新車で購入したのに、年数が経つにつれてヘッドライトの黄ばみが目立つようになってきたと感じられる方も多いのではないでしょうか。
ヘッドライトはポリカーボネート樹脂という素材で出来ており、紫外線に弱いのが特徴です。
そのため、新車時にはヘッドライト表面に特殊な保護剤が塗られていることが一般的です。
しかし、経年劣化によって、表面の保護剤が剥がれ落ちていき、ヘッドライトの表面が紫外線や酸性雨の影響でだんだんと黄ばんでいきます。
そこで、今回は車のヘッドライトの黄ばみを100均グッズで取り除くことができるのかについて紹介していきます。
ダイソーのヘッドライト黄ばみ除去剤を紹介!
ダイソーにはヘッドライトの黄ばみ取りクリーナーが販売されています。
ここからはダイソーのヘッドライト黄ばみ除去剤について詳しく紹介していきます。
価格 | 200円(税込み220円) |
成分 | 研磨剤・石油系溶剤・シリコーン・UV吸収剤・界面活性剤 |
原産国 | 中国 |
付属品 | スポンジ・不織布 |
内容量 | 30ml |
100均とはいえ、200円でスポンジも不織布もついてくるのはお手頃ですよね。
しかもUVコートが入っているので、紫外線による劣化を防ぐこともできますよね。
汚れを落とす方法は1.5マイクロメートルのコンパウンドでヘッドライトの黄ばみを落とす方法です。
実際の使用感はどんな感じ?
コスパ最強です。
家族の車に使用しましたが、結構綺麗になります。(トヨタ ランドクルーザープラド)
前からダイソーのコレ興味あったので買ってみたけど、黄ばみが落ちてるのかわかんないな〜?なんたって200円だから?(ダイハツ タントカスタム)
ただひたすら擦るだけの200円でこの出来映えは、スゴいと思う(スバル フォレスター)
参考:みんカラ
上記のような口コミがありました。
結構綺麗になるという意見と200だとなかなか落ちないという意見に分かれてますよね。

車の黄ばみ取りに使える100均グッズ
他にも100均ではヘッドライトの黄ばみが取れる商品が売られています。
- ダイヤモンドクリーナー
- メラニンスポンジ
上記の2つのアイテムになります。では、順に説明していきます。
ダイヤモンドクリーナー
ダイヤモンドクリーナーはダイソーで購入することが可能です。
水につけて擦るだけなので、簡単に施工することができます。
一方でガラスや鏡のウロコ取りのために作られているのでヘッドライトに傷ができてしまう可能性もあります。
かなり根気のいる作業が必要になるので、作業をする際は時間に余裕をもって作業を行いましょう。
価格 | 100円(税込み110円) |
原産国 | 日本 |
内容量 | 1個 |
商品サイズ | 3.75×1.25×2.5cm |
メラニンスポンジ
メラニンスポンジはどこの100均でも買うことができる商品といってもいいでしょう。
今回は代表してダイソーのメラニンスポンジを紹介していきます。
メラニンスポンジは掃除でも使用することができますが、ヘッドライトの黄ばみにも使用することができます。
黄ばみを取ることはできますが粗い削りになってしまうので、綺麗な仕上がりにするためには目の細かいコンパウンドで仕上げをする必要がありそうです。
価格 | 100円(税込み110円) |
原産国 | 日本 |
内容量 | 16個入り |
商品サイズ | 4×4×3.2cm |
実際に100均グッズの効果は?
