フロントガラスは、外側だけでなく内側もいつの間にか汚れていると、気づくことはありませんか?
フロントガラスの汚れは運転の視界を遮り、放っておくと事故の原因にもなるため、内側も常にきれいにしないといけません。
今回は、フロントガラス内側の汚れの原因・汚れ除去を効率よくする方法、汚れ掃除の際の注意点などについて、詳しく解説していきます。ぜひ、本記事を参考にしてください。
フロントガラスの内側につく汚れとは
フロントガラス内側にこびりつく汚れは、主に2種類の汚れです。その種類とはどういったものなのか、以下より説明します。
水性の汚れ
水性の汚れは、主にほこりです。車内を清潔にしていても空気中はほこりが舞うものなので、いつの間にかフロントガラス内側にもほこりが付着します。
ほこりを除去せずに放置していると、フロントガラスの内側がほこりで覆われてしまうでしょう。
油性の汚れ
水性の汚れに比べて落としにくいタイプの汚れが、油性の汚れです。油性の汚れの原因はタバコのヤニ・手垢・フロントガラスに付けたホルダーの吸盤の跡などです。
水性汚れであるほこりと違い、から拭き・水拭きしただけでは汚れは落ちません。
なんとか汚れを落とそうと力を入れてゴシゴシとこすると、拭きムラやスジができてしまい、見た目がさらに汚くなってしまうでしょう。
フロントガラスの汚れを落とす5つの方法
フロントガラスの内側は、傾斜になっていて、さらに車内も狭くてステアリングやディスプレイも障害になるので、掃除がしにくい箇所といえます。ボディ外側のように洗車で丸洗いなども不可能なので、掃除をうまくやるコツを把握しておくことが大事です。
では、フロントガラス内側の汚れを効率的に落とすにはどういった方法があるのか、その方法を5つ紹介しましょう。
蒸しタオルで掃除する
蒸しタオルの熱は油を溶かす作用があるので、蒸しタオルで油性汚れを浮かせて、そのあとにマイクロファイバーで拭き取れば汚れは簡単に落ちます。
蒸しタオルの水滴が残るとそれがシミになってしまうので、マイクロファイバーできれいに拭き取りましょう。また蒸しタオルの熱さで火傷しないようにすることも大事です。
新聞紙で掃除する
新聞紙に使用されている印刷用インクは油を溶かす作用があります。インクで浮き上がった油を新聞紙の繊維で拭き取ることによって、フロントガラス内側の汚れを落とすことが可能です。
濡らした新聞紙でガラスを拭く→乾いた新聞紙で浮き上がった汚れを拭き取る→最後にマイクロファイバーで拭き取る、という手順を行えば、ガラスはきれいになります。
エタノールを使って掃除する
エタノールは油分を分解する作用があるので、頑固な油性汚れには効果的です。エタノールは濃度が濃い無水タイプと濃度を抑えた消毒用エタノールがあるので、汚れの度合いによって使い分けをしましょう。
エタノールを使った掃除方法は、以下の手順で行います。
2. 乾いたタオルに布にエタノールを含ませて、ガラスを拭く
3. マイクロファイバーできれいに拭く
エタノールは引火性があるので、掃除中は火の元に注意しなくてはいけません。また、揮発性があるので換気を十分にすることが大事です。
ガラスクリーナーで掃除する
家の窓などを掃除する際に使用するガラスクリーナーも、同じガラスであるフロントガラス内側の掃除に応用できます。
ガラスクリーナーを使用すれば、掃除後のマイクロファイバーを使った仕上げをする必要がありません。
烏龍茶を使って掃除する
飲料水の烏龍茶も、実はフロントガラス内側の掃除に応用がききます。烏龍茶の売りといえば、体内の脂分を分解して排出する作用ですが、この成分の働きを利用すれば、頑固な油汚れを一掃できるわけです。
乾いたタオルや布に烏龍茶を含ませて、それでガラスを吹けば、きれいになります。

フロントガラスの内側掃除に便利なアイテム
フロントガラス内側を掃除する際は、エタノールや烏龍茶などのアイテムが有効であることを説明しましたが、それ以外にも掃除の際に手元にあると便利なアイテムがあります。
このアイテムがあれば、ガラス掃除はよりスムーズに進んでいくでしょう。ではそのアイテムとは何か、次より紹介します。
マイクロファイバークロス
フロントガラス内側だけでなく、あらゆる掃除の際に活躍してくれる万能のアイテムがマイクロファイバークロスです。
このアイテムは、きめ細かい化学繊維を使用して構成されているので、拭き取りの際に繊維が付着する心配はありません。
