2年に一度の車検では、どうしても出費がかさんでしまいます。
大きな車ならば10万以上もの出費が必要になり、車検の為に節約している家庭は約4割ほどと言われています。
タイヤなどがすり減ってしまっても、ついつい車検の時期に考えようと先延ばしにしてしまうと思います。
しかし先延ばしすれば、車検の費用もグッと高くなり、値段を下げる為に部品交換をさらに先伸ばししてしまうなんてことも。
車検の内訳には、税金や保険料など様々な費用が含まれており、費用の種類は、どこで受けても変わらない費用と、整備工場により変化する費用の2種類が存在します。
今回は車検にかかる費用の内訳や相場、車検費用を安くする方法などをご紹介していきます。
もし、東京・埼玉・神奈川・千葉で車検を通すことを検討されているなら、車検館がおすすめです。
最短45分!車検を当日で終わらせることができるので、ぜひ一度サイトをチェックしてみてください。
車検費用は法定費用・車検基本料金・その他の諸費用に分類
車検の費用は「法定費用」「車検基本料金」「その他」の大きく3つに分類することができます。
その3つの中でも絶対に変わらない費用と、工場によって変化する費用とがあり、まず値段が変わらない費用として「法定費用」があげられます。
法定費用とは税金や保険料代のことを指し、3つの料金によって構成。
- 重量税
- 自賠責保険代
- 印紙代
重量税は車の重さにより変化する税金であり、重くなればなるほど高額に。
自賠責保険はその名の通り自賠責保険の料金です。
この保険は任意保険と違い必ず加入しなければならない保険となっているため、自賠責保険に入らなければ車検を受けることすらできません。
印紙代は国への手数料のようなものだと考えておきましょう。
この3つはどこで車検を受けても変動することがないので、あらかじめ計算しておけば、どのくらい費用がかかるのかという目安になります。
車検基本料金やその他の料金は、整備工場により金額に差が出てくる部分です。
- 24か月点検整備費用
- 検査代
- 代行手数料
上記3点からなる車検基本料金は、ディーラーなどでは高く、カーショップなどでは安い傾向にあり、その他の費用は、車検時に交換する部品点数により変動が激しく、交換する部品が多ければどうしても費用は高くなってしまいます。


車検費用の相場価格は車両によって別れる
車検費用の相場は、どんな車なのかによって大きく変化し、金額の大きい費用の一つに重量税があります。
また検査料や代行手数料、交換部品の有無によってもかなり差があり、一概な金額を出すのはとても難しいのですが、交換部品は無いものとして車検基本料金をディーラーベースの7万円と仮定してご紹介していきます。
投稿が見つかりません。軽自動車の車検費用の相場
軽自動車は普通車と違い、軽自動車枠というものが存在する為、重量税に関しての料金は一律です。
内訳としては
- 車検基本料金・・・7万円
- 重量税・・・6600円
- 自賠責保険代・・・・25070円
- 印紙代・・・1200円
となり合計10万2870円が相場です。
軽自動車に関しては車検基本料金がもう少し安くなるので、8万円前後だと考えておきましょう。

小型車の車検費用の相場
近年では、軽自動車よりも一回り大きく、セダンタイプよりもひと回り小さいコンパクトカーが人気です。
コンパクトカーは1t前後の車両が多く出回っており、ここでも1t車と仮定し計算していきます。
- 車検基本料金・・・7万円
- 重量税・・・16400円
- 自賠責保険代・・・25830円
- 印紙代・・・1200円
合計11万3430円となります。
10万ほどあれば車検を受けることができるでしょう。
普通車の車検費用の相場
現在人気のミニバンの車両重量は1.6tほどとなっています。
また普通車で2t越えの車両あまり無いので、普通車では1.5t以上の枠で計算していきます。
- 車検基本料金・・・7万円
- 重量税・・・24600円
- 自賠責保険代・・・25830円
- 印紙代・・・1200円
合計12万1630円となりました。
普通車に関しては、車検基本料金が7万円以上かかる場合もある為、あくまでも相場であり交換部品も含めると、もう少し費用がかかってしまうと覚えておきましょう。
中型車の車検費用の相場
中型車となればトラックが主流であり、トラックは貨物自動車に該当し1ナンバーとなる為、車検の有効期限が1年となります。
また個人で8tほどのトラックを所有している方は少ないと思いますが、今回は自家用車としての相場です。
- 車検基本料金・・・9万円
- 重量税・・・32800円
- 自賠責保険代・・・28720円
- 印紙代・・・1200円
合計では15万2720円となりました。
注意してほしい点は重量税と自賠責保険料が12ヶ月分であり、車検基本料金は9万円では済まない場合もあるということ。
また大きなトラックを整備できる工場は限られており、どこでもできるわけではありません。
1年ごとの車検が必要なトラックは、維持費が高くなり費用面ではかなりの負担がかかってしまいます。

