車を所有するうえで避けては通れない車検。
車検を整備工場や、ディーラーに任せている方は、車検の年になればハガキや電話での連絡が来ます。
そのような方は、あまり車検の有効期間を気にせず車に乗っているのではないでしょうか。
うっかりでは済まない車検切れ。
車検の切れた車を走らせると、違法となってしまい下手をすると、罰金や懲役という罰則が待っています。
そうならない為に、車検が切れる前に検査を受けておきましょう。
今回は車検の有効期間や、事前に受けられる期間、車検が切れる日付の確認方法をご紹介していきます。
車検の有効期限は新車は3年。中古車は2年
車検の有効期間は通常2年です。
しかし例外として、新車時のみ3年間の有効期間が存在します。
車の技術は年々進化しており、なかなか壊れない丈夫で性能の良い車ばかりです。
そのような車が新車時から3年以内で壊れることは考えにくく、また新型車などは「リコール」という形で、毎年、不具合箇所を回収し修理を行っています。
毎年車検を実施している国も存在する中で、日本メーカーの信頼がとても高いと言えるのではないでしょうか。
有効期間の注意点として、3年間という期間はあくまでも新車時のみの特別な処置であり、購入してからの期間ではありません。
その後は2年ごとの車検を行わなければならず、たとえ中古車を新しく購入したとしても、2年の車検は受けなければならないのです。


車検証をみて車検の満了日を確認しよう
今年が車検年だと知っていても、何月の何日に車検が切れるのかしっかりと把握できていますか?
2月だとしても、1日から28日まで幅広い日にちがあり、もし2月1日であれば1月中に車検を行わなければ公道を走ることはできません。
「今月だという事は分かっているけど、何日かまでは分からない。」、このような方は車検証を見ることで車検の満了日を確認できます。
車検証には車の所有者名から始まり、型式や初年度登録日などたくさんの情報が記入されており、車検の満了日を確認するには軽自動車、普通車、ともに左下の「有効期間の満了する日」と記された項目を確認しましょう。
車検証の正式名称は「自動車検査証」と呼ばれ、車検で行われる検査に通ったことを証明する用紙であり、通常は「車検証入れ」と呼ばれる入れ物に入っています。
そしてこの車検証は、車の中に常備しておかなければならない重要な書類。
車検証入れには車検証の他に、自賠責保険の用紙やメンテナンスノート、車の説明書なども入っているため、無くしてしまうと個人情報などの観点からも大変危険です。
必ずグローボックスに入れておきましょう。


車検は基本的には1ヶ月前から受けれる
車検の満了日を把握できていたとしても、1日前に車検を受けるなんてことは、なかなか難しいですし、わざわざ仕事を休んでまで車検を行うわけにもいきませんよね。
車検切れを防止するという意味もあり、車検は基本的に1か月前から受けることができます。
もし愛車の車検が近いのであれば、早めに車検を受けておきましょう。
検査の中で部品の交換などが必要な場合、満了日を超える可能性もあり、そうなれば車に乗れない期間が発生してしまいます。
またユーザー車検を受ける予定の方は、事前に予約が必要であり早く予約しておかなければ、希望日の予約が取れないという事にもなりかねません。
ユーザー車検はしないけど早く車検を終わらせたい、という方は「指定工場」へ持ち込むことをオススメします。
車の整備工場には
- 指定工場
- 認証工場
この2種類が存在し、「認証工場」では検査ラインがないため、陸運局へ持ち込み検査を受けます。
それに対し「指定工場」は検査員が在中している整備工場であり、工場内に検査ラインが設置されてある為いつでも検査を行うことが可能。

45日前から受けれる特例もある
基本的に1ヶ月前から車検を受けることができますが、特例として45日前から検査を受ける方法もあります。
その方法は先ほどお伝えした「指定工場」で検査を受けるという方法。
要するに検査だけ先に終わらせておいて、書類の申請だけ通常の1か月前に行うということです。
この方法は「指定工場」でしか行うことができす、もし45日前に検査を受けたければ、事前に工場で予約を取っておかないとなかなか成功しません。
そして45日前に検査を受けられたとしても、車検証を取りに行く手間や、郵送で送られてきた車検シールを自分で車に貼るという手間もかかります。
満了日の月が忙しく、車検に持っていく暇がないという方や、車検場が忙しくなる2月3月に検査しなければならない方は、利用してみてもいいかもしれません。
また最近では1日車検を行っている整備工場も増え、ディーラーでも1日車検を取り扱っている店舗もあります。
「1日車検で通せば当日には帰ってくるから大丈夫だろう」と考えている方は要注意。
1日車検を行える車は確かにあります。
しかし年数の経った古い車や、自分でいじっている車などは、車検に通らない事も多々あり、部品の交換という話になれば当日の返却は不可能です。
ギリギリまで引き延ばさず、早めに車検を受けるようにしていきましょう。

車検切れ走行の違反点数や罰金
車検とは車を安全に走らせる上で、個人ではメンテナンスができない部分を補うという役割も担っており、国土交通省HPでは「自動車の構造・装置を定期的にチェックすることにより、自動車の安全を確保し、公害を防止するとともに円滑な道路交通の確保と省エネルギー化を図ります。」と記されてあります。
つまり車検は法令で定められた規則だという事です。
もし車検を通さず公道を走ってしまえば規則違反となるので、罰則が科せられてしまいます。
車検切れで公道を走ると「無車検運行」に該当し
- 6ヶ月以下の懲役or30万円以下の罰金
- 30日間の免許停止
- 違反点数6点
この3つの処罰が科せられます。


簡単予約で当日車検の「車検館」もおすすめ
もし、東京・埼玉・神奈川・千葉で車検を通すことを検討されているなら、「車検館」がおすすめです。
車検館は平均90分の即日車検に対応しています。
そのほか、待ち時間も退屈しないように、待合室では無料ドリンクやポップコーンなどが用意されています。
また、小さなこどもも一緒に待てるようにキッズコーナーが完備されています。即日車検を検討されている方は車検館を検討してみてはいかがでしょうか。
ぜひ一度サイトをチェックしてみてください。
まとめ
車検の有効期間は新車で3年、その後は2年です。
車を安全に走行させるための検査を行っている車検は、必ず行わなければならない義務であり、車検切れの車を公道で走行すると罰則を受けてしまいます。
うっかりのミスでは済まない車検切れ。
そうならない為に愛車の満了日をしっかりと把握しておきましょう。
満了日の確認方法は
- 車検証
- 車検シール
の2種類が存在し、どちらもすぐに確認することができます。
車検月が忙しい方は車検満了日の1か月前から検査を受けることができるので、前もって検査を予約しておくことをおすすめします。
また特例として45日前に検査を受けることもでき、1か月前、45日前どちらにせよ自分自身のスケジュールをしっかりと把握することが大切です。