「水なし洗車って何?」
「水なし洗車は簡単って聞いたけど、実際どうなの?」
このような疑問に答える記事です。
水なし洗車は手間をかけずに簡単に洗車できる洗車方法です。
時間がない時や汚れが気になるけど面倒なときにピッタリな洗車方法ですよね。
今回は水なし洗車についてどれぐらい簡単なのかメリットやデメリットを含めて紹介していきます。
【執筆者】
カーケア用品専門店モビフルを運営しており、ウロコ取りをはじめとする様々な商品を販売しております。
皆様のカーライフの疑問に答えるべく、コラムを執筆しています。
本記事ではモビフル編集部が独自にとったアンケートを織り交ぜながら、コラムを作成しております。
アンケート
実施媒体:クラウドワークス株式会社
実施日時:2023/5/17~2023/5/24
対象:手洗い洗車したことがある男女100名
水なし洗車とは?
水なし洗車とは簡単にいうと、水を使わず洗車することができる洗車方法です。
水を使わないなんて従来の洗車方法からすると信じられないですよね。
水なし洗車は水で洗剤を泡立てたり、水で流したりといった過程がない洗車方法になります。
水なし洗車にはスプレータイプやシートタイプなどといった幅広い商品が展開されています。
では、そんな水なし洗車について詳しくみていきましょう。
水なし洗車の4つのメリット
それでは水なし洗車の4つのメリットについて紹介していきます。
- どこでも洗車できる
- 準備するものが少ない
- 水シミや水垢ができにくい
- 洗車時間を短縮できる
上記が水なし洗車のメリットになります。
詳しく説明していきます。
①どこでも簡単に洗車できる
水なし洗車は水を使用しないので、洗車する場所を選びません。
通常の洗車ではシャンプーを泡立てたり、ボディ全体を水で流す必要があったりとある程度の場所が必要です。
また、泡だったシャンプーを川などに流す必要があるので、環境に配慮できなかったり、近隣の住民の方に迷惑をかけてしまったりする可能性がありますよね。
ちなみにアンケートではカーシャンプーを使用している方からこのような声もありました。

自分だけでなく流れ出た物にも責任がありますので成分には気を使います。」
流れ出た泡を見ると少し罪悪感がありますよね。
水なし洗車は上記のような配慮をしなくてもいいので、自宅の屋内や屋外でもためらう必要がなく簡単に洗車することができます。
②準備するものが少ない
水なし洗車は準備しておくものが少ないです。
では通常の洗車で準備しておくものと水なし洗車で準備しておくものを比較してみましょう。
こう見ると水なし洗車は用意するものが圧倒的に少ないですよね。
水なし洗車は初期費用も少ないので、コスト的にも始めやすい洗車です。
時間がない場合や道具を揃えるのが面倒と感じている場合は簡単に洗車できるので、おすすめですよ。
③水シミや水垢ができにくい
普通のカーシャンプーを使用した洗車の場合は、水ですすいだ後にしっかりと拭き取る必要があります。
水の拭き残しがあると水シミや水垢ができる原因となります。
水なし洗車では水を使用しないので、水シミや水垢をそもそも作りません。
そのため、水シミや水垢の心配なく洗車ができます。
④洗車時間を短くできる
水なし洗車は洗車時間を大幅に短縮できます。
【普通のカーシャンプーの場合】
作業行程 | 作業時間 |
①水でボディを流す | 約5分 |
②シャンプーを軽量して泡立てる | 約5分 |
③車全体を洗う | 約25分 |
④水ですすぐ | 約10分 |
⑤ふきあげる | 約15分 |
合計作業時間 | 約1時間 |
【水なしシャンプーの場合】
作業工程 | 作業時間 |
①スプレーをする | 約10分 |
②クロスで拭き取る | 約10分 |
合計作業時間 | 約20分 |
上記の表のような時間になります。
なんと3分の1の時間で洗車を終えることができます。
洗車する時間が長いと感じている方は水なし洗車を試してみると簡単で楽に感じるででしょう。
水なし洗車の4つのデメリット
水なし洗車のメリットを紹介してきましたが、デメリットは何でしょうか。
水なし洗車のデメリットは下記の通りになります。
- 洗車傷ができやすい
- 汚れがひどい場合には使用できない
- コスパが悪い
- クロスを頻繁に変える必要がある
詳しく説明していきます。
①洗車傷ができやすい
水なし洗車の1番大きなデメリットとしては、洗車傷ができやすいことです。
水なし洗車では、スプレーをしてクロスで汚れをかき取る、またはシートで汚れをかき取るので、車の塗装面に傷がつきやすいです。
