バッテリーは、普段車を運転している時にはあまり気にはなりませんが、車を始動させたり電装機器に電力を供給したりと、最も重要な装備の一つといえるでしょう。
いざという時に慌てないためにも、バッテリーの充電方法や、上がってしまったときの対処法などを詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
投稿が見つかりません。車のバッテリーを充電する方法
バッテリーを充電するには4つの方法があります。
- 走行して充電を行う
- 業者に依頼する
- バッテリー充電器を使用する
それぞれ順番に説明していきます。
走行して充電を行う
車のバッテリーは走行することでも充電ができます。
車を走行させるとエンジンが回転します。それにともなって発電機が動き、カーバッテリーが充電されます。
バッテリー上がりを起こしてしまったバッテリーの場合、バッテリーを充電するための走行時間は最低でも30分といわれています。
バッテリーの充電を満杯にするためにはカーオーディオや室内灯などの車で使用する電気を極力使用せず2〜3時間走らせる必要があります。
アイドリング搭載車の場合はアイドリング機能をきって走行することで充電することができますよ。
業者に依頼する
一番安心なのは業者に依頼することですよね。
依頼できる業者は
- ディーラー
- カー用品店
- ガソリンスタンド
- 整備工場
などになります。
車検や法定検査でも上記のような業者を使う人は多いと思いますので、その時にバッテリーの状態や充電状況を見てもらうのもよいでしょう。
急なバッテリー上がりの場合はぜひ近くの業者に頼むようにしましょう。
バッテリー充電器を使用する
バッテリー充電器があれば、自分でバッテリーを充電することができます。
古い車や寒い地域の場合はバッテリーが上がりやすいですよね。
バッテリー充電器を持っていればいざというときも対応することができますし、古いバッテリーでバッテリー上がりが不安な場合も対処することができます。
後半でバッテリー上がりの使用方法について説明しているので、気になる方は参考にしてみてください。
車のバッテリーの充電が必要なタイミング
バッテリーは急に上がってしまうと思うかもしれませんが、バッテリーの電圧が低下している時には様々な「兆候」があります。
- エンジンを始動する時、セルモーターの回る音が遅い気がする
- エンジンがかかりにくい
- ライト(ヘッドライト、室内灯)の照明が暗い
- ブレーキを踏むとエンジンの回転数が下がる時がある
など、ちょっとした違和感があれば、バッテリーの電圧が下がっている可能性があります。
その他、ライトの付けっぱなしに気が付いた時や、長期間車を動かさなかった場合、自然放電などによってバッテリーが上がりやすくなっています。
エンジンがかかり次第、ある程度の距離を走って、十分に充電をするようにしましょう。
バッテリーが上がってしまったとき
バッテリーが上がってしまった時には、いくつかの方法があります。
救護車を呼べる場合は、ジャンプスタートを依頼してエンジンを始動することが出来ます。救護車を頼めない場合は近くの自動車整備工場やガソリンスタンドで充電してもらう方法があります。
また、とにかく早く車を始動させたい場合は、新しくバッテリーを購入して交換してもよいでしょう。
しかし、高速道路など、危険な状況では、必ずロードサービスを依頼するようにします。
長期使用による劣化で電圧が低下しているとき
一般的にバッテリーの寿命は3~4年と言われています。そのくらいになると、普通に使っていても劣化が進み充電の上限が低下するので、いつバッテリーが上がってもおかしくない状態になります。
エンジンのかかりが悪いな、などと感じたらいつも以上に充電することを心がけ、それでも回復しないようなら早めのバッテリーの交換を行いましょう。
また、アイドリングストップ車の場合は、エンジンの始動や停止が多く、バッテリーに負荷がかかりやすいので、より早めの交換が必要になります。
車用バッテリー充電器の使用方法
ここからは車用バッテリー充電器の使い方を紹介していきます。
充電時間は普通充電で6時間~10時間かかります。余裕をもって受電を行うようにしましょう。
また、充電は手順通りに行えば、さほど難しくはありませんが、間違った方法で行うと危険を伴います。
下記に充電器の使い方を説明していますが、手持ちのバッテリー充電器の説明書をよく読んで、指示に従うようにしてください。
車用バッテリー充電器の使い方
- 車をコンセントがある場所に移動させます。車のエンジンを止め、ボンネットを開けてバッテリーを確認します。
- 赤いバッテリー充電ケーブルをバッテリーの+極(赤色)につなげ、黒い充電ケーブルを-極(黒色)につなげます。
- バッテリー充電器をコンセントに接続し、電源を入れます。
- バッテリー充電器を操作して、アンペア数などを設定します(充電器によって表示方法は異なります)
- バッテリー電圧と充電量を確認し、充電量が90%近く(適正電圧は12.6~13V)になったら充電終了となります(過充電になるとバッテリーに負担がかかります。)
- 充電が終わったら、バッテリー充電器の電源を切り、コンセントを抜きます。それから充電ケーブルを外します。
車用バッテリー充電器を使用するときの注意点
バッテリーを車に乗せたまま充電ケーブルをつなぐ際、+極と-極を間違えると、車内の電子機器が故障する恐れがあります。
また、バッテリーの電解液の希硫酸が飛び散り、車へのダメージが大きい場合もあります。
バッテリーと繋ぐ際は慎重に注意して行い、すこしでも心配な場合は、バッテリーを車から降ろして行うようにしましょう。
また、時間はかかりますが「普通充電」を選ぶようにしましょう。急速充電は、素人が行うと危険もあり、バッテリーへの負担も大きくなります。どうしても急速充電が必要な場合は、業者にお任せするようにします。

カーバッテリーに充電ができない場合の原因
バッテリーの充電方法を試してもバッテリーが充電できない場合は車の部品が故障している可能性があります。
では、どこが故障しているのか説明していきます。
オルタネーターが故障している
オルタネーターは車の走行に必要な電気を生み出す装置になります。
そのため、故障してしまうともちろんバッテリーに充分な電気を補給できなくなります。
オルタネーターが故障してしまうと途中で止まってしまったり、エンジンがかからなくなってしまいます。
異変を感じたらすぐ点検に出しましょう。

バッテリー本体が故障している
もちろんバッテリーが故障してしまった場合は充電することができません。
バッテリーが故障する原因は経年劣化や電装負荷が多い、高温環境や低温環境が続くといった状態だとバッテリーが劣化して故障してしまいます。
また、バッテリーの寿命は2〜3年なのでそのぐらいになったら交換するか点検を行いましょう。
バッテリーの交換が必要になった場合
車のバッテリーの交換が必要になったら交換するか時期を見定めましょう。
すぐ新しい車を買う予定がある場合はバッテリー交換を行ってもお金がもったいない場合があります。
バッテリー交換は交換する場所や方法にもよりますが約5,000〜5万円程します。
決して安いわけではないですよね。

まとめ
いかがでしたでしょうか?バッテリーは日常的に車を動かし、3~4年程度で定期的に交換すれば「バッテリー上がり」などの心配はほぼありません。
しかし、「長時間のライトの付けっぱなし」など、ちょっとした不注意で、ふいに上がってしまうこともあるでしょう。いざという時も上記のような対処法を知ることで、安心なカーライフを送る事が出来ます。
どんなバッテリーを選べばいいのか分からない、お得にバッテリーを交換したいという方は、是非カーバッテリー110番をご利用ください。