車のコーティングはボディを傷や汚れから守ってくれる機能がありますが、車の所有者にとって本当に必要なものなのでしょうか。
今回はコーティングすることによって得られるメリット、その費用などについて詳しく解説します。

車のコーティングが不要な人はこんな人!
車の所有者のなかには、コーティングしなくても大丈夫というタイプもいます。
そんな人は以下のようなタイプです。
・自分で洗車を定期的に行える人
コーティングは、被膜によって車体を保護して汚れや傷がつきにくくなる作用があります。
汚れても水洗いするけで汚れは簡単に落ちるので、戦車の回数も少なくなり手間がかかりません。
しかし、洗車を普段からマメにする人は、コーティングをしなくても、車を常にきれいな状態に保てます。
また、そのようなマメな人は車を大事にしているので、車に傷がつかないように最新の注意を払っているので、コーティングで車を守る必要はありません。
・車にそれほど乗らない人
車が好きではなく単に足代わりにしている人、乗車の回数が少ない人は車の汚れをそれほど気にしないタイプが多いです。
そんな人はわざわざお金をかけてコーティングをして車を保護する必要はありません。
車のコーティングが必要な人はこんな人!
車のコーティングをおすすめしたい人は、以下のようなタイプです。
- 車をきれいに保ちたい、傷をつけたくない人
- 楽に洗車を済ませたい人
- 車を売却する際、少しでも高く売りたい人
こんなタイプの人は、コーティングをすると多大なメリットがあります。
では、コーティングをするとどんなメリットがあるのか、それを以下より説明しましょう。
メリット①定期的に行う洗車が楽になる
コーティングをしていると、軽い洗車で汚れが落ちるようになります。
コーティングの膜でボディが滑りやすくなって付いた汚れが、落ちやすくなります。
よって、こびり付いた汚れをゴシゴシ落とす必要がなくなり、洗車が楽になるのです。
メリット②水垢やウロコがつきにくくなる
コーティングすると車のボディ表面に被膜が発生するので、ボディそのものを保護してくれます。
雨が降った際、車が酸性雨を受けると、酸性雨がボディ表面に付着して水垢やシミになって取れなくなります。
しかしコーティングをすれば被膜により汚れが付着しにくくなり、水洗いだけで簡単に洗い流せるのです。
メリット③小傷から車を守れる
車のボディは大気中の細かい砂などによって傷がつくこともあります。
また、人が乗り降りする際にボディにぶつかったりするのも傷がつく原因です。
しかしコーティングしておけば、被膜が外部の衝撃から守ってくれるので、傷がつきにくくなります。
コーティングの種類によっては自己修復能力があるタイプもあり、傷がついても熱によって元に戻るので安心です。
メリット④車を色あせから守る
車のボディは紫外線を受け続けると、ボディの塗装が色あせてしまいます。紫外線いよって塗装のカラーの結合が壊れてしまい、元々のカラーが変わってしまうのです。そのなかでも赤や黒などはっきりとした濃いカラーは、紫外線を浴び続けると元々あった美しい光沢が色あせてしまいます。
しかし、コーティングしていれば、強烈な紫外線を浴び続けても被膜がボディ本体をガードしているので、色あせる心配はありません。
メリット⑤車売却時に査定額が上がることも
車を売却する場合、車の状態を少しでも良くすればそれだけ査定額はアップする可能性があります。
そのためにはボディを磨いたり細部を清掃したりして手間がかかるでしょう。
コーティングによりボディが保護されている車は、購入時から何年か経過してもそれほど劣化しておらず、傷もついていない・汚れてもいない、良い状態を保てます。売却時に、手間をかけずに高額の査定額が期待できるといってもいいでしょう。
自動車のガラスコーティングの種類は4つ

