「車の中が熱くなるけど、ドライブレコーダーって大丈夫?」
「ドライブレコーダーを熱から守る方法ってある?」
このような疑問に答える記事です。
夏になるにつれて暑くなってくる車内。ドライブレコーダーも熱で壊れないか心配になりますよね。
今回はドライブレコーダーを熱から守る方法を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
ドライブレコーダーを熱から守る方法は?
ドライブレコーダーを熱から守る方法として、
- 車自体から熱を逃がす方法
- ドライブレコーダー本体を熱から守る方法
があります。
それぞれ順番に紹介していきます。
車から熱を逃がす方法
車から熱を逃がす方法として3つの方法があります。
暑い日や日差しが強い日は車内自体も熱くなるので、定期的に熱を逃がしておきたいですよね。
直射日光を避ける
まずは、車内が熱くなる直接的な原因である直射日光を避けるのが一番です。
8月の晴天の日、外気温が35℃だと車を日光が当たる場所に30分置くだけで車内の温度は45℃にもなり、その後も上昇傾向にあるようです。
ダッシュボードに置いたスマートフォンでは、液晶画面に「高温注意」と警告が表示され、一部の機能を除いて使用不能になるぐらい暑いので当然ドライブレコーダーも故障する可能性があります。
(参考:JAF)
このように直射日光は車内の温度を上げ、ドライブレコーダーが故障する原因になるので、まずは直接日光を避けるのが一番です。
窓やドアを開ける
車が密閉された状態だと熱い空気が逃げないので、車のドアや窓を開けておくことで車内の空気が逃げて、ドライブレコーダーが熱されるのを防いでくれます。
車内の空気も下がるので、日光が強い日は窓やドアを開けて対策するのがいいでしょう。
可能な場合は停車中は窓を全開しておくほうがいいですが、中々できませんよね。
サンシェードを付ける
車を外においておかないといけない時もあると思いますが、窓やドアを開けておけない時が多いでしょう。
そんな時はサンシェードを利用するようにしましょう。
サンシェードはドライブレコーダーに対応した商品を付けるとより効果が出ますよ。
直射日光を避けるだけで、車内の温度は上がりにくくなります。
しかし長時間サンシェードだけの状態だと車内の温度は上がって、ドライブレコーダーも熱を帯びてしまう可能性があります。
サンシェードは短時間のみの使用にするか、長時間外で駐車する場合は車全体を覆ってくれるような遮光カバーを付けることでドライブレコーダーも守ることができますよ。

ドライブレコーダーを耐熱する方法
ここまでは車内自体を熱から守る方法を紹介してきましたが、ここからはドライブレコーダーに対して耐熱する方法を紹介していきます。
ドライブレコーダーに耐熱カバーを使用する
残念ながら現在ではドライブレコーダー専用の耐熱カバーは存在しません。
そこで、モビフル編集部で調査したところ、カーナビの耐熱カバーをドライブレコーダーに付けている人がいました。
ただし、サイズが大きいので切る必要があるのと、運転中に落ちてこないように両面テープで貼るなどの工夫が必要そうです。
ドライブレコーダーにヒートシンクを付ける
ヒートシンクとは、吸収した熱を空気中に発散することで冷却を行う部品になります。
SDカードなどの機械の中で熱くなってしまう時に冷却用として使われています。
これはAmazonや楽天などのECサイトで手軽に購入することができます。
サイズも小さく、ドライブレコーダーにも貼りやすいです。
値段も1,000円以下の商品もあるので、気軽に試しやすいので使用してみてはいかがでしょうか。
ただ粘着テープで貼る必要があるので、取り外しができません。
取り外しをしたい場合はマスキングテープをドライブレコーダーに貼ってからヒートシンクの粘着テープを貼るなどの工夫が必要そうです。
熱に強いSDカードを使用する
ドライブレコーダー本体が熱で故障することもありますが、SDカードが熱で故障してしまうこともよくあります。
SDカードにはドライブレコーダーが録画したデータが入っているので、なるべく破損しないようにしたいですよね。
そのためにもSDカードは熱に強い商品を選びましょう。
商品パッケージに耐温度と書かれているといいでしょう。
目安としては85℃まで耐えれると安心です。
モニターの常時表示をやめる
モニターの常時表示はモニター自体が熱を持ってしまいます。
日光が当たったり、車内の温度が高いとさらにモニターの温度は高くなってしまいます。
車内が熱い場合や直射日光が強い場合はモニターの常時表示をやめて、ドライブレコーダーが故障するのを防ぎましょう。
ドライブレコーダーが熱で故障するとどうなる?
ドライブレコーダーは高温状態が続くと故障したり、故障まで行かない場合でも劣化が進んでしまう場合があります。
故障するとカメラ自体がつかなくなり、データが飛んでしまいます。
データが飛んでしまった場合は、もし重要な事故の証拠が残っていた場合復元が難しくなってしまう可能性があります。
故障すると買い替える必要も出てくるので、故障する前にドライブレコーダーの暑さ対策をしましょう。
ちなみにドライブレコーダーの動作範囲は大体-10℃〜60℃となっています。
この範囲を超えるとドライブレコーダーは正常に動作しなくなります。
真夏の車内は70℃にまで上昇することもあるので、対策することをおすすめします。
ドライブレコーダーを守る正しいサンシェードの付け方
ドライブレコーダーと車内を熱から守るために、サンシェードを使用する人は多いと思います。
サンシェードは正しい使い方をしないとドライブレコーダーを熱から守ることはできません。
サンシェードはドライブレコーダーとフロントガラスの間に入るように取り付けましょう。
駐車監視機能がついている場合は、カメラの部分のみ切り取って使用するのもいいでしょう。
サンシェードは車内だけではなく、ドライブレコーダーに日光が当たらないような付け方をしましょう。
ドライブレコーダーの耐熱カバーおすすめ3選
ここからはドライブレコーダーを熱から守るアイテムを紹介します。
RUYI ルームミラー位置開け式
傘型のサンシェードで、楽に取付をすることができます。
サイズがいくつかあるので、自分の車にあったピッタリのサイズを付けることができますよ。
価格 | 2,699円 |
タイプ | サンシェード |
付属品 | 収納袋 |
紫外線カット | 〇 |
重量 | 420g |
メルテック 遮光マジカルシェード
このサンシェードは駐車監視機能をつけておきたい場合はドラレコにサンシェードをかけなくてもいいですし、どちらでも選択することができます。
価格価格 | 2,068円 |
タイプ | サンシェード |
付属品 | 収納袋 |
紫外線カット | × |
重量 | 190g |
Wabeko フロントカバー
フロントガラス全体を覆うので、取り付けは少し面倒ですが、しっかり太陽光から車内もドライブレコーダーもしっかり守ってくれますよ。
価格 | 999円 |
タイプ | サンシェード |
付属品 | 無し |
紫外線カット | × |
重量 | 540g |
まとめ
今回はドライブレコーダーを熱から守るための対処法をお伝えしてきました。
ドライブレコーダーは直接日光が当たる場所に設置されているので、高温になると故障しやすいです。
ドライブレコーダーは安いものではないので、なるべく劣化や故障は防ぎたいですよね。
駐車時や走行中でもちょっとしたことで、ドライブレコーダーが熱で故障することを防ぐことができます。
ドライブレコーダーの動作温度範囲は大体60度までなので、高温になる前に車内の空気を入れ替えたり、直射日光が当たらない場所に移動したりするのがいいでしょう。
直射日光が当たる場所に長時間置いておく場合はサンシェードで対策しましょう。