また、ハイレベルな吸水力でありながら本体は乾きやすいなどの特徴もあります。このクロスが手元にあるだけで掃除の効率は格段にアップするでしょう。
窓ガラス拭きシート
窓ガラスの掃除に特化したシートも販売されています。このアイテムは窓ガラスの汚れを想定して製造されているので、これが手元にあればフロントガラス内側の掃除も円滑に進められます。
窓ガラスシートは各メーカーから販売されていますが、おすすめなのは次の商品です。
♦【アズマ】窓掃除シートガラス拭きウェットシート
アズマ工業から販売されている「窓掃除シート ガラス拭きウェットシート」は、あらかじめ洗浄成分が配合されているので、洗浄液などを併用する必要がありません。
拭いた後も拭き跡などが残らないきれいな仕上がりになります。
窓ガラスクリーナー
大掃除のときに大活躍する窓ガラスクリーナーは、フロントガラス内側の掃除にも役立ちます。通常の拭き取りでは簡単に落ちない油やタバコのヤニ汚れをきれいに落とすことが可能です。ガラスクリーナーでおすすめなのは、次の商品になります。
♦【ガラスマジックリン】ガラスクリーナー
大手である花王が販売しているベストセラー商品・ガラスマジックリンは、スプレータイプなので、手間がかかりません。油汚れなどでくすんだフロントガラスも、すぐにクリアになります。
車の内装に特化した洗剤でも汚れは落とせる!
わざわざフロントガラスの内側の掃除のためだけにクリーナーを買うのも面倒ですよね。
そんな時は内装に特化したマルチクリーナーで掃除しても効果的です。
フロントガラスの内側だけでなくシートや天井の汚れも落としてくれます。
フロントガラスの内側掃除するときの注意点
フロントガラス内側は、掃除する際の注意点を把握しておかないと、掃除後の仕上がりが汚い感じになって、視界の悪さが改善されません。
掃除における大事なポイントを事前に押さえておきましょう。掃除の際の注意点は、以下の2つです。
ガラス用のクリーナーを使うのがおすすめ
クリーナーは泡・エアゾールタイプのものだと、粘着剤などの油分が配合されているので、掃除の仕上がりにムラができます。
アルコール成分が配合されたクリーナーだと、サラサラ感があり仕上がりもきれいです。
クリーナー使用は他の掃除方法よりも格段にきれいになるので、確実に汚れを落としたい人は、クリーナーがおすすめです。
新品未使用のタオルを使うのがおすすめ
掃除に使うタオルは未使用のきれいなタオルを使いましょう。使い古したものだと表面に汚れがついている・ざらついている可能性があり、ガラスに負荷がかかってしまいます。
新品で、乾いた清潔なタオルを用意しておきましょう。
プロの業者にフロントガラスの清掃を依頼する
フロントガラス内側をきれいにしたいけど掃除が難しい・掃除してもきれいにならないという人もいるでしょう。また掃除したくても時間がない人もいるかもしれません。そのような人は、専門業者への依頼がおすすめです。
専門業者であればその道のプロなので、フロントガラスはもちろん車内のあらゆる箇所をすみずみまできれいに仕上げられます。
自分でやるよりも費用はかかりますが、確実にきれいになる・手間がかからないなどのメリットもあるので、おすすめです。

フロントガラスの外側が汚れている場合は専用クリーナーで落とす
フロントガラスの内側を掃除してもなかなか奇麗にならない場合は、外側が汚れている場合があります。
外側は頑固な水垢や汚れが付きやすいので、専用のクリーナーで洗浄しましょう。
フロントガラスの外側の水垢除去にはおさるのスゴピカ「フロントガラスウロコ取り」がおすすめです。
洗剤をスポンジにつけて擦るだけの簡単作業で楽に水垢や汚れを除去することができます。
安心の中性洗剤のため、繊細なフロントガラスも傷つけません。
フロントガラスの水垢や汚れが気になる場合は一度試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
気がついたらいつの間にか汚れているケースが多いフロントガラスは、その汚れを放置していると、運転の視界をさえぎって事故の原因になります。そのため、汚れが目立ってきたら素早く掃除しなくてはいけません。
今回のこの記事を参考にして、ガラスの掃除方法・注意点などを把握して、どんな掃除方法が自分に適しているのか知っておきましょう。