「車に付着した雨ジミを取り除いてきれいにしたい…」
「雨ジミの除去方法について知りたい…」
そんな疑問に答える記事です。
結論からいうと、雨ジミは中性洗剤やクリーナー、研磨で落とすのが良いです。
本記事では、
- 雨ジミの特徴
- 雨ジミが車に付着する5つの原因
- 雨ジミの除去方法
について解説します。
この記事を読み、車から雨ジミを取り除いてキレイな状態でドライブを楽しみましょう。
車に付着する雨ジミとは
雨ジミとは、車のボディなどに付着する汚れであり、雨に含まれた不純物が変化したシミを指します。
雨は、大気から地面に降り注ぐまでに大気中にある様々な汚れを取り込んで地表に落下します。
雨ジミに含まれているのは以下のような汚れです。
- 黄砂
- PM2.5
- ホコリ
- ミネラル物質
- 化学物質
などが挙げられます。
雨ジミと水垢、両方の汚れは放置していると固まってしまって洗車では、落としづらくなります。
【ポイント】
水垢はパーツとパーツのつなぎ目に付着する黒いスジ汚れです。車に付着したい油や粉塵などの汚れが雨で流れた後に乾燥してできた汚れを指します。
雨ジミが車に付着する5つの原因
雨ジミの正体はわかりましたが、ではどのような理由で雨ジミが車に付着するのでしょうか。ここでは、雨ジミが車に付着する原因について解説していきます。
雨ジミが車に付着するのは以下の5つの原因があります。
1.雨が降っても車を放置しているから
2.井戸水で洗車をしているから
3.コーティング施工後にメンテナンスをしていないから
4.猛暑の環境下で洗車をしたから
5.洗車時に水分を拭き上げていないから
以下で、それぞれの原因について解説していきます。
雨が降っても車を放置しているから
1つ目の原因は、雨が降ったあとに車を放置しているからです。
雨の中には、黄砂やPM2.5、ホコリなどの不純物が含まれています。雨天時に運転したり、屋外に駐車をしたままでいると、不純物を含んだ雨が車のボディに付着します。
放置すれば、時間の経過とともに水分だけが蒸発してしまうことで雨ジミとして、塗装面に残って汚れが固着してしまいます。
井戸水で洗車をしているから
2つ目の原因は、井戸水を使用して洗車をしているからです。
井戸水には、ミネラルやカルシウム、マグネシウムなどの成分が含まれています。
ミネラルを含んでいるということは、車体に付着したミネラル成分が蒸発したときに白いシミ状になって残ります。
このようなシミができると、通常の洗車だけでは取り除けなくなります。
そのため、井戸水を使って洗車するのは避けて水道水を使用した方がよいでしょう。
コーティング施工後にメンテナンスをしていないから
3つ目の原因はコーティング施工後にメンテナンスを行っていないからです。
コーティングをすることで、雨ジミや汚れが防止できます。しかし、コーティングの施工後にメンテナンスをしていなければ雨ジミが発生しやすくなります。
最低でも1年に1回は、洗車を行いメンテナンス剤によるクリーナー掛けを行うようにしましょう。
猛暑の環境下で洗車をしたから
4つ目の原因は猛暑の気候で洗車を行ったからです。
猛暑の時に洗車をすると、水道水の乾くスピードが早まり、ミネラルや塩素などの物質が蒸発して車のボディに雨ジミとして残ってしまいます。
可能であれば、曇りの日に洗車をするか、猛暑の環境で洗車をする場合はパーツごとに洗って拭き上げ作業をしっかり何度も繰り返すようにしましょう。
洗車時に水分をしっかりと拭き上げていないから
5つ目の原因は、洗車をしたときに水分をしっかりと拭き上げていないからです。
洗車時に水分をふき取っていないと、車に雨ジミが残ります。水道水にはミネラルや塩素が含まれているので、車の塗装面に残ることで雨ジミとして残ってしまいます。
拭き上げ作業は、洗車タオルもしくはマイクロファイバークロスなどを使ってしっかりと行い、水分を完全に取り除くようにしましょう。
車の塗装面に付着する雨ジミの種類
ところで、車の塗装面に付着する雨ジミの種類はどのようなものがあるのでしょうか。
