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バフとは?
バフとは、車を磨く道具でポリッシャーにつけて使用します。 バフは元々金属の表面をなめらかにし、加工しやすいようにするために作られた技術です。 現在では鏡面加工やツヤ出しなどといった車の手入れのために、家庭でも手軽に使えるようになりました。 ポリッシャーとセットで使うバフにも種類が複数あり、今回はバフの中でもボディの洗浄、ホイールなどの金属部分にも使えるバフを紹介していきます。バフの種類は主に4種類
バフの種類は大きく分けて4つあります。 これから4つの種類について説明していきます。研磨力のあるウールバフ
ウールバフは羊毛が布に織り交ぜられてできているバフになります。 特徴は研磨力が強く、大きな傷やシミ(イオンデポジット)を消すことに最適です。 イオンデポジットは雨や洗車などで付着した水分が蒸発し、水に含まれる不純物がボディに付着し、白くうろこ状になって残ってしまったものをいいます。 すぐ洗車すれば、落ちますが、放置しておいたイオンデポジットは専用洗剤や、研磨をしないととれなくなります。 そんな頑固なイオンデポジットを除去するのにウールバフは強い研磨力で除去してくれます。仕上げ用のウレタンバフ
ウレタンバフはウールバフに比べて、研磨力は劣ります。 そのため、仕上げのツヤ出しに使用したり、浅い傷を消すことに使用しましょう。 ただし、初めてポリッシャーやバフを使う方は削りすぎを防ぐためにもウレタンバフから使ってみることをおすすめします。金属の研磨に最適な麻バフ
麻バフはあまり聞きなじみがないと思いますが、金属を研磨したいときには最適です。 麻バフは堅く、研磨力にも優れています。 ホイール部分など金属部分の錆や傷が気になる方は麻バフで研磨してみてください。 ただし、比較的堅いバフになるので、ボディには絶対利用しないようにしましょう。 ボディをこすってしまうと塗装が剥がれてしまいます。金属の仕上げには布バフ
こちらも麻バフ同様、あまり聞きなじみが無いと思います。 布バフは布(不織布など)のみで作られており、バフの中では柔らかい素材になります。 金属部分の錆取りや、鏡面磨きに使われ、金属部分の仕上げになります。間違えないためのバフの選び方
バフには大きさや厚さなどといった項目に更に細かく分かれています。 選び方を間違えると車体を傷つけてしまう原因にもなります。 どんな選び方をすればいいのか、これから解説していきます。バフの大きさはポリッシャーで選ぶ
バフはポリッシャーにつけて使用するため、ポリッシャーのパット部分の大きさでバフの大きさも決めましょう。 目安としてはポリッシャーのパット部分の大きさから+3cmまでです。 この目安以上大きいバフをつけて研磨していると、研磨中に外れてしまうことがあるので、ポリッシャーのパット部分の大きさに合ったバフを選びましょう。バフの厚さは経験値で選ぶ
初心者の方はまず厚手のバフから挑戦してみましょう。 厚手のバフは強く当てすぎたり、車体を傷つけるリスクを減らしてくれます。 初めは厚手のバフを使い徐々に薄く、研磨力に優れたバフを使用していきましょう。ウールバフの選び方
ウールバフにも二種類あるので、それぞれどんな特徴があるのか見ていきましょう。パワーがあるロングウール
ロングウールはその名の通り、毛が長く細いです。 機能面ではパワーがあり、バフ目も付きにくいです。 バフ目とはバフを付けて磨いた時にできる回転傷になり、白くうねうねしたような跡のことをいいます。 デメリットは毛が長く細いため、毛が抜けやすく数台磨くと毛が少なくなってしまうというところです。 初心者の方や頻繁にバフを使って研磨しない方におすすめです。リンク
スタミナがあるショートウール
ショートウールはこちらも名の通り、毛が短いウールバフになります。 ロングウールに比べて圧倒的に耐久性があります。 そのため、頻繁にバフを使って研磨する方や、研磨する車が多い方におすすめです。 デメリットはロングウールに比べて、パワーが劣ってしまうというところです。リンク
ウレタンバフの選び方
ウレタンバフには4つの種類があります。 それぞれの種類について詳しく見ていきましょう。豪快な磨きができる中目タイプ
中目は一番粗い目になります。 研磨力はウレタンバフの中では一番研磨力のあるタイプになります。 そのため傷やシミ、水垢を消すのにぴったりなタイプになります。水垢落としにぴったりな細目タイプ
細目タイプは中目と比べると研磨力は劣りますが、軽い水垢程度なら落とすことができます。 また中目で削ったあとの凸凹の状態でいきなり仕上げ用の超極細タイプで磨いてしまうと仕上がりが綺麗になりません。 仕上がりを綺麗にするための中間研磨としても使用することができます。中間研磨から仕上げまでできる極細タイプ
極細タイプは中間研磨から仕上げまでできるオールマイティーなバフになります。 車のボディのくすみ取りなどといった、大がかりな研磨が必要ではないときにぴったりなウレタンバフになります。仕上げ研磨用の超極細タイプ
超極細タイプは仕上げに使われます。 車のツヤ出しやバフ目を消すときに使うのにぴったりなタイプになります。 ただし、傷や水垢を落とす能力はないため、傷や水垢が気になる人は中目や細目のウレタンバフを使用しましょう。バフの使い方とは?
