットです。
同じバッテリーでもディーラーでの販売価格の半分ほどで手に入れることも可能です。

種類がありすぎて、どれを選ぶべきなのでしょうか。

しかし、もっと安く済ませたい場合などは困りますよね。
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その上、交換後の不要なバッテリーは無料で回収させていただきます。交換後のバッテリーはその処分に悩まされるもの。
カーエイドストアなら、バッテリーを交換した後も余計な手間がかかりません。また、3,980円以上のお買い上げで送料は無料になるのでとってもお得です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分でバッテリーの交換が出来るようになれば、急なバッテリー上がりの時でも慌てずに冷静に対応することが出来ます。
業者へバッテリー交換のための持ち込みの手間や、作業工賃も必要なくなります。
さらに、格安でバッテリーを購入すれば、かなりお得にバッテリー交換をすることが可能です。
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