ドライブレコーダーを付けている人が増えていると思いますが、事故やトラブルに巻き込まれる機会も少ないし、本当に必要なのか気になりますよね。
ドライブレコーダーは車の運転中に前後方・車内などを記録しますが、トラブル時に客観的な証拠として利用できる大事な手段となります。
本記事では、ドライブレコーダーの必要性と、選ぶ時のポイントについて紹介していきます。
ドライブレコーダーの必要性
はじめに、ドライブレコーダーの必要性について説明します。
ドライブレコーダーの必要性とは、事故やあおり運転など運転中のトラブルに遭遇したときに、自身や相手の過失について証明する役割があります。以下でそれぞれ詳しく解説していきます。

交通事故の証拠になる
交通事故が発生した際に、ドライブレコーダーの映像があれば、自身や相手の過失を証明し、保険会社との交渉を有利に進めることができます。
ドライブレコーダーによって、事故の原因や状況が明らかになり、保険会社とのやり取りや過失割合の争いに役立ちます。
トラブル時の映像があると、事故状況の言い分に食い違いがあった時でも、迅速に解決できるのがメリットです。
相手方の過失を証明することで、損害賠償請求をすることができる唯一の証拠とも言えます。
あおり運転の証拠になる
あおり運転を受けた際に、ドライブレコーダーの映像があれば、警察に被害届を出すことができるので加害者を特定することができます。
また、後方にも設置することで、後続車は映像として記録されることを嫌がることから、あおり運転の抑制につながります。
また、ドライブレコーダーを設置していることを示すステッカーを貼っておくと、あおり運転対策に役立つでしょう。
駐車中のトラブル対策になる
駐車中に追突や当て逃げなどのトラブルに遭遇した際に、ドライブレコーダーの映像があれば、加害者を特定し、賠償を受けることができます。
ドライブレコーダーには駐車中の監視機能があるものもあります。駐車中の監視機能を持つドライブレコーダーを設置することで、駐車中に起こったトラブルの記録を残すことができます。
例えば、駐車中に他の車に当てられたり、車上荒らしに遭ったりした場合、ドライブレコーダーに記録された映像が証拠となり、犯人の特定や保険会社とのやり取りをする時に役立ちます。
安全運転のサポートになる
ドライブレコーダーの映像を見ると、自身の運転のクセや、危険な運転をしていることが確認できます。
また、ドライブレコーダーには、事故を未然に防ぐための機能もあります。例えば、前方車両との車間距離が近い場合や、車線を逸脱した場合に警告を発する機能があります。
運転のクセを客観的に確認・見直すことで、安全運転を心がけることができます。
ドライブレコーダーの選び方
ドライブレコーダーを付けておくと安心ですが、自分の目的に合ったドライブレコーダーを選ぶ必要があります。ドライブレコーダーを選ぶ際には、以下のような点に注意しましょう。

画質の良さで選ぶ
ドライブレコーダーを選ぶ時の最も重要なポイントは画質の良さです。
ドライブレコーダーの画質は、フルHD以上がおすすめです。フルHDでは、ナンバープレートの番号や、相手の顔などがはっきりと確認できるメリットがあります。
画質が低いと、ナンバープレートや相手が確認できず、証拠として使用できないかもしれないので注意しましょう。
▼画像補正のHDR付きだと夜走行時の録画も安心
録画モードで選ぶ
録画モードは、自分の運転スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
ドライブレコーダーの録画モードには、常時録画、イベント録画、ループ録画などがあります。
常時録画は、事故やあおり運転などのトラブルを記録するのに役立ちます。
イベント録画は、衝撃や音を検知した際に前後を記録するため、あおり運転の証拠として役立ちます。ループ録画は、メモリーカードの容量を節約することができます。
トラブルの映像が容量不足で録画できてなかった、上書きしてしまったということがないように気を付けましょう。
機能性で選ぶ
安全運転サポート機能は、ドライブレコーダーを付けるメリットの1つです。
ドライブレコーダーには、車線逸脱警報や前方衝突警報、Gセンサーなどの機能が搭載されているものがあります。車線逸脱警報や前方衝突警報は事故を未然に防ぎ、Gセンサーは事故などの衝撃を検知することで映像を残します。
これらの機能を活用することで、安全運転をサポートすることができます。
▼車線変更時に急接近してくる車両を教えてくれる機能付きもおすすめ
価格で選ぶ
ドライブレコーダーの価格は画質や機能によって異なり、数千円から数万円の商品と幅広くあります。
前方と後方の両方を見たい場合は、2カメラ型のドライブレコーダーがおすすめです。車内も記録したい場合は、3カメラ型のドライブレコーダーがおすすめです。
予算に合わせて、必要な機能を搭載したドライブレコーダーを選びましょう。
▼コスパ重視なら、画素数の高い前後カメラ付きがおすすめ
ドライブレコーダーの設置方法
ドライブレコーダーの設置方法は、基本的には自分で行うことができます。ただし、取り付けに自信がない場合は、専門業者に依頼しましょう。
①ドライブレコーダーを取り付ける
ドライブレコーダー本体の取り付け場所は、フロントガラス上部が一般的です。ただし、法律でフロントガラスの上部20%以内に設置することが定められています。
吸盤で取り付ける場合は、吸盤の中心がしっかりガラスに密着するように調整します。
②電源ケーブルを接続する
電源ケーブルは、シガーソケットから電源を取るか、車のバッテリーから電源を取るかのどちらかの方法があります。
シガーソケットから電源を取る場合は、シガーソケットに差し込んで接続します。バッテリーから電源を取る場合は、ヒューズボックスから電源を取る必要があります。ヒューズボックスから電源を取る場合は、専門業者に依頼しましょう。
③メモリーカードを挿入する
メモリーカードをドライブレコーダー本体に挿入します。メモリーカードは、ドライブレコーダーの対応する規格のものを使用するのがおすすめです。
ドライブレコーダーには、対応するメモリーカードの規格があるので、ドライブレコーダーの取扱説明書をよく読んで、対応する規格のメモリーカードを利用しましょう。
④ドライブレコーダーの設定をする
ドライブレコーダー本体の設定を行います。画質や録画モード、録画時間、Gセンサーの設定などを行います。
他にも日付や時刻の設定、音声録音の設定、GPSの設定などがあります。日付や時刻の設定は、正しく設定しておきましょう。音声録音の設定は、録音するかどうかを事前に選択しておきます。
トラブルになった時に、相手との会話やぶつかった時の衝撃音などが残ることもあるので、音声があると安心です。
⑤動作確認をする
ドライブレコーダーの動作確認をします。録画が正常に行われるか、映像にノイズが入っていないかなどを確認しましょう。
ドライブレコーダーの設置は、手順通りに行えば比較的簡単に行うことができます。ただし、車の構造によっては、難しい場合があります。取り付けに自信がない場合は、専門業者に依頼しましょう。
また、ドライブレコーダーの設置後も、定期的に動作確認を行うのがおすすめです。
まとめ
ドライブレコーダーの必要性について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
事故やトラブル発生時に自身を守るためにも、ドライブレコーダーを付けておくのがおすすめです。
画質や映す範囲などは運転スタイルに合わせて適切に選んでいただけたらと思います。
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