洗車をする時、カーシャンプーを使用しますか。もしくは水洗いだけですか。
実は正しい洗車方法を行えば、シャンプーを使用しなくても短時間で簡単に水洗い洗車をすることができます。
それでは、意外と知られていないプロが教える本当の洗車方法を徹底解説していきます。
水洗い洗車とシャンプー洗車の違い
水洗い洗車とカーシャンプー洗車の違いはカーシャンプーを使用するかどうかの違いです。
それでは、それぞれのメリットとデメリットをみていきましょう。
水洗いだけで洗車するメリット
- 水とタオルだけで洗車ができるので簡単
- シャンプーが残らないため、すすぎが必要なく洗車時間を短縮できる
- シャンプーを使用しないため、洗剤焼けやシミができない
水洗いだけで洗車するデメリット
- 花粉や黄砂、虫などの汚れを落とすのが難しい
- 拭き上げが不十分だと、水垢になってしまう
カーシャンプーを使って洗車するメリット
- すべりやすくなり、泡がクッションとなるため、洗車傷がつきにくい
- 油分やたんぱく質を含んだ汚れを簡単に洗浄できる
カーシャンプーを使って洗車するデメリット
- シャンプーの成分が乾燥するとシミになってしまう
- 細かい隙間にシャンプーが入りこんでしまうため、すすぎに時間がかかってしまう
水洗い洗車の手順を解説
それでは、水洗い洗車の正しい手順を解説していきます。
- ルーフ、ボンネット、トランクなどの上を向いている面から洗います。
- 次にガラス部分を洗います。
- そして、1と2で洗った部分を拭き取ります
- 左フロントフェンダーから左回りに1周洗っていきます。
- サイドステップやバンパーなど下部のパーツを洗って拭き取りを行います。
- ボディ全体に水滴が無いか確認し、あれば拭き取ります
これだけは気をつけよう、水洗い洗車の注意点
そして、水洗い洗車には注意点があります。
注意点①車の上部から洗車していく
水洗い洗車を行う時は必ず車の上部から洗車していくようにしましょう。
上部から洗車することで汚れの逆流を防ぐことができます。
注意点②各部分を洗浄するごとに拭き上げる
水垢になることを防ぐため、部分ごとに洗っていくことが大切です。
一部分を洗い終わったら、しっかりと拭きとることがポイントです。
特に水垢がつきやすいルーフ、ボンネット、トランクなどはできるだけ素早く水を拭き取るようにしましょう。
さらに、ガラス部分も水垢がつきやすいため、水滴が残らないようになるべく早く拭き上げましょう。

水洗い洗車に必要な道具・準備するもの一覧
次に水洗い洗車に必要な道具・準備するものを紹介していきます。
洗車用タオル
洗車用タオルが必要です。
家庭で使用しているタオルを使うと傷がついてしまうため、マイクロファイバータオルを用意しましょう。
マイクロファイバータオルの繊維は非常に柔らかいため洗車傷を抑えることができます。
また、フチ部分がないタイプやフチ部分をカットして使うことで洗車傷を防止することができます。
洗い用と拭き上げ用、その他部分ごとに応じて必要となるため、できれば複数用意しておくことをおすすめします。

洗車用ブラシ・スポンジ
洗車用ブラシ・スポンジを用意しておきましょう。
一般的には使用されていないかもしれませんが、実は洗車のプロの中ではブラシを使用することは当たり前なのです。
特にルーフレールや窓の隙間、エンブレムとボディの隙間などには頑固な汚れが溜まりやすいです。
そのため、ブラシを使用して頑固な汚れを取り除いていきましょう。


ホース・シャワーノズル
ホース・シャワーノズルは水圧や水量を変えられるものがおすすめです。
特にメーカー差はありませんが、大手メーカーのホース・シャワーノズルは耐久性が高いと言われています。

洗車用バケツ
大きめのバケツを用意するようにしましょう。
また、深いバケツの方が砂やほこりが下に落ちやすいため、ボディに傷をつけるリスクを減らすことができます。

脚立(洗車台)
ミニバンやSUVなど天井が高い位置にある車は脚立や洗車台が必要になります。
しかし、脚立や洗車台を使用するときは倒れないように注意しましょう。
また、車にぶつけて傷をつけてしまうことがあるため、脚立や洗車台にスポンジなどを巻いて養生しておきましょう。
洗車用長靴
洗車用長靴は重宝します。水洗い洗車の場合、水をたくさん使用します。
そのため、足元に水がかかってしまうため、長靴を履いて洗車することをおすすめします。
水洗い洗車に最適な天気と時間帯はいつ?
水洗い洗車に最適な天気と時間帯はいつなのでしょうか。
洗車に最適な天気「曇り」
洗車に最適な天気は曇りです。
天気の良い晴れた日に洗車をしたくなりますが、天気が良すぎると水がすぐに乾いてしまい、水垢の原因となってしまいます。
そのため、太陽が出ていない曇りの日に洗車することがベストです。
洗車に最適な時間帯「朝・夕方」
そして、朝方や夕方などの涼しい時間帯を選ぶことが最適です。
昼間など気温が高い時間帯は水が乾きやすいため、水垢になりやすくなってしまいます。
出来るだけ涼しい時間帯を選ぶようにしましょう。
洗車のやり方は夏と冬で何か違う?
夏場と冬場では洗車のやり方は変わるのでしょうか。
夏場の洗車の特徴
- 水がすぐに乾いて水垢の原因となる
- シャンプー洗車の場合は洗剤焼けが起きる
- 虫の汚れがつく
- 汚れが焼き付いて固着する
冬場の洗車の特徴
- 気温が低くて汚れが落ちにくい
- 寒くて洗車する気持ちにならない
- 積雪地域では融雪剤や鉄粉の付着が多い
水洗いで汚れが落ちない場合はカーシャンプーを使おう!
定期的に水洗い洗車を行っている場合、水洗い洗車だけで十分です。
しかし、頑固な汚れがついてしまっている場合はカーシャンプーを使用することで汚れを落としやすくなります。
特に、水垢などのたんぱく質成分を含んだ汚れの場合は、カーシャンプーを使用することでたんぱく質成分が分解されて汚れを落としやすくします。
また、虫の死骸などもたんぱく質や油分を含んでいるため、カーシャンプーを使用することが効果的です。
ただし、コーティングをしっかり行っている場合は、汚れがつきにくいため、正しいやり方で水洗いを行えば綺麗な状態を保つことができます。

まとめ
これまで水洗い洗車の正しい方法を紹介してきました。
実は知られていない水洗い洗車のポイントですが、知っておくと意外と簡単に洗車することができます。
また、コーティングをしっかりしておくことで、簡単な水洗いだけで汚れを落とすことができます。
シャンプーを使用しなくても定期的に水洗い洗車を行えば、時間とコストを抑えることができるのが特徴です。