スタッドレスタイヤを使用する地域では、夏タイヤからスタッドレスタイヤ、スタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換を毎年行う必要があります。
しかし、タイヤ4本分の置き場所に困っている方もたくさんいらっしゃいます。
また、適切な方法で保管しておかないとタイヤの劣化が早まってしまい、寿命が短くなってしまいます。
そこで、今回は整備士が選ぶ車のタイヤカバーを紹介していきます。

車のタイヤカバー選び方と注意点!
車のタイヤカバーにはいくつか種類があります。
タイヤの置き方や保管場所に応じて適切なタイプを選ぶようにしましょう。
それでは、どのような物を選べば良いか説明していきます。
タイヤの置き方に合わせて選ぶ
タイヤの置き方に合わせてタイヤカバーを選ぶことをおすすめします。
たとえば、タイヤを縦置きにするのか平置きにするのかで選ぶべきタイヤカバーが異なります。
- 置きタイプ
タイヤラックを使用せずにタイヤを縦にして保管する方法があります。縦置き対応の場合はタイヤを一本ずつ覆うことができるタイヤカバーを選ぶようにしましょう。一本ずつカバーをかけることにより、ゴミやほこりが入りにくくなり、タイヤの劣化を防ぐことが可能です。 - 平置きタイプ
一方、縦置きとは異なり平置きにしてタイヤを積み上げて保管する方法があります。平置きに場合は全体がすべて隠れるフルタイプのカバーを選ぶようにしましょう。その際、一番下の段に隙間ができないように少し大きめのカバーを選ぶことがポイントです。そのため、保管するタイヤサイズを確認して、適切なタイヤカバーを選ぶことが大切です。
タイヤの保管場所で選ぶ
さらに、保管する場所に応じてタイヤカバーを選ぶことも大切です。
たとえば、屋外保管なのか屋内保管なのかによっても素材などに違いがあるため、適切な物を選ぶ必要があります。
- 屋外保管
タイヤを屋外で保管する場合は太陽の光から熱や紫外線を防ぐために遮光性の高い材質を使用しているタイヤカバーを選ぶことがポイントです。タイヤは熱や紫外線によって変色を起こしたり、劣化したりします。そのため、遮光性の高いタイプを選ぶことをおすすめします。さらに、雨や湿気から守るため、防水機能も備わったタイヤカバーを選びましょう。そして、保管する際はタイヤの下にスノコを敷いて通気性を良くしておくことが大切です。タイヤを直置きしておくと、湿気が溜まってしまい、劣化を早めてしまいます。そのため、必ず通気性を確保するようにしておきましょう。 - 屋内保管
一方、屋内保管する際は1本ずつ覆うことができるタイヤカバーを選ぶようにしましょう。1本ずつ覆うことができるカバーであれば持ち運びも便利で室内を汚すことなく保管することができます。
整備士が選ぶ、車のタイヤカバーのおすすめ8選!
これまでタイヤカバーの選び方について説明してきましたが、いかがでしょうか。
タイヤカバーを選ぶ際は保管場所や保管方法によって適切なタイプを選ぶ必要があります。
そこで、整備士が選ぶ車のタイヤカバーおすすめ8選を紹介していきます。
アイリスオーヤマ タイヤカバー TE-700E
家電メーカーでも知られているアイリスオーヤマのTE-700Eは平置き保管にぴったりのタイヤカバーです。
また、カバーの裾にはワンタッチの紐止めがついているため、屋外保管にも最適です。
さらに、撥水加工やシルバーコーティング加工が施されているため、紫外線や雨などからタイヤを守ることができます。
大きさも100cmあるため、ミニバンや普通車のタイヤサイズに対応しています。
メルテック 大自工業タイヤカバーM 普通車用
メルテック 大自工業タイヤカバーM 普通車用は安価ながらもしっかりと紫外線を守ってくれるタイヤカバーです。
平置きの保管に向いており、4本まとめて覆うことが可能です。
材質はポリエステルで出来ており、紫外線や雨などからタイヤの劣化を守ることができます。
サイズは82cmほどなので、軽自動車やコンパクトカーのタイヤ保管におすすめです。
CREEKS タイヤカバー Sサイズ
CREEKS タイヤカバー Sサイズはオックス生地210Dを採用しており、高い耐久性が特徴です。
また、紫外線やPM2.5、黄砂などをしっかりと防ぐことができるため、タイヤの劣化を防ぐことができます。
また、フルジップファスナーを採用しており、簡単に保管することができます。
普通車やミニバン、軽自動車など幅広いタイプの車種のタイヤに対応しているのが特徴です。
Mr.Youタイヤカバー
Mr.You タイヤカバーの特徴は極太100%ポリエステル織込み繊維を採用しているところにあります。
頑丈な素材を使用しているため、耐久性に優れており、雨や雪、ほこりなどからタイヤを守ることができます。
さらに、ジッパータイプを採用しているため、カバーの開閉を簡単に行うことができるため、簡単に収納することができます。
D_walk タイヤカバー
5年以上の耐久性があり、コストパフォーマンスが高いタイヤカバーです。
可能な限りコストを抑えているにも拘わらず、紫外線によるタイヤの変色や劣化から守ることができます。
さらに、4本まとめて覆うことができるため、簡単にタイヤを収納することが可能です。
サイズ展開も幅広く、様々な種類の車種に対応しています。
コンポジットタイヤカバー
コンポジットタイヤカバーはタイヤトートを採用しているため、1本ずつタイヤを保管することができます。
また、持ち運びも便利なので屋内外問わず保管することができます。
また、付属しているフェルトパッドにより、ほこりなどからタイヤを守ることができます。
Michelin タイヤカバー
様々な種類のタイヤを取り扱っているMichelinブランドのタイヤカバーです。
丈夫なだけでなく収納や移動が簡単にできる機能がある、さらに、洗濯機での選択も可能で扱い安いカバーです。
また、フック・ループで閉じる為、タイヤが簡単に入ります
アイリスオーヤマ タイヤラックカバー付 KTL-590C
アイリスオーヤマ製のKTL-590Cはタイヤラックが付いており、便利にタイヤを保管することができます。
たとえば、車庫や倉庫などにもタイヤラックを置くことでスッキリとタイヤを保管することができます。
また、専用のカバーが付属しているため、屋外保管でもしっかりと紫外線や雨からタイヤの劣化を防ぐことが可能です。
まとめ
季節の変わり目に夏タイヤからスタッドレスタイヤに交換したり、スタッドレスタイヤから夏タイヤに交換したりすることあります。
しかし、保管方法を誤るとタイヤはすぐに劣化してしまいます。
そのため、適切な保管方法でタイヤの劣化を防ぐことが大切です。
また、保管場所や保管方法に合わせたタイヤカバーを選ぶことがポイントです。
特に屋外保管の場合は雨や雪などの湿気からタイヤを守る必要があります。
さらに、紫外線によるタイヤの劣化を防ぐ必要があります。そのため、耐光性や防水性に優れたタイヤカバーを選ぶことをおすすめします。