車検費用を安くする方法は?
できれば安く済ませたい車検費用。
どうすれば安く車検を受けることができるのでしょうか。
車検費用の詳細をご説明してきましたが、その内容を元に安くなるコツをいくつかご紹介していきます。
法定費用はどこでも変わらない
車検内訳でお伝えしましたが、法定費用は店舗が設定する金額ではないので変動しません。
この費用に関しては最低限必要となってくるので、あらかじめ自分の車で計算しておくと目安となる金額を知ることができます。

基本料金は安くできる可能性がある
車検費用に関して値引き交渉したいのであれば、基本料金に関して行いましょう。
車検基本料金は店舗によりかなりの差があり、交渉次第では安くしてもらえる可能性もあります。


複数業者にあいみつをとる
一番安くなる可能性の高い方法として、複数の車検業者で見積もりを出してもらうという方法があります。
今は車検専門業者などもあり、早く安く車検を行ってくれます。
そのような業者をいくつか見つけ、見積もりをしてもらったうえで一番安い店に頼めば、交渉せずに安く車検を受けることが可能。
もしかすると他の店舗の見積もりを見せることで、もっと割引を受けることができるかもしれません。
デメリットとしては、何店舗も行くのであれば手間がかかるという点。
手間をかけてもいいという方は、試してみる価値はありそうです。

エコカーを選ぶという選択肢
エコカーが主流になりつつある今、エコカー減税は車検の際にも大きく減額できる方法のひとつです。
自動車税などに適用されるエコカー減税ですが、実は重量税でも存在します。
車にもよりますが、燃費が良く環境にやさしい車ならば、重量税が全額免除となる場合も。
一時的な取り組みで始まったエコカー減税ですが、需要が多く終了時期を先延ばしにしている状態であり、いつ終了するか分からない部分でもあります。
こんなチャンスはめったにないので、この機会にハイブリッドカーやEV車の購入を検討するのもいいかもしれません。
車検費用はクレジットカードで分割にできる。ただし・・
キャッスレス化を国が誘導している現代において、車検費用もクレジットカードで支払うことが可能です。
クレジットカードでの支払いはメリットが多く、ポイントが溜まったり使用額に応じて値引きを受けることができるサービスも増えてきました。
車検費用に関してもこの流れに乗りかかりつつありますが、注意してほしいのはクレジットカードに対応していない店舗が多く、現実では現金での支払いが大半を占めているという点。
中には車検基本料金のみクレジットカードで支払い、法定費用は現金にしなければならない店舗もあります。
もしクレジットカードで支払いを行いたいのであれば、事前に確認しておきましょう。
マイカーローンを利用する手もあり
一部のローン会社では、マイカーローンの料金に車検費用を含めている場合があります。
そんなローンでは車検費用を別途で払う必要がなく、支出が均等になるというメリットもあるので、マイカーローンを組む予定のある方は検討してみるのも一つの手段ではないでしょうか。
まとめ
車検費用には「車検基本料金」「法定費用」「交換部品などのその他の料金」の3つがあります。
今回相場という形で具体的な金額を算出しましたが、交換部品の有無も大きくかかわってくる車検では、相場というものはあてにならず見積もりを出してみるまで金額的な部分は不透明です。
しかし法定費用は決まっており、個人でも簡単に計算できるので、車検費用が気になるという方は事前に愛車の法定費用を調べてみるのもオススメ。
車検費用を安く済ませたいのであれば、方法はたくさんあり自分ができそうな方法を実践してみましょう。
車検は2年に1度必ず受けなければならない検査です。
お金がないからと交換をオススメされている部品を、そのままにしておけば事故を起こす可能性はグッと高まります。
安く済ませるのも大事ですが、安全に運転できる環境を整えるという意味合いがあるということを覚えておきましょう。