「カーナビを付けたいけど、後付けできる?」
「カーナビは後付けしたいけど、どのくらいの値段がかかるのか分からない」
このような疑問に答える記事です。
カーナビを納車時に取り付けていなくても後から欲しくなったなんてこともありますよね。
今回はカーナビの取付方法や取り付け費用を紹介していきます。
後付けをしたい方はぜひ参考にしてみてください。
カーナビの後付け社外品と純正品は何が違う?
カーナビは大きく分けて社外品と純正品に分かれます。
それぞれの特徴を説明していきます。
純正品は保証期間が長く安心
■純正品のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・保証期間が長い ・車内に統一感がでる |
・値段が比較的高い ・デザインが限られる |
純正品というのは、自動車メーカー(トヨタ・日産など)が提供しているカーナビになります。
一番大きなメリットは保証期間が長いというところです。
純正品の保証期間は2〜3年となっています。
またメーカーが提供しているので、車との連動も活用することができます。
車のインテリアにも統一感を出すことができ、内装にこだわりがある方にもおすすめです。
後付け社外品は安くて種類が豊富
■社外品のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・種類が豊富 ・安い |
・保証期間が短い |
社外品というのは、車のメーカーが販売していないカーナビになります。
メーカーから提供されていないものの、カーナビ専門のメーカーが出していることもあり、精度が高くて安く、種類が多いことが特徴になります。
カー用品店でも買えますし、Amazonや楽天、Yahoo!といったECサイトでも買えるのも手軽で嬉しいですよね。
種類が豊富なので、自分の好みに合った機能やデザインを付けることができます。
一方デメリットは、保証期間が短いという点になります。
社外品の多くは1年ほどの保証期間になるので、長い保証期間が欲しいという方にはおすすめできません。
後付けするカーナビの5つの選び方
①カーナビのタイプ
カーナビには
・インダッシュナビ
・オンダッシュナビ
の2種類があります。
それぞれどんな特徴があるのか紹介していきます。
インダッシュナビ
インダッシュナビはダッシュボードの中に埋め込むタイプの商品になってきます。
ダッシュボード内の空いている穴にカーナビのモニターを取り付けます。
現在では最も一般的なサイズのカーナビとなっています。
ナビゲーション能力に優れ、オーディオや映像再生といったAV機能も充実しています。
また、車体に収まるのですっきりとした見た目になります。
「AV一体型」や「2DINナビ」といった表記でも販売されています。
オンダッシュナビ
オンダッシュナビとはカーナビをダッシュボードの上にのせて取り付けます。
そのため、どこでも取り付けや持ち運びをすることができます。
車を複数台持っていたり、カーナビを別の車や場所でも使いたい場合におすすめです。
しかし、あまり一般的ではないため、種類は限られます。
またダッシュボードの上に取り付けたり、フロントガラスに取り付ける場合があることから、視界の邪魔になりやすいので注意が必要です。
②モニターの大きさ
モニターの大きさは7インチが主流になっています。
後ろからもモニターを見やすくするような場合は9インチがおすすめです。
オンダッシュナビの場合は大きすぎると視界の妨げになるので、5インチの大きさにしておくことをおすすめします。
7人乗りなどといった大きめの車は8インチや9インチといった少し大きめのカーナビを選んだ方が見やすいかもしれませんね。
実際の大きさが知りたい場合は近くのカー用品店やディーラーに行って実際の大きさを確かめましょう。
③マップの更新料
道路は頻繁に変わっていきます。
そのため地図を定期的に更新する必要があります。
カーナビは勝手に更新してくれる種類もありますが、手動で更新する必要があるカーナビがほとんどだと思います。
カーナビの地図の更新料はメーカーで大きく異なります。
地図の更新が3年目まで無料だったり、年会費を支払うと半額もしくは無料で更新できたりします。
購入の際にはマップの更新料も確認しておきましょう。
④ナビの機能性の高さ
ナビによって機能性が変わります。
ナビの機能で一番確認してほしい機能が「VICS WIDE」という機能になります。
この機能は渋滞の情報を反映してナビをしてくれるため、渋滞や交通量の多い道を避けて運転することができます。
また大雨などの天気情報や津波や火山をお知らせしてくれるので、緊急時にも早く対応することができて安心です。
参考:https://www.vics.or.jp/sp/know/wide/index.html
⑤ナビ以外の機能性
ナビ以外の機能はBluetoothやカーオーディオ、テレビなどの機能がついているものになります。
高音質で聞きたい場合は、ハイレゾ対応のカーナビをおすすめします。
高画質でテレビを見たい場合はフルセグを選ぶといいでしょう。
このように、ナビ以外の機能も沢山あるので、自分にあった商品・機能を選んでみてはいかがでしょうか?