濃淡車は傷が目立ちやすいのでおすすめできません。
②汚れがひどい場合は使用できない
水なし洗車は汚れがひどい場合も洗車することができません。
水なし洗車では基本的に拭き取りになるので、こびりついた汚れや汚れがひどい場合は汚れを落としきることができません。
汚れがひどい場合には、カーシャンプーで洗車を行うようにしましょう。
カーシャンプーで洗浄する場所がない場合には、コイン洗車場の利用やプロに洗車を依頼しましょう。
③コスパが悪い
水なし洗車は希釈がないので、1回に使用する量が多いです。
そのため、車を1台洗車するとすぐに溶液がなくなってしまいます。
カーシャンプーだと希釈して使用するタイプが多いので、1カ月に1回の洗車でも1年ほどもつ容量なことが多いです。
コスパよく洗車したい場合はカーシャンプーのほうがいいでしょう。
④クロスを頻繁に変える必要がある
水なし洗車では汚れをクロスで拭き取るので、クロスが汚れてしまいます。
準備するものは少ないですが、クロスは5〜10枚ほど準備しておく方がいいでしょう。
クロスは普通のタオルではなくマイクロファイバークロスなどの柔らかいタオルを選ぶようにしましょう。
車の塗装面は繊細なので、普通のタオルではより洗車傷ができやすくなってしまいます。
水なし洗車がおすすめな場面は?
水なし洗車がおすすめな場面はどんな場所なのでしょうか。
おすすめな場面を紹介していきます。
手軽に簡単に洗車したいとき
水なし洗車は手軽に洗車できるので、車を手入れしたいけど面倒な時や炎天下の時期で水が蒸発しやすい時期にぴったりです。
本格的な洗車と手軽に洗車するのと分けて使用するのもおすすめです。
またいつもはコイン洗車場で洗車しているけど、どうしても行くことができない場合などにも向いていますよね。
洗車する場所が限られているとき
洗車するには、それなりの場所を使用する必要がありますが、近くに洗車するほどの場所ない場合もありますよね。
上記のような状況のときに水なし洗車は便利です。
屋内の狭い車庫でも水や溶液を排水路などに流せない場合でも使用できるので、洗車する場所が限られている時でも洗車することが可能です。
簡単にできる水なし洗車おすすめ商品
ここからは水なし洗車のおすすめ商品を紹介していきます。
商品選びの参考にしてみてください。
FW1 水を使わない洗車/ワックス剤
累計販売本数350万本突破している大人気商品です。
車だけではなく、バイクや自転車にも使用することができるので、1本で多数の使用用途があるのも嬉しいですよね。
価格 | 2,900円 |
容量 | 517ml |
二次的効果 | ワックス(撥水性) |
公式ショップURL | FW1 |
対応塗装色 | 全塗装色 |
AguaMirai PROFESSIONAL
環境にやさしい生分解性成分を使用しています。
キズ防止成分が配合されており、研磨剤が不使用なので車にも優しく洗車することができます。
価格 | 2,200円 |
容量 | 460ml |
二次的効果 | ワックス(撥水性) |
公式ショップURL | AguaMirai |
対応塗装色 | ー |
プロスタッフ NEWノンタイムウォッシュ
スプレーを吹きかけて拭くだけでしっとりとしたツヤと撥水効果を出すことができます。
洗車をしながら光沢力をアップさせることができます。
価格 | 538円 |
容量 | 400ml |
二次的効果 | ワックス(撥水) |
公式ショップURL | プロスタッフ |
対応塗装色 | 全色対応 |
EK-TOP’S EK-ZERO
クロスが付属しているので、スプレーを購入するだけで、洗車を始めることができます。
1回の施工で1〜2カ月持つので、お手入れも楽です。
価格 | 3,300円 |
容量 | 500ml |
二次的効果 | コーティング |
公式ショップURL | EK-TOP’S |
対応塗装色 | ー |
まとめ
今回は水なし洗車についてまとめてみました。
個人的な意見としては、水なし洗車は車を傷つける可能性やコスパ的に考えて、洗車時は主にカーシャンプーを使用し、時々水なし洗車を使用するぐらいが良いと思います。
ただし、洗車する場所がなかったり洗車する時間がなかったりと様々な事情がある場合には定期的なメンテナンスとして利用するのも1つの手段ですよね。
実際に韓国やドイツは環境に厳しく道路や排水路に洗剤を流せないため、水なし洗車は自宅でできる洗車として主流です。
水なし洗車は簡単ですが、その分メリットデメリットがあるので、自分に合った場面や状況で使いこなしてみましょう。