「車に付着した鉄粉を取り除ける鉄粉取りスポンジってどんなものなんだろう…」
「鉄粉取りスポンジの使い方とおすすめのスポンジを知りたい…」
そんな疑問に答える記事です。
結論からいうと、鉄粉取りスポンジとは、車に付着する鉄粉を取ることに特化したスポンジで、鉄粉汚れを落とすには鉄粉取りスポンジを使用するのが最適です。
本記事では、鉄粉取りスポンジの特徴や鉄粉が車に付着する原因、鉄粉取りスポンジの使い方、おすすめの鉄粉取りスポンジの商品を紹介します。
この記事を読んで、車の鉄粉汚れを除去してキレイな車の状態でドライブしましょう。
鉄粉取りスポンジとは
鉄粉取りスポンジとは、車に付着する鉄粉を取ることに特化したスポンジです。
見た目は普通のスポンジと変わりありませんが、スポンジの表面に粘土やゴム素材を使用しており、水で濡らしながら滑らせるように使用するだけで簡単に鉄粉を除去することができます。
メリット
鉄粉取りスポンジは以下のようなメリットがあります。
鉄粉取りスポンジは、水で濡らすだけなので、初めて鉄粉取りを行う方でもすぐに慣れます。また、スポンジの面積が広いので、効率的に作業でき、時間短縮ができます。20回程度使用することが可能です。
鉄粉除去をしたことがない方や短時間で除去作業を終わらせたい方は、手軽で簡単に除去作業ができる鉄粉取りスポンジを使ってみるのがおすすめです。
デメリット
反対に、デメリットは以下のように挙げられます。
鉄粉取りスポンジは粘土に比べると、鉄粉除去能力は粘土に劣ります。また、広い箇所に付着している汚れに対しては作業効率が良い反面、スポンジが入り込めないような狭い場所の作業には適していません。
さらに、鉄粉取り粘土の価格相場は安いもので500円から高いもので2,500円となっています。
それに対して鉄粉取りスポンジは1,000円程度のものから3,000円程度となっており、粘土の倍ほど金額が高くなる傾向があります。
スポンジタイプ以外の鉄粉除去商品についても気になる方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。

車に鉄粉が付くのは4パターン
鉄粉取り粘土の特徴を紹介しましたが、車に鉄粉が付くのはなぜなのでしょうか。
鉄粉が車に付く原因は4パターンあります。
鉄粉がボディに付着する原因は、空気中に舞っている鉄粉が車のボディに付着するからです。
ただ単に車のボディに付着しただけであれば、風などで舞って飛んでしまいますが、車が静電気を帯びている場合は静電気に吸い寄せられて定着します。さらに、ホコリなど汚れが堆積し、鉄粉がボディに定着します。
空気中に舞う鉄粉の発生は様々な原因で発生します。
①ブレーキをかける時に発生するブレーキダストから付着する
1つ目の原因は、ブレーキをかける時に発生するブレーキダストから付着します。
ブレーキダストとは、車のブレーキをかけたときに発生する粉末のことです。車のブレーキの仕組みはブレーキパッドとディスクローターで車を制御しています。
ディスクブレーキはディスクローターをブレーキパッド(摩擦材)で挟んで車輪が回転するエネルギーを熱に変えることで車輪の回転を止めています。
このときに摩擦で表面が削れて発生するディスクローターの削れた鉄の粉末がブレーキダストであり、ブレーキパッドが削れた鉄粉がボディやホイールに付着します。
②線路を走行する電車から発生した鉄粉が車に付着する
2つ目の原因は、線路を走行する電車から発生した鉄粉が車に付着するからです。
線路付近を電車が走るとき、線路と電車の車輪が擦れて鉄が削れて鉄粉が飛散します。
また、パンタグラフの接触部分からも鉄粉が発生し、風に乗って道路まで飛散します。
線路付近で走行している車や駐車している車にその鉄粉が付着します。
③道路など他の車のブレーキダストの影響
3つ目の原因は他の車からのブレーキダストの影響を受けるからです。
他の車もブレーキを踏んでいるときはディスクローターを削っており、摩擦部分から鉄粉を発生させているので、道路を走行することは車から発生する鉄粉の中を走っていると考えてよいでしょう。
④鉄工場や工場が近くにある
4つ目の原因は、鉄工所や工場が近くにあるからです。
鉄を削る作業や溶接する作業を行う鉄工所や工場が近所に密集していれば、鉄粉が発生する量が多くなり、工場のばい煙や工場で発生した鉄粉が風に乗って車に付着する可能性があります。