カーナビを取り付けてもらう場合どのくらいの費用がかかる?
カーナビを取り付けてもらう場合は以下のような工賃がかかります。
業者 | 費用(相場) |
カーディーラー | 20,000円程度 |
カー用品店 | 16,000~40,000円 |
整備工場 | 15,000円程度 |
ここからはそれぞれの業者でどのような特徴があるのか説明します。
それぞれの業者のメリット・デメリット
業者 | カーディーラー | カー用品店 | 整備工場 |
メリット | ・対応が丁寧 ・オプションで安くなる可能性がある |
・カーナビの種類が豊富 ・店舗数が多い |
・融通が効きやすい |
デメリット | ・値段が比較的高い | ・店舗によって整備士の技術力に差がある | ・店舗を見つけにくい |
カーディラー
ディーラーは丁寧な施工をしてくれる場合が多いです。
純正品にこだわりがある場合は、純正品を取り扱っているディーラーにカーナビの取り付けを頼むのがいいでしょう。
しかし社外品を取り扱っていないので、社外品がいい場合はディーラーにはお願いできません。
また、比較的工賃は高くなるので、予算がある場合には見積もりをしてもらいましょう。
ディーラーでカーナビを取り付けてもらう場合はオプションとして割引が効く場合があります。
詳しくは最寄りのディーラーで聞いてみましょう。
日産のカーナビ取り付け予約はこちらから→日産公式ホームページ
カー用品店
カー用品店は全国に多くあるので、通いやすいことがメリットです。
カー用品店なだけあって、多くのカーナビが沢山おいてあるので、自分の好きなカーナビを選べることも特徴です。
デメリットとしては店舗によって整備士の技術に差があるということでしょう。
1つの基準としては国家資格をもつ整備士がいるか確認しておきましょう。
インターネット上では見つけづらいので、直接店舗に確認をとりましょう。
オートバックスのカーナビ取り付け予約はこちらから→店舗検索
イエローハットのカーナビ取り付け予約はこちらから→店舗検索
整備工場
整備工場は熟練した整備士がいるところがメリットになります。
個人で運営しているところが多いので、値段交渉やカーナビの持ち込みなどといった柔軟な対応ができることも整備工場のメリットになります。
デメリットとしては、整備工場を見つけにくいというところがあります。
店舗によっては対応が良くない所もあるでしょう。
整備工場検索はこちら→グーネット
自分でカーナビの後付けはできる?