コーティングの中でも様々な種類があり、主に4つに分けられます。
そもそも、施工が難しいガラスコーティングと、DIYでも手軽に作業できるガラス系コーティングがあります。
ガラスコーティング | ガラス成分が中心となり、施工が難しくプロに依頼するのがおすすめ |
ガラス系コーティング | 成分にガラスを含んでいてDIYでも簡単に作業できるのでおすすめ |
以下ではそれぞれの特徴について詳しく紹介していきます。
ワックス
まず1つ目は、車に使用するワックスです。
手軽に使用できることが重宝される理由で、様々な場面で使用されています。
ワックスは簡単に使用できる分、傷の耐久性や水を弾く力は少し弱くなってしまいます。
しかし、2,000円程度で購入できるため、一時的な効果であればおすすめできます。
カーワックスの場合 | |
価格 | 2,000円程度 |
効果持続 | 1週間程度 |
ポリマー系コーティング
次に2つ目は、ポリマーによるコーティングです。
カーワックスに比べて耐久性が強く、水を弾く力も優れています。
価格は1~2万円程度かかりますが、半年ほど効果が持続することも特徴です。
ワックスよりも長くて強い効果を求める場合はおすすめです。
ポリマーコーティングの場合 | |
価格 | 1~2万円程度 |
効果持続 | 半年ほど |
セラミックコーティング
次に3つ目は、セラミックによるコーティングです。
セラミックコーティングは4種類の中でも最も優れた効果を持っており、傷や汚れへの耐久性も非常に強いです。
価格は10~15万円とかかりますが、1度セラミックしたら5年程度効果が持続するのも大きな特徴です。
セラミックコーティングの場合 | |
価格 | 10~15万円程度 |
効果持続 | 5年程度 |
ガラスコーティング
最後に4つ目は、最もポピュラーなガラスコーティングです。
ガラスコーティングは、汚れや傷への耐久性は強いですが、酸性雨に弱いというデメリットがあります。
価格は5~10万円かかりますが、3年程度効果が持続します。
セラミックコーティングと比べると効能が落ちてしまうため、悩ましいところです。
ガラスコーティングの場合 | |
価格 | 5~10万円程度 |
効果持続 | 3年程度 |
車のコーティングが施工できる場所と費用
では、車のコーティングをしたい場合、どんなところに依頼すればいいのでしょうか。
コーティング施工を受け付けている業者は以下になります。
・カー用品店
コーティング種類 | ポリマー系コーティング ガラスコーティング |
耐久年数 | 1〜3年 |
費用 | 軽自動車 40,000~70,000円中型、大型クラス 70,000~200,000円 |
・ディーラー
コーティング種類 | ポリマー系コーティング ガラスコーティング |
耐久年数 | 1〜3年 |
費用 | 軽自動車 40,000~70,000円 中型、大型クラス 70,000~200,000円 |
・ガソリンスタンド
コーティング種類 | ポリマー系コーティング |
耐久年数 | 3ヶ月〜1年 |
費用 | 軽自動車 5,00~40,000円中型、大型クラス 30,000~120,000円 |
・コーティング専門店
コーティング種類 | ポリマー系コーティング ガラスコーティング セラミックコーティング |
耐久年数 | 1年〜7年 |
費用 | 軽自動車 40,000~100,000円以上 中型、大型クラス 70,000~600,000円. |
車のガラスコーティングをした際の注意点
車のガラスコーティングをした際に、注意しておきたい2点について紹介します。
せっかく綺麗にしたのに、台無しにならないように気を付けましょう。
汚れは放置せずすぐに落とす
ガラスコーティングをした後に、虫の死骸が付いたり、鳥のフンが落ちたりすることもあります。
時間がなくて汚れを放置してしまうと、コーティング素材に侵食し、車の塗装にも悪影響を及ぼす可能性があります。
こういった汚れを発見した場合は、時間がなくてもティッシュで拭きとるなど、対処しておくことが大事です。
洗車は手洗いが理想的
ガラスコーティングをした後は、1~2週間ごとに手洗いで洗車するのがベストです。
ボディのホコリを水洗いし、カーシャンプーを泡立て、クロスで上から下に洗っていきます。
水でシャンプーを流したら、乾いたクロスで拭きあげて完了です。

車のコーティングは新車購入時が断然オススメ
車のコーティングを行うタイミングは、新車購入時がおすすめです。購入してある程度乗車してからコーティングを行うと、コーティング前にボディを洗浄したり修復したりといった作業も行うので、その分費用がかかります。
しかし、新車は購入した時点で傷も汚れもない、まったく劣化していない状態なので、コーティング以外の作業を省略できて、その分費用がかかりません。
中古車のコーティングなら市販のコーティングもおすすめ
中古車を所有しててコーティングをしたいと検討中の人は、業者に依頼せずに自分でコーティングを行う方法をおすすめします。
セルフコーティングを行う際におすすめするのがプロ絶賛のガラスコーティング「おさるのスゴピカトップコート」です。
スプレー式で簡単に使用できるため、初心者でも作業できるコーティングとしておすすめです!
グーネットを使うと近くのコーティング店も検索できる
コーティングを受け付けている業者を探したい場合、中古車情報サイトである「グーネット」の利用がおすすめです。
グーネットの検索機能を使えば、最寄りでコーティング可能な業者を簡単に見つけることができます。
まとめ
コーティングは車に執着しない人であればそれほど重要ではないですが、普段から車を愛用している人であれば、多大なメリットをもたらします。
今回の記事を参考にして、この機会に愛車のコーティングを検討してみてはいかがでしょうか。
