「車のホイール汚れが目立ってきたから汚れを落としたい…」 「マジックリンを使って車のホイール汚れが落とせるのか知りたい…」
そんな疑問に答える記事です。
結論からいうと、マジックリンで車のホイール汚れを落とすのは、おすすめできません。
ホイール汚れを落とすのは、専用のクリーナーを使って作業するのが最適です。
この記事では
・ホイールを洗浄する手順
・ホイール汚れを落とせる代用品(重曹とサラダ油)
こちらも一緒にご紹介していきます。
車のホイールが汚れる原因
そもそも、車のホイールが汚れる原因は、なぜなのでしょうか。
その原因は、泥やピッチタール、ブレーキを踏んだときにブレーキパッドが擦り減ってしまうことによって発生するブレーキダストだと言われています。
タイヤのアルミホイールの洗浄にマジックリンは使用できる?
では、タイヤのアルミホイールの洗浄にマジックリンは、使用できるのでしょうか。
マジックリンを使用すると、ホイールを傷める原因となります。
その理由について以下で詳しく解説していきます。
素材に合わないクリーナーを使用すると悪影響が出る
アルミホイールに合わないクリーナーを使用すれば、ホイールに悪影響が出ます。
マジックリンはアルカリ性の洗剤です。
アルミはアルカリ性に弱い性質があり、アルミのホイールにマジックリンが付くと、ホイールを傷める原因となります。
素材に合わないクリーナーを使うと、
①ホイールの塗装が剥げる
②ホイールが劣化する
などの悪影響があります。
ホイール洗車をする際にマジックリンを使用するのは、避けた方が良いでしょう。
マジックリンを使用してもホイールがきれいになる保証ない
また、マジックリンを使用してもホイールが完全にきれいになる保証はありません。
マジックリンが効果を発揮するのは、主に油汚れを取り除くときです。
タイヤやホイールの汚れは泥の汚れやブレーキダスト(ブレーキパッドやブレーキローターの摩擦で出るカス)などがあり、ホイールにはさまざまな汚れが付着しています。
そのため、マジックリンで油汚れを取り除けたとしても、ホイールの汚れが完全に取り除けるとは言い切れないでしょう。
以上のような理由から、ホイールクリーナーの洗浄にマジックリンを使用するのは避けて専用のホイールクリーナーを使うように心がけましょう。
ホイール用のクリーナーの4つタイプ
では、どのようなホイールクリーナーがあるのでしょうか。
ここでは、ホイールクリーナーのタイプについて紹介していきます。
ホイールクリーナーには、4つのタイプがあります。
以下で詳しく解説していきます。
タイプ①スプレータイプ
1つ目のホイールクリーナーは、スプレータイプです。
スプレータイプのホイールクリーナーは、汚れを浮かし、油汚れなどが落としやすいです。
また、手が届かない奥の部分にも吹きつけることができてホイール全体にこびりついた汚れを手軽に落とせるのが魅力です。
さらに、スプレータイプの車用ホイールクリーナーは、
・汚れにスプレーした後に時間をおいてからこすり洗いするタイプ
・汚れにスプレーするだけでこすり洗いが不要なタイプ
の2種類があります。
どちらも手で塗布する必要がないため、簡単に使用できます。
タイプ②泡タイプ
2つ目のホイールクリーナーは、泡タイプです。
泡タイプのホイールクリーナーは、汚れに密着してスプレーが汚れに対して垂れにくいことが魅力のクリーナーです。
タイプ③シートタイプ
3つ目のホイールクリーナーは、シートタイプです。
シートタイプは、汚れに気づいたときにサッと拭けるホイールクリーナーで、気軽に持ち運びできる携帯性に優れています。
シートタイプは、スプレータイプとは異なり、洗浄液の付着を未然に防ぐことができます。
タイプ④クリームタイプ
4つ目のホイールクリーナーは、クリームタイプです。
クリームタイプのホイールクリーナーは、スプレータイプで落とせない頑固な汚れを落とすことができます。
汚れを落とす際は、スポンジやクロスに塗布し、汚れを磨いて落とします。
スプレータイプで除去できないような汚れは、クリームタイプのホイールクリーナーを使って除去するのが良いでしょう。
ホイールを洗浄する手順
ここでは、ホイールを洗浄する手順について解説していきます。
以下で詳しく説明していきます。
ホイール洗浄に必要な準備物
ホイールを洗浄する前にまず、ホイールを洗う前に必要な準備物を紹介します。
ホイールを洗うのに必要なものは主に以下の4つです。
・カーシャンプー
・ホイールクリーナー
・コーティング剤
・スポンジ
手順①カーシャンプーでホイール全体を洗う
まず、水で軽く洗浄した後にカーシャンプーを使ってホイール全体を洗い流します。
ホイールの裏の方が表面よりもブレーキダストなどの汚れが多いため、ブラシなどを使って汚れを取り除いていきましょう。
・洗浄をしないで汚れが残った状態でスポンジやブラシを使って擦れば、ホイールの塗装がはがれたり傷ついたりする場合があります。
しっかりと汚れを除去するために取り除きましょう。
・硬いブラシで擦りすぎると、ホイールにキズが付く可能性があるので、柔らかいスポンジで優しく洗いましょう。
手順②ホイールクリーナーを吹きかけて汚れをかきだす