カーナビの後付けは自分で行うことができます。
どのようにして後付けしていくのか解説していきます。
自分でカーナビを取り付ける方法
【準備するもの】
・カーナビ本体
・配線(カーナビ本体と一緒に梱包されている場合が多い)
・カーAV取り付けキット(中継カーネスが入っている)
・結束バンド
・内張り剥がし
・ドライバー
・ハサミ
・10mmレンチ
・ニッパー
・テープ
①バッテリーのマイナス端子を外す
②内張り剥がしを使ってパネルと古いカーナビを外す
③ついていた配線を外す
④オーディオなどのネジを外し手前にゆっくり引っ張る
⑤配線を外す
⑥説明書の手順に従ってテレビのアンテナをフロントガラスに付ける
⑦コードをカーナビを取り付ける部分まで通す
⑧オーディオハーネスとカーナビのハーネスを接続する
⑨カーナビをはめ込んで終了
車種やカーナビの種類によって、準備するものや手順は変わります。
取付前にしっかりと取扱説明書を読みましょう。
慣れていない場合はプロに任せよう
カーナビはアンテナを付ける必要があります。
アンテナを付けるとなると配線を車内の見えない部分に通す必要があり、車内の部品を取り外さなければなりません。
大がかりな作業にもなりますので、車の整備に慣れていない場合はプロに任せるのが安心です。
バッテリーも触る必要があるので、ショートを起こさないように気を付けましょう。
カーナビを後付けするときの注意点
購入したカーナビが車種に取り付けることができるか確認しておきましょう。
インダッシュ型のカーナビは2DINの車しか取り付けることができません。
2DINというのは幅18㎝、高さ10㎝の大きさのカーナビを設置するスペースがある車のことを言います。
また、車種によっては取り付けられないカーナビもあるので、購入前に自分の車が対応車種か確認しておきましょう。
インターネット上で購入する場合は分からない部分もあると思うので、メーカーやショップに問い合わせてみるのもいいかもしれません。
カー用品店で購入する場合は店員に聞いてみましょう。
カーナビはスマホで充分?
最近はスマホのアプリでナビをする方も増えていますよね。
地図更新もしなくていいので、お金が浮くことがスマホでナビすることのメリットでしょう。
ただ車を良く運転する場合はカーナビのほうがいいでしょう。
スマホの画面は小さいため、運転には不向きです。
運転しながらマップを見るにはカーナビのほうが向いているでしょう。
またスマホで地図を表示しているとスマホの電力と通信料を消費してしまいます。
グーグルマップで1時間使用すると通信量は3〜6MBを使用することになります。
そこまで多くの通信量は消費しませんが、毎日使っていくなら当然通信量がかさむことになります。
後付けできるおすすめのカーナビ8選
ここからはおすすめのカーナビを紹介していきます。
①CARPURIDE「CARPURIDEオーディオ一体型ナビ」
吸盤でダッシュボードに貼り付けるので、簡単に取り外しができます。
アプリを入れると、電話を受けたりスマホをリアルタイムで使用することができます。
地図更新が必要ないので、必要以上に料金がかかることはありません。
値段 | 31,999円 |
インダッシュ/オンダッシュ | オンダッシュ |
画面の大きさ(インチ) | 7 |
GPS機能 | 〇 |
Bluetooth機能 | 〇 |
重量 | 860g |
スマホ連携機能 | ミラーリングあり |
制御方法 | 音声・タッチ |
地デジ | スマホと連携することにより可能 |
②ATOTO「Androidカーステレオ」
マイクがついているので運転中も電話に出ることができます。
値段 | 36,999円 |
インダッシュ/オンダッシュ | インダッシュ |
画面の大きさ(インチ) | 9 |
GPS機能 | × |
Bluetooth機能 | 〇 |
重量 | 32g |
スマホ連携機能 | アプリで対応可能 |
制御方法 | 音声・タッチ |
地デジ | × |
③KENWOOD「Sシリーズ(スタンダードモデル)」
3種類の地図色があるので、見やすい色に変更することができます。
オプションを購入するとHDMIでスマホの動画などをカーナビで見ることができます。
デジタルルームミラー型ドライブレコーダーと連携することができます。
値段 | 56,545円 |
インダッシュ/オンダッシュ | インダッシュ |
画面の大きさ(インチ) | 7 |
GPS機能 | 〇 |
Bluetooth機能 | 〇 |
重量 | 2.2㎏ |
スマホ連携機能 | × |
制御方法 | タッチ |