100均グッズにもヘッドライトの黄ばみ取りに使えそうなものがいくつかあります。
しかし、実際の効果はどうなのでしょうか。
【ダイソー】ヘッドライトクリーナーの場合
このように何度か磨く必要はありそうです。
しかし4回目の研磨で綺麗に黄ばみが取れているのを見ると効果はありそうですよね。
【ダイソー】ダイアモンドクリーナーの場合
根強く擦ると黄ばみが取れて綺麗になっていますよね。
また黄ばみが1カ月で再発してしまったようなので、定期的なメンテナンスが必要になりそうです。
【ダイソー】メラニンスポンジの場合
磨いてない場所と磨いている箇所では黄ばみがしっかり落ちているのが分かりますよね。
白ぼけや傷が入ってしまうので、やはり仕上げは必須ですね。
取れない黄ばみにはクリアライトがおすすめ
100均の溶剤でなかなか取れない頑固な黄ばみには「クリアライト」がおすすめです。
スゴピカクリアライトはスプレータイプのクリーナーで、ヘッドライト表面に吹きかけて拭き上げるだけという簡単作業なのが魅力的です。
さらに、コーティング剤が含まれているため、黄ばみを取り除いた後もヘッドライトをしっかりと保護してくれるのが特徴です。
また、保護効果が約6ヶ月もあるため、できるだけ手間をかけたくないという方でも一度使ってしまえば、効果が持続することを実感できます。
市販商品との比較
研磨能力の高いダイヤモンドクリーナーは100均ショップ以外にもホームセンターやドラッグストアなどで販売されています。
ダイヤモンドクリーナーには人工ダイヤモンドが含まれており、非常に高価なクリーナーだといえます。
100均 | 市販商品 | |
特徴 | 高い研磨能力とアルカリ成分による汚れの分解 | 優れた研磨能力と耐久性の高さ |
成分 | 人工ダイヤモンド 酸化セリウム クエン酸など |
界面活性剤 洗剤 人工ダイヤモンドなど |
金額 | \100(+税) | \1,000~3,000(+税) |
ヘッドライトの黄ばみを取る方法を解説
【黄ばみを取る手順】
- 洗車でほこりやゴミを落とす
- 丁寧に養生を行う
- 水をかけながら磨く
- クロスで吹き取る
- 5分ほど③と④の作業を繰り返す
黄ばみを取る手順は上記のようになります。
ではここから詳しく説明していきます。
1.洗車でホコリやゴミを落とす
ヘッドライトの黄ばみ除去作業を行うには、表面のほこりやゴミをしっかり落としてからはじめましょう。
表面にほこりなどがついていると、クリーナーを使用した時に余計に傷がついてしまったり、汚れてしまったりしてしまいます。
そのため、事前に洗車をするなどして、ほこりを洗い流しておくことが大切です。
2.養生を行う
そして、ダイヤモンドクリーナーなどの100均グッズを使用する場合は必ずマスキングテープで養生することが大切です。
特にダイヤモンドクリーナーには人工ダイヤモンドが配合されており、非常に硬度が高くなっています。
そのため、万一ボディに当たってしまった場合は、ボディの塗装が剥がれたり、傷がついたりしてしまいます。
3.水をかけながら磨く
養生作業が終わったら、水をかけながらダイヤモンドクリーナーやメラニンスポンジを使って、磨いていきます。
あまり力をかけずに全体をまんべんなく磨くことがポイントです。
4.汚れを拭き取る
そして、マイクロファイバークロスなどを使用して汚れを拭き取りながら、何度か同じ作業を繰り返していきます。
マイクロファイバークロスとは繊維が非常に細かいタオルのようなものであり、ホームセンターやカー用品店などで売られています。
5.5分ほど③、④の作業を繰り返す
目安としては4~6分程度、磨き作業を行うと効果を実感することができるでしょう。
最後にコーディング剤を使おう
100均グッズを使用して、ヘッドライトの黄ばみを取ることは可能です。
しかし、ダイヤモンドクリーナーやメラニンスポンジには研磨作用があるため、ヘッドライトの表面を削り落としてしまいます。
そのため、黄ばみを除去した後はコーティング剤を使用して表面を保護する必要があります。
なぜなら、ヘッドライトの素材であるポリカーボネート樹脂は紫外線に弱く、紫外線が当たるとすぐに劣化してしまうからです。
したがって、ダイヤモンドクリーナーなどを使って、黄ばみを取った後はコーティング剤を使用してしっかりと表面を保護するようにしましょう。
まとめ
今回は100均のヘッドライト黄ばみ除去剤について説明しました。
ダイソーには200円でヘッドライトクリーナーが売られており、黄ばみもしっかりとれるので、とてもコスパがいいですよね。
初めてヘッドライトを磨く方にはお試しで使用してみるのに、おすすめできる商品です。
他にもダイヤモンドクリーナーやメラニンスポンジなど様々な100均の掃除道具でヘッドライトの黄ばみを除去することができます。
しかし、100均の商品ではヘッドライトに傷がついてしまったり白ボケしてしまったりしてしまいます。
綺麗に仕上げたい人やヘッドライトに細かい傷を入れたくない人はヘッドライト専用のクリーナーを使用して簡単にヘッドライトの黄ばみを除去してみましょう。