ホイールクリーナをホイール全体に吹きかけて5分間放置します。
その後、水で流しつつ柔らかいスポンジなどを使用して汚れをかき出していきます。
そして、汚れをかき出すことができれば、乾いたタオルを使って水分を拭き取っていきます。
手順③コーティング剤を塗る
水分の拭き取りが終われば、次は、ホイールに付着する汚れを防止する目的でコーティング剤を塗っていきます。
コーティング剤を塗り終われば、ホイール洗浄の作業完了となります。
コーティング剤をホイールに散布しておけば、ホイール汚れが付きにくくなります。
さらに、コーティング剤には撥水効果もあるため水洗いだけでも汚れが流れやすくなるというメリットがあります。
おすすめのホイールクリーナー3選
ここでは、おすすめのホイールクリーナーを3種類紹介します。
シュアラスター ホイールクリーナー
ノーコンパウンドの優しい泡がホイールに付着した頑固な汚れをやさしく汚れを包み込み、浮き上がらせ洗い流せます。
ホイールの細かい部分もしっかり洗える、作業性を追求した専用スポンジブラシが付属しています。
心地がよい爽やかなミントの香りも付いています。
メーカー名 | Surluster(シュアラスター) |
内容量 | 400ml |
液性 | 弱アルカリ性 |
商品サイズ | 幅:12.2cm 奥行:8.5cm 高さ:19cm |
商品の重量 | 600 g |
付属品 | 専用スポンジ付き |
カーメイト ホイールクリーナー マグナショット
ホイールに固着した鉄粉を化学反応で溶かして落とすことができます。ホイールに付着したブレーキダストに反応して液が紫に変化するのが特徴で、汚れが落ちているのがよくわかります。
撥水コーティング効果付きなので、洗浄と同時にコーティングもすることが可能です。
さらに、泥汚れや油汚れ、融雪剤等の塩カル汚れも落とせる優れものです。
アルミ系のホイールの車に乗っている方やアルミホイールに固着したブレーキダストを落としたい方、洗浄後のキレイな状態を少しでも長持ちさせたい方におすすめなホイールクリーナーです。
メーカー名 | カーメイト(CARMATE) |
内容量 | 500ml |
液性 | 中性 |
商品サイズ | 幅:11.3cm 奥行:5cm 高さ:24cm |
商品の重量 | 610 g |
付属品 | ー |
リンレイ(RINREI) ウルトラハードクリーナー ホイール&タイヤ用 700ml
スプレーして5分程度放置し、水流で流すだけで固着した油汚れやブレーキダスト、鉄粉まで浮かせて汚れを剥がせるホイールクリーナーです。ホイールとタイヤの汚れにこれ1本で対応可能です。
こすり洗い不要で圧倒的にラクな作業で済みます。大容量で700mLもあるので、たっぷり使用ができます。
メーカー名 | リンレイ(Rinrei) |
内容量 | 700ml |
液性 | アルカリ性 |
商品サイズ | 幅:10.9cm 奥行:7.5cm 高さ:23.6cm(梱包サイズ) |
商品の重量 | 830 g |
付属品 | ー |
その他ホイール汚れを落とせる代用品はある?
マジックリン以外にホイール汚れを落とせる代用品はあるのでしょうか。
ここでは、
・重曹
・サラダ油
についてホイール汚れを落とせる代用品として使用できるのかを解説していきます。
重曹ではホイール汚れは落とせない
結論を言うと、重曹ではホイール汚れを落とすことはできません。
重曹をアルミに対して使用すると、ホイールに反応して黒ずむことがあります。
重曹は弱アルカリ性であり、直後に反応して黒ずみが始まるわけではありません。
長期で使用していればホイールが傷む原因となる可能性があるので、重曹を使用してのアルミのホイールを使用するのは控えた方が良いでしょう。
サラダ油はホイール汚れを落とせる
反対に、サラダ油はホイール汚れを落とすことができます。
用意するものはサラダ油と歯ブラシ、拭き取りで使用する雑巾です。
手順は以下の通りです。
1.サラダ油を歯ブラシに含ませる
2.ホイールを磨き、汚れを浮かす
3.汚れが浮いてきたら雑巾などを使用して拭き取る
サラダ油を使ったホイール洗車はホイールを傷つけることなく、優しく汚れを取り除くことができます。また、比較的安価でホイールの汚れ落としが可能です。
汚れが浮いたら雑巾で拭くだけで良いので、水洗いする必要がないです。水道がない場所であっても汚れを取り除くことができます。
まとめ
今回は、車のホイールが汚れる理由やアルミホイールの洗浄にマジックリンが使用できるのかについて紹介してきました。
マジックリンはアルカリ性の洗剤であり、アルミはアルカリ性に弱い性質があるため、アルミのホイールにマジックリンが付くと、ホイールが傷める原因になります。
そのような理由から、マジックリンで車のホイール汚れを落とすのは、おすすめできません。
ホイールの汚れを落とす場合には、専用のクリーナーを使用するとよいでしょう。
日ごろから念入りなお手入れを行う分だけ、自分の愛車を綺麗な状態にし続けることができます。
この記事の内容を参考にしてホイール洗車を行い、ピカピカでキレイな状態でドライブを楽しみましょう。