地デジ | 付属品で視聴可能 |
④Panasonic「ストラーダ 9型」
フローティング構造なので大画面を装着することができます。
見やすい角度に調整することができるので、自分にあった角度にすることができます。
ドライブレコーダーにも連携することができるので、バックの際は映像を見ることができます。
値段 | 140,800円 |
インダッシュ/オンダッシュ | インダッシュ |
画面の大きさ(インチ) | 9 |
GPS機能 | 〇 |
Bluetooth機能 | 〇 |
重量 | 4.41㎏ |
スマホ連携機能 | × |
制御方法 | タッチ |
地デジ | 〇 |
⑤Pioneer「DMH-SZ700 6.8インチ 」
アレクサを搭載しているので、アレクサに話しかけるだけで天気や音楽を再生してくれます。
スマホを接続するだけで、アプリが車に適した表示に早変わりします。
値段 | 79,800円 |
インダッシュ/オンダッシュ | インダッシュ |
画面の大きさ(インチ) | 6.8 |
GPS機能 | ー |
Bluetooth機能 | 〇 |
重量 | 1.61㎏ |
スマホ連携機能 | × |
制御方法 | 音声・タッチ |
地デジ | ー |
⑥Alpine「ビッグX X9NXL」
高音質なので車の中でも音楽を楽しむことができます。
最先端のボイスタッチとアレクサを搭載しているので、運転しながらカーナビを操作することができます。
値段 | 149,495円 |
インダッシュ/オンダッシュ | インダッシュ |
画面の大きさ(インチ) | 9 |
GPS機能 | × |
Bluetooth機能 | 〇 |
重量 | 4.4㎏ |
スマホ連携機能 | アプリで可能 |
制御方法 | 音声・タッチ |
地デジ | 〇 |
⑦YUPITERU「YPF7540」
安全運転をサポートしてくれる機能がついており、道案内をしながら違反防止を知らせてくれます。
文字の大きさも3種類あるので、見やすい大きさに設定することができます。
値段 | 38,000円 |
インダッシュ/オンダッシュ | オンダッシュ |
画面の大きさ(インチ) | 7 |
GPS機能 | × |
Bluetooth機能 | × |
重量 | 1.1g |
スマホ連携機能 | × |
制御方法 | タッチ |
地デジ | 〇 |
⑧ECLIPSE「Rシリーズ」
映画やテレビが綺麗で、音楽も高音質になります。
見やすい地図なので、複雑な交差点も迷わず運転することができます。
スマホみたいに使えるため、カーナビの操作が嫌いな人でも簡単に使用できます。
値段 | 115,000円 |
インダッシュ/オンダッシュ | インダッシュ |
画面の大きさ(インチ) | 7 |
GPS機能 | × |
Bluetooth機能 | 〇 |
重量 | 3.6㎏ |
スマホ連携機能 | × |
制御方法 | ボタン |
地デジ | 〇 |
Bluetoothだけを後付けする方法
欲しいカーナビはあるけどBluetooth機能がついていないなんてこともあるのではないでしょうか。
ここからはBluetooth機能を後付けする方法を紹介していきます。
レシーバーでBluetoothを後付けする方法
レシーバーを使ってBluetoothを付けるには、ステレオミニプラグとシガーソケットが必要になります。
レシーバーを接続すると、カーナビの「AUX」に接続するだけでBluetoothをつなげることができます。
簡単にできる方法なので、ぜひ使ってみてください。
トランスミッターでBluetoothを後付けする方法
もう一つの方法として、トランスミッターでBluetoothをつなげる方法があります。
トランスミッターとは接続された機器の音源をFMラジオの周波数に合わせて送信する機械です。
多くの商品が手のひらに収まるサイズで、車用のトランスミッターも多く発売されています。
車用に電話にハンズフリーで出れる機能がついた商品など様々な商品が展開されています。
自分に合った商品を探してみましょう。

まとめ
今回はカーナビの後付け方法について紹介しました。
業者に頼む方法と自分で取り付ける方法と様々あります。
業者で取り付けを行う場合は、工賃がかかりますが、丁寧な作業で取り付けてくれるでしょう。
自分で行う場合は工賃はかかりませんが、時間と手間がかかってしまいます。
カーナビ取り付けは大がかりな作業になることもあるので、不安な場合は業者にお願いしましょう。
自分で取り付けする場合や、カーナビを持ち込む場合は自分に合った商品を選んでみてくださいね。