①事前に車を洗車する 埃や砂が車のボディに付いていると、研磨中に埃や砂が傷を作ってしまいます。 余計な傷を増やさないためにも洗車は研磨前に済ませておきましょう。
②ウールバフで大まかな汚れが傷を削る まずは研磨力の強いウールバフで大まかな汚れや、大きな傷を削っていきます。 研磨力が強いので、削りすぎには注意しながら、作業をしていきましょう。 削りすぎると塗装が剥がれてしまう可能性があります。
③ウレタンバフで仕上げを行う 続いて、ウレタンバフを使って磨いていて仕上げを行っていきます。 ウールバフでできた傷やバフ目もここで削っていきましょう。
仕上げには極細や超極細タイプのウレタンバフを使いますが、そこでバフ目を意識して削ると、仕上がりが綺麗になります。初心者はウレタンバフから使用するのがおすすめ
初めてバフを使用するときにウールバフを使うと研磨力が強く、車のボディを傷つけてしまったり、研磨しすぎて塗装がはがれてしまう可能性が高いです。 まずは、研磨力の弱い極細タイプのウレタンバフを使用して、傷が消えないようであれば、細目→中目というように段階的に研磨力の強いバフに変えていきましょう。 それでも傷が消えない場合はウールバフを使用してみることをおすすめします。コンパウンドと併せて使用しよう
研磨をするときに必要となるのがコンパウンドという研磨材になります。 このコンパウンドにも研磨力の違いがあり、研磨力がある方から中目→細目→極細目となっています。 仕上げの時にバフは極細を使っているのにコンパウンドは中目を使っていると、仕上げなのにしっかり研磨しすぎてしまっているので、バフとコンパウンドの研磨力は同じくらいにすることをおすすめします。リンク
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おすすめのバフ6選
Proteeth『8個セット ポリッシャー バフ』
厚さが25mmあり、とても柔らかいスポンジを使っているので車を傷つける心配なく、研磨することができます。 研磨のみではなく、洗車やワックスがけなどに使えるので一個持っておくだけで便利です。ブランド | Proteeth |
価格 | 1,480円 |
タイプ | ウレタン |
直径 | 125mm |
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ONETHE 『ウレタンバフΦ150 仕上げ用バフ』
厚さがあるため、磨きやすいです。 耐久性もあるため、何回か使っても本来の性能が無くなくなりにくいです。 仕上げ用ですので、傷や水垢には少し研磨力が弱いと感じるかも知れません。 ツヤ出しなどに使用していきましょう。ブランド | THE ONE |
価格 | 1,958円 |
タイプ | ウレタン |
直径 | 130mm |
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Medoon『車磨き用 バフ150mm 細目 3個セット 』
耐久性があるため洗えて、何度でも使用することができます。 細目タイプはバフ目の研磨に最適なので、研磨してみたけどバフ目が気になる人におすすめな商品です。ブランド | Medoon |
価格 | 1,880円 |
タイプ | ウール |
直径 | 150mm |
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BOSCH(ボッシュ)『ポリシングフェルト128mmφ 2608613009』
金属部分の研磨にぴったりな商品です。 また、ヘッドライト部分のくすみ取りの研磨にも使用することができます。 木材の研磨としても使用できるので、車以外にもお家のDIYとしても使用できます。ブランド | BOSCH |
価格 | 1,045円 |
タイプ | フェルト |
直径 | 128mm |
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スリーエム(3M)『SBSスポンジバフパット』
バフの表面が凸凹しており、摩擦による過度な発熱を防いでくれます。 操作もしやすく扱いやすいのが特徴です。ブランド | スリーエム(3M) |
価格 | 2,249円 |
タイプ | ウレタン |
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柳瀬『麻バフディスク SDP1』
金属用で、鉄・ステンレス・アルミの研磨に使用することができます。 車のホイール部分のくすみが気になる方にぴったりな商品です。 車のボディには堅すぎで塗装が剥がれてしまう可能性があるので、ボディには使わないようにしましょう。ブランド | 柳瀬 |
価格 | 2,090円 |
タイプ | 麻 |
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