鉄粉取りスポンジの使い方【3ステップ】
鉄粉が車に付着する原因をご紹介しましたが、続いては鉄粉取りスポンジの使い方について紹介します。
鉄粉取りスポンジの使い方は以下の3ステップです。
【鉄粉取りスポンジの使い方】
ステップ1.ボディ全体をシャンプーで洗車する
ステップ2.スポンジを使ってボディやホイールに付着した鉄粉汚れを取る
ステップ3.ボディ全体を水で洗う
以下で詳しく説明していますので、鉄粉取りを行う前に必ず目を通してみてください。
ステップ1.ボディ全体をシャンプーで洗車する
鉄粉取りをスポンジで行う前にボディやホイールに付着している泥汚れを水を流して落とします。
最初に、水で洗浄する理由はブレーキダストなどの固着した汚れに水をかけることで後からクリーナーを吹きかける時に洗浄しやすくするためです。
水で汚れを落とした後は、カーシャンプーを使用して洗っていきます。
ステップ2.スポンジを使ってボディやホイールに付着した鉄粉汚れを取る
カーシャンプーで洗車した後は、鉄粉取りスポンジを使用してボディやホイールに付着した鉄粉汚れを取り除いていきます。
汚れを落とすときには、ボディー全体と鉄粉除去スポンジを水で濡らして作業します。鉄粉取りスポンジを縦や横に直線状に滑らすように動かして汚れを取り除くようにします。
何回か鉄粉を除去した後、スポンジの表面に鉄粉が付いてきたらシャワーで洗い流しましょう。
ステップ3.ボディ全体を水で洗う
鉄粉が除去できたら、ボディ全体を一度水で洗い流しましょう。汚れていた箇所に触れてみて、ザラザラした感覚がなければ鉄粉が取れています。
ザラザラ感がする場合や汚れが残っている場合は、再度鉄粉取りスポンジを濡らして汚れている箇所にスポンジを動かして汚れを取り除きましょう。
おすすめの鉄粉除去スポンジ4選
鉄粉スポンジの使い方はわかりましたが、スポンジの種類は数多くあるため、どれを選んでいいか迷ってしまう方も多いでしょう。
そこで以下からは、特におすすめの鉄粉除去スポンジを4つ紹介します。
これから購入するという方は、ぜひ参考にしてみてください。
本荘興産「ポリマジック」2個セット
特殊加工されたクレイスポンジであるポリマジックでこするだけで、鉄粉を簡単に除去でき、ボディがツルツルになります。 頑固な油汚れや虫の死骸、鳥の糞なども落とせるため、ポリマジック1つで様々な汚れに対応できます。
スポンジが手のひらサイズなため、バンパーやサイドミラーなどといった細部の鉄粉除去も可能です。 スポンジ2枚がついて、3,500円なため、簡単にコスパよく使えます。
カーピカネット 鉄粉除去スポンジ
誰でも簡単に鉄粉除去が行えるスポンジです。
約20回ほど使えるので、繰り返し使用できます。
メーカー | カーピカネット |
価格 | 2,759円 |
使用回数 | 20回 |
色 | ブラック |
商品の重量 | 60 g |
イチネンケミカルズ 鉄粉取りマジックスポンジ
錆の原因になる鉄粉が除去でき、ピッチタールや虫汚れなどの汚れをしっかり落とします。お湯に浸せば効果が蘇るので、何回も使用できます。
メーカー | イチネンケミカルズ(Ichinen Chemicals) |
価格 | 1,396円 |
製品サイズ | W75mm×D45mm×H200mm |
色 | レッド |
商品の重量 | 30 g |
ホルツ スーパーダートクリーナースポンジ
ボディに付いた鉄粉やピッチタールなどを取り除く全塗装色対応のスポンジです。スポンジは洗えば何回も使えるので、粘土クリーナーより長く使用できます。
メーカー | Holts(ホルツ) |
価格 | 1,716円 |
製品サイズ | 7 x 11 x 4.2 cm |
商品の重量 | 60 g |
対応色 | 全塗装色対応 |
まとめ
今回は、鉄粉取りスポンジの特徴や鉄粉汚れが付着する原因、鉄粉取りスポンジの使い方、おすすめの鉄粉取りスポンジの商品について紹介してきました。
車に鉄粉汚れが付着したときは鉄粉取りスポンジを使って汚れを落としましょう。
また、鉄粉取りスポンジの使い方を知ることや日々の念入りなお手入れを行う分だけ、自分の愛車を綺麗な状態にし続けることができます。
この記事の内容を参考にして車のメンテナンスを行い素敵なカーライフを過ごしましょう。