雨ジミは2種類あります。
1.イオンデポジット
2.ウォータースポット
以下で、どのような特徴があるのかについてそれぞれ解説します。
イオンデポジット
イオンデポジットとは、雨が降ったときに車に付着した水分が蒸発した後に残った白いシミです。
この白いシミはカルシウムや塩素などのミネラル成分があるためで比較的気温の高い夏場の洗車時に見られます。
素早く水分をふき取ることに努めたり、夏場の炎天下の洗車を避けることでイオンデポジットの発生を防止できます。
もし、車にイオンデポジットが発生したとしても専用の除去剤を使用していれば簡単に取り除くことが可能です。
ウォータースポット
ウォータースポットとは、ボディに付着した水滴に太陽光の熱が集められ、発生した高熱が塗装面を焼き、車の塗装面を陥没させてしまう現象です。
イオンデポジットが悪化することでウォータースポットに変化してしまいます。
塗装面を陥没させてしまったウォータースポットは、除去剤では綺麗に復元することは難しく研磨作業をしないといけません。
進行が比較的軽ければコンパウンド入りのワックスなどの対処が可能です。もし、自分で解決できない場合は、業者に依頼した方が確実でしょう。
雨ジミの除去方法
雨ジミが発生してしまったら、カーシャンプーでは落としにくいです。では、どのように除去するのがよいのでしょうか。
この章では、雨ジミを除去する方法について解説していきます。
雨ジミを除去する方法は3つあります。
1.泥や砂を含んでいる場合は中性洗剤で洗車する
2.中性洗剤で落とせないならクリーナーを使用する
3.クリーナーや除去剤で無理なら研磨を行う
以下で解説していきます。
泥や砂の場合は中性洗剤で洗車する
砂や泥を含んだ程度の雨ジミであれば、中性洗剤で取り除けるので、まずは中性洗剤の使用を試しましょう。
中性洗剤を使用する際は次の2点に気を付けましょう。
1.金属製スポンジや研磨入りスポンジ、硬めのたわしの使用は避ける
2.台所用洗剤の使用は避ける
中性洗剤で洗車する場合、塗装面を傷める可能性があるので、金属製スポンジや研磨入りスポンジ、硬めのたわしの使用は避けましょう。
また、台所洗剤は界面活性剤の濃度が高いため、使用すると樹脂やゴムなどのパーツが劣化する可能性があるので、避けましょう。
中性洗剤で落とせないならクリーナーを使用する
中性洗剤で汚れを落とせない場合はクリーナーを使用しましょう。
汚れの程度が軽い水垢やシミであれば、シミ取り効果やボディの保護効果が得られるクリーナーを使用するのがおすすめです。
固着したイオンデポジットには、分解除去が得られる除去剤を使用した方がボディを傷めることなく取り除くことがおすすめです。
使用時には強く擦りすぎると、塗装面に傷が付くリスクが高くなるので、注意しましょう。
クリーナーや除去剤で無理なら研磨する
イオンデポジットがウォータースポットになってしまっている場合はクリーナーでは取り除けないため、研磨をしましょう。
軽度のウォータースポットであれば、カーショップで販売されている研磨剤を使って自分で研磨できます。
重度の汚れで手に負えない場合などのケースであれば、業者に洗車依頼をしましょう。
車のガラスやボディに効く雨ジミ除去専用クリーナー3選
雨ジミの除去方法を紹介しましたが、ではどのようなクリーナーを使用して雨ジミを除去していけばよいのでしょう。ここでは、雨ジミに効く専用除去クリーナーを3点紹介します。
SOFT99 お手入れシート 8枚入
強力な洗浄成分と特殊シートのかき取り効果で、淡色車の水垢や濃色車の雨ジミを拭くだけで落とすクリーナーです。
特殊シート内部に汚れを抱き込み、引きずりによるキズつきを防止します。
車を美しいツヤと輝きに仕上げ、キレイにします。
メーカー名 | ソフト99(Soft99) |
内容量 | 8枚入り |
商品サイズ | 400mm×300mm |
商品の重量 | 220 g |
SOFT99 コーティング施工車リフレッシュクリーナー 180ml
