白い車についた水垢・黒ずみは、放っておくとボディの見た目が悪くなり、ひどい場合は塗装が剥がれる原因にもなることがあります。
白など薄い色の車だとどうしても小さな汚れも目立つので気になってしまいますよね。
本記事は、白い車についた落ちない黒ずみや水垢の落とし方、汚れの予防方法について紹介していきます。困っているかたはぜひ参考にしてください。
白い車についた水垢・黒ずみの原因は?
白い車は、黒い車に比べて黒ずみが目立ちやすいという特徴があります。なぜなら、白い車のボディは光を反射しやすいため、黒ずみが目立ってしまうためです。
雨水や水道水のミネラル
雨水や水道水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれており、これらが車のボディに固着すると黒ずみとして残ってしまいます。ミネラルは、空気中の酸素や紫外線の影響を受けて、酸化や変色をしてしまうのです。
水道水の硬度によってもミネラルの含有量は異なり、水道水の硬度が高い地域だとミネラルの含有量が多くなるため、白い車の黒ずみが目立ちやすくなるのです。
水垢クリーナーで洗車するとボディに付着したミネラルも落とすことができます。
ワックスやコーティングの残り
白い車にワックスやコーティングが残ると黒ずみが付いてしまう理由は、ワックスやコーティング剤に含まれているボディを保護するための油分や樹脂など油分が残ってしまうためです。
この油分がボディに残り続けると、空気中のホコリや排気ガスが油分と混ざり合うことで、黒ずみの原因となります。また、ワックスやコーティング剤が劣化すると、油分がボディから剥がれてしまい黒ずみが付くこともあります。

ワックスやコーティング剤を塗布した時は、乾いたタオルでしっかりと拭き取りましょう。
排気ガスやホコリの固着
ホコリや排気ガスは、空気中に浮遊している汚れです。車を走行していると、空気中のホコリや排気ガスがボディに付着します。
特に、都心や高速道路などの交通量の多い場所では、ホコリや排気ガスの量が多いため、黒ずみが目立ちやすくなります。
ワックス剤を塗っておくと排気ガスやホコリが付くのを防ぐのに役立ちます。
洗車用洗剤の成分の残り
洗車用洗剤には、車体の汚れを落とすために界面活性剤が含まれています。洗車用洗剤が完全に洗い流しきれていないと、界面活性剤が水垢などの汚れを包み込んでボディに残ります。
この界面活性剤が白い車の車体に残ってしまうと、汚れを吸着して黒ずみが発生してしまうのです。

白い車についた水垢・黒ずみの落とし方
白い車についた水垢や黒ずみを落とす方法はいくつかあります。家にある台所洗剤で落とせる汚れもあれば、専用クリーナーでないと落とせない頑固な汚れもあります。
それぞれの特徴やメリットデメリットについて紹介していきます。

台所用洗剤で落とす
台所用洗剤は、油汚れを落とすのに適した洗剤です。
水垢や黒ずみは、油脂などの汚れが原因で発生するため、台所用洗剤で落とすことができます。また、研磨剤が含まれていないのでボディを傷つけずに洗車できるのがメリットです。
ただし、台所用洗剤は泡切れが悪いため、すすぎを十分に行いましょう。また、研磨剤が含まれている台所用洗剤は、ボディを傷つける可能性があるため、使用しないでください。
市販のカーシャンプーで落とす
カーシャンプーは、車のボディを洗うために作られた洗剤です。
ボディについた水垢や黒ずみは、カー用品店やインターネットで売られているカーシャンプーで落とすこともできます。
ただし、カーシャンプーは、研磨剤が含まれていない製品を選ぶようにしましょう。研磨剤が含まれているカーシャンプーは、ボディを傷つける可能性があるためです。
また、コーティングをしている車としていない車ではおすすめのカーシャンプーが異なります。
コーティング施工をしている車
コーティング施工をしている車の汚れを落とす場合は、コーティング車用のカーシャンプーを使うようにしましょう。
洗浄力が強くても、コーティングまで剥がしてしまう恐れがあるため、コーティング車用のカーシャンプーを使用するのがおすすめです。
コーティング施工をしていない車
コーティング施工をしていない車の汚れを落とす場合は、カーメイトが販売している「本当によく落ちる水アカシャンプー」を使うのがおすすめです。
原液を希釈して使うタイプのカーシャンプーが多いですが、こちらの商品は原液のまま使います。ボディについた水垢を落とせますが、コーティングを剥がしてしまいます。
ボディカラーによっても商品が異なりますので、自身の車に合ったものを選びましょう。
専用のクリーナーで落とす
白い車の水垢や黒ずみがひどい場合は、専用のクリーナーを使って汚れを落とすのがおすすめです。
水垢クリーナーは水垢を落とすための成分が含まれているので、台所用洗剤やカーシャンプーよりも楽に綺麗に落とすことができます。
車の水垢や黒ずみだけでなく、家庭のシンクやお風呂の鏡などにも使えるので、買っておいても損はないでしょう。
白い車についた黒ずみを予防する方法
白い車についた水垢や黒ずみを落とす方法について紹介してきましたが、やはり汚れが固着してしまう前に予防しておくことが大事です。
また、どうしても黒ずみが気になる方は、目立ちにくい色の車を選ぶのも1つの予防方法です。
以下では、白い車の水垢や黒ずみを予防する方法について解説していきます。
ボディカバーをして車を保護する
車にボディカバーをかけておくと、雨や風、排気ガスなどの汚れがボディに付くのを防ぐことができます。ただし、ボディカバーを使う時は以下の点に注意しましょう。
・ボディカバーは車体にフィットするものを選ぶ
・ボディカバーは定期的に洗濯して綺麗にする
・ボディカバーは直接日光に当たらないようにする
ボディカバーのサイズが緩いとずれてしまう可能性があります。また、汚れたカバーを付けていると、そこから汚れが車本体に付いてしまう恐れがあります。
正しく利用して、汚れから車を守りましょう。
洗車後など濡れた後は拭き取る
洗車した後や雨が降った後にボディに水滴が残っていると、雨ジミが付きやすいだけでなく、汚れも付きやすくなってしまいます。
そのため、洗車後は柔らかいマイクロファイバークロスでしっかりと拭き取ることが大切です。

繊維の硬いタオルや雑巾で拭き取ると、ボディに傷が付く可能性があるため注意しましょう。
洗車後や雨に濡れた後に拭き取る習慣を付けることで、白い車の黒ずみを予防できます。
汚れを落としてコーティングする
コーティングはボディに保護膜を作り、汚れが付着するのを防ぐ役割があります。
コーティングは、ガラスコーティングとポリマーコーティングの大きく2種類に分けられます。
ポリマーコーティングはガラスコーティングよりも耐久性は劣りますが、ガラスよりも安価で購入できるのがメリットです。
汚れを落とした状態でコーティングしておくと、水垢や黒ずみを予防することができます。
まとめ
白い車についた水垢や黒ずみの落とし方について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
薄い色の車に乗っていると、どうしても黒い汚れが目立ってしまいますよね。
汚れが付いて放置すると落としにくくなってしまうので、こまめにメンテナンスをし、汚れが付かないように対策しておくのがおすすめです。
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