飛び石などが原因でフロントガラスにヒビが入ってしまった経験をされた方もいらっしゃるでしょう。
修理で対応できれば修理費用を抑えられますが、交換が必要になった場合は交換費用が高いことに驚かれるかもしれません。
できるだけ費用を抑えるために自分でフロントガラスの交換に挑戦してみたい!と思われる方も多いと思います。
そこで、今回はフロントガラスを自分で交換する方法や必要な工具について紹介していきます。ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
フロントガラスを自分で交換するのは危険
フロントガラスを自分で交換すること自体は不可能ではありません。しかし、非常に危険なのも事実です。
しっかりとフロントガラスが固定されていなければ、走行中に外れてしまうこともあるかもしれません。さらに、雨が降ったときに雨漏りが起きてしまうこともあるでしょう。
走行中にフロントガラスが外れると自分だけでなく他の車にも迷惑がかかってしまいます。また、雨漏りが起きると他の部品にも影響してしまい、余計な修理代がかかってしまう場合もあります。
フロントガラスの交換が必要な目安
フロントガラスにヒビが入ったからといってすぐに交換が必要になるわけではありません。
たとえば、1cm~3cmくらいのヒビであれば修理で対応できる場合があります。
しかし、500円玉以上の大きさになると修理できない場合がほとんどです。その場合はフロントガラスを丸ごと交換しなければなりません。
- 500円玉の大きさを超えるとき
- フロントガラスの端に傷がある
- 運転視界の中に傷がある
そのほか、フロントガラスの外枠から20cm以下の範囲にヒビがある場合も強度の関係から修理できないこともあるでしょう。

【DIY】フロントガラスを交換する方法
フロントガラスの交換を業者に依頼した場合、フロントガラス代だけでなく工賃がかかってしまうので費用が高くなってしまいます。
DIYで行えば工賃がかからないので費用を抑えられますが、適切な手順・方法で行わなければフロントガラスの落下、雨漏りの原因となってしまいます。
これから紹介するのは実際にプロが行っている交換方法です。DIYを検討している方はリスクがあることも理解した上で交換作業を行いましょう。
①フロントガラス周りにテープを貼る
まず、フロントガラスの周りに養生テープを貼っていきます。フロントガラスの脱着の際にピラーやボディに傷が付かないように念入りに養生作業を行いましょう。
そして、養生テープの上からガムテープを貼り、保護面を強化させるのがポイントです。養生テープだけだとガラスが貫通してしまい、ボディに傷が付いてしまう可能性があるのです。
ボディの傷を予防するために、養生テープの上からガムテープを貼るのをおすすめします。
②ワイパーなどの部品を外す
養生作業が終わったら、ワイパーなどの部品を取り外します。ワイパーはボルトで取り付けられているのでレンチなどを使用すれば簡単に取り外せます。
また、カウルトップという樹脂パーツやガラス周りのゴムも取り外しておきましょう。
③フロントガラスの接着剤を切り取る
フロントガラス自体は強力な接着剤で取り付けられているため、接着剤を切り取る必要があります。ただ、普通のカッターでは綺麗に切り取ることはできないでしょう。
ガラス交換専用のウインドウカッターという特殊な工具が必要になります。ウインドウカッターを使用する際は、長さが短いものから使用していき、慎重に接着剤を切り取っていきます。
ただし、完全に切り取れたかどうかを判断するのは感覚しかないので、難しい工程の一つといえるでしょう。
④吸盤を使ってガラスを外す
フロントガラスを取り外すときは大きな吸盤を使用します。吸盤をガラス表面に固定して、ゆっくり持ち上げましょう。
この際、フロントガラスの置き場所を確保してから作業することが大切です。
⑤残った接着剤を取る
スクレーパーを使用してボディ側に残った接着剤を綺麗に取り除いていきます。古い接着剤が残っていると上手く固定できない場合があるので、しっかり取り除きましょう。
そして、綺麗に接着剤を取り除いたら汚れを落としながら油脂や水分を拭いていきます。
⑥新しいフロントガラスにガラスモールをつける
次に新しいフロントガラスにガラスモールを取り付ける作業を行います。ただし、ガラスの種類によってはガラスモールを取り付けるタイミングが異なるので、製品に合わせて対応しましょう。
⑦ダムラバーを付ける
ダムラバーという厚さのあるゴムを取り付けていきます。ダムラバーは接着剤が溢れないようにするのが役割です。
ダムラバーを使用しなければ、接着剤が溢れてしまいボディやガラスが汚れてしまうので、必ず取り付けましょう。
⑧フロントガラスの接着剤をつける
フロントガラスに接着剤をつける工程では、下地材をつけるところから始めましょう。あらかじめ下地材をつけておくことで接着剤がなじみやすくなり、綺麗に硬化してくれます。
そして、電動ガンを使用してフロントガラスに接着剤をつけていきましょう。
⑨新しいガラスを接着する
新しいガラスに接着剤を付けたら、いよいよボディに取り付ける作業です。フロントガラスを取り付ける際は、2人で行うことをおすすめします。
2人で慎重に位置を合わせてフロントガラスをはめ込んでいきます。
⑩外した部品を戻す
ガラスを取り付けたら、ワイパーやカウルトップなどのパーツを戻していきましょう。すべて戻し終わったら完成します。
フロントガラス交換後の注意点
フロントガラス交換後に注意しておくポイントについて解説していきます。
フロントガラス交換後は窓を開ける
フロントガラス交換直後は窓を開けておかなければなりません。というのも、室内と室外の空気圧の影響でガラスが動いてしまう可能性があるのです。
特に、窓を閉めるときに内圧と外圧との差で接着剤が浮いてしまうこともあるので、交換直後は窓を開けたままにしておきましょう。
フロントガラスを処分する方法は?
古いフロントガラスは不燃ごみとして出すことができます。ただし、自治体によって取り扱いが異なるので、事前に確認しておきましょう。
フロントガラスの交換はプロの業者へ依頼するのがおすすめ
フロントガラスの交換作業は手間がかかるだけでなく、慎重さが求められます。また、新しいガラスを取り付ける際は1人では難しく2人での作業が必要になります。
また、ウインドウカッターや大型吸盤などの特殊な工具が必要になるので、自分で行う場合は道具を揃えなければなりません。
ただ、道具や接着剤などをすべて揃えるとお金がかかってしまいますよね。

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まとめ
フロントガラスの交換費用は高額になることがあるので、できるだけ費用を抑えるためにDIYを検討される方も多いでしょう。
しかし、フロントガラスの交換を自分で行うのにはリスクが伴います。また、専用工具や接着剤などが必要になるので、すべてを一から揃えるとなるとプロに依頼したほうが安い場合もあります。
フロントガラスの交換を検討されている方はぜひプロに相談しましょう。