コーティング被膜専用クリーナーでダメージを受けたコーティング施工車の輝きが復活します。
ボトルと付属の専用のマイクロファイバークロスがセットになっているので、すぐに使用できます。 虫汚れや鳥フン除去にも使用可能です。
メーカー名 | ソフト99(Soft99) |
内容量 | 180ml |
商品サイズ | 幅:5cm 奥行:11.7cm 高さ:21cm |
商品の重量 | 270 g |
ウィルソン(WILLSON) ガラス用ウォータースポットクリーナー 125ml
ダイヤモンドパウダーが配合されており、雨ジミや劣化したガラスコート剤、ガンコな油膜を強力に除去します。研磨力を引き出すファイバースポンジ付きで、スムーズに作業を行うことが可能です。
メーカー名 | ウィルソン(Willson) |
内容量 | 125ml |
商品サイズ | 幅:4.4cm 奥行:15.6cm 高さ:21.6cm(梱包サイズ) |
商品の重量 | 200 g |
雨ジミの発生を防止する対策法
ここからは、雨ジミが発生する前に対策できる方法を解説していきます。
対策法は、4つあります。
1.カーシャンプーで定期的に洗車する
2..車が雨で濡れないように駐車する
3.親水性のコーティング剤を使う
4.自分で除去できない場合は業者に依頼する
以下で詳しく解説していきます。
カーシャンプーで定期的に洗車する
1つ目は定期的に洗車を行うことです。
こまめに洗車を行うことで雨ジミの防止ができます。
屋外に駐車している場合は月に2回程度洗車を行いましょう。屋根が付いている駐車場やガレージで駐車している場合は月に1回程度が目安です。
定期的にカーシャンプーなどを使用して洗車することを忘れないように心がけましょう。
車が雨で濡れないように駐車する
車が雨で濡れないように駐車するようにしましょう。
そもそも車が雨に濡れないようにすることで雨ジミを防ぐことができます。屋根が付いた駐車場に車を駐車できないような環境であれば、車にカバーをしておくことで雨ジミの発生を抑えて予防ができます。
屋外にしか駐車環境がないという方は、車体カバーの使用を検討してみましょう。
親水性のコーティング剤を使う
車にコーティング剤の散布を行いましょう。
特に親水性のコーティング剤は水をそのまま流してくれる性質があるので、雨ジミ予防に適しています。
自分で除去できない場合は業者に依頼する
軽度の雨ジミであれば、ご紹介した除去方法で取り除くことができるでしょう。
しかし、塗装面にこびりついてしまった雨ジミやウォータースポットに変化してしまったものは業者に依頼して除去するようにしましょう。
車に付着した雨ジミを除去するのにクエン酸はNG?
クエン酸は酸性であり、車のボディや金属部分にクエン酸が付着すれば、塗装がはがれたり錆の発生へとつながる恐れがあります。
なので、車の雨ジミの除去にクエン酸を使用するのは避けて専用のクリーナーや除去剤などを使用して雨ジミの除去を行いましょう。
まとめ
今回は、雨ジミが車に付着する原因や雨ジミの除去方法について解説してきました。
雨ジミは、車のボディに付着する汚れで雨に含まれた不純物が変化したシミです。
雨ジミが車に付着する原因は5つでした。
1.雨が降っても車を放置しているから
2.井戸水で洗車をしているから
3.コーティング施工後にメンテナンスをしていないから
4.猛暑の環境下で洗車をしたから
5.洗車時に水分を拭き上げていないから
これら5つの原因で車に付着してしまった雨ジミを除去する方法は3つありました。
まずは中性洗剤で洗車し、汚れが落ちなければクリーナーを使用しましょう。
それでも雨ジミが落とせないようであれば、研磨しましょう。
日ごろから念入りな洗車を行うことで雨ジミは予防でき、しっかりとしたメンテナンスをする分だけ自分の愛車を綺麗な状態にし続けることができます。
もし、自分で除去しきれない場合は業者に依頼して除去するのが適切です。
この記事の内容を参考にして洗車を行い、キレイな状態で気持ちよくドライブに出かけましょう。