「汚れや跡が目立ってきたからコーティングを剥がしたいけど、どうしたらいいのかわからない…」
「車のコーティングを剥がす方法を知りたい」
そんな疑問に答える記事です。
結論からいうと、車のコーティングの剥がし方はケミカルを使用するかもしくは、コンパウンドを使用する方法で除去するのが最適です。
本記事では、ガラスコーティングを除去する理由や自分でコーティングを剥がす方法、除去する際の注意点などを解説します。
この記事を読んで、コーティングの剥がし方をマスターしましょう。
ガラスコーティングを除去した方がいい理由
ガラスコーティングは、時間の経過でコーティングが劣化すると効果が落ちはじめてキレイだった車のボディがくすんで見えるようになってしまいます。

しかし、古いコーティングがある状態で、その上からガラスコーティングを行うと、塗装を傷めてしまいコーティング効果を十分に発揮できない可能性があります。
キレイな状態に戻すには、一旦、今の車に塗装されているコーティングを除去する必要性があります。
コーティング被膜の劣化を防ぐ
ガラスコーティングは塗装面の上にコーティング被膜を作り、汚れや傷から守る役割があります。しかっし、経年劣化により徐々に剥がれてきてしまうでしょう。
古くなったコーティング被膜を放置していると塗装面が傷みやすくなり、再コーティングしても効果が半減してしまう恐れがあります。
コーティングの密着性を高める
また、古くなったコーティングをそのままにしていると、新しいコーティング被膜との密着性が悪くなるでしょう。
せっかく再度コーティングをしても剥がれやすくなってしまうので、効果が長持ちしない可能性が高いです。

自分でコーティング剤を剥がす落とし方
では、実際に自分でコーティングを剥がす際の落とし方について解説していきます。
自分でコーティング剤を剥がす落とし方は、「ケミカルで落として除去する方法」と「コンパウンドで落として除去する方法」の2種類があります。
どのような違いがあるのかについて、以下で解説していきます。
ケミカルで落として除去する
コーティングの種類に応じたケミカルがあるので、ガラスコーティング除去用のケミカルを探しましょう。
コーティングを剥がすのは酸性のものを使用しますが、樹脂硬化系のコーティング除去の際はアルカリ性のケミカルを使用して除去します。
準備するものと手順は以下の通りです。
【準備物】
・ゴム手袋
・ケミカル剤
・ウエスやタオルなどの拭き上げ用のアイテム
1~4の順番でコーティングを剥がしていきます。最後にコーティングを除去できたか確認しましょう。
車体に水をかけボディの表面で撥水しなければ、ガラスコーティングの除去ができています。
コンパウンドで落として除去する
続いては、コンパウンドでコーティングを剥がす方法です。
準備するものと手順は以下の通りです。
【準備物】
・濃色用の仕上げコンパウンド
・スポンジ
まず、スポンジにコンパウンドをつけ、20cm四方ぐらいの狭い範囲を磨いていきます。コーティング皮膜は薄いので、強く磨くと塗装まで剥がれてしまいます。
コンパウンドで磨くときは力を入れすぎないように注意して同じ箇所や車体の角などを強く磨かないように注意しましょう。
自分でコーティングを落とす場合の注意点
準備物と手順についてご紹介しましたが、ここからは自分でコーティングを落とす場合の注意点を解説します。
自分でコーティングを落とす場合の注意点は4点あります。
【自分でコーティングを落とす場合の注意点】
①除去前に洗車する
②手で擦らないようにする注意する
③強くこすって洗車するのは控える
④カーシャンプーなどで脱脂するのは控える
以下で注意点について解説します。
①除去前に洗車する
コーティング除去の前に念のため洗車をしておきましょう。
車のボディなどに汚れが付いたままコーティングを剥がす作業を行うと、付着している汚れが塗装や車体を傷める原因になる可能性があるので、洗車する必要があります。
普段の洗車と同様に、カーシャンプーを使って洗車をしましょう。
鉄粉やピッチタールが付着しているならば、鉄粉除去剤などを使用して汚れを取り除きます。
洗車後、すすぎ洗いをして車体に泡などが残らないように注意しましょう。
②手で擦らないように注意する
ガラスコーティングは手で擦らないようにしましょう。手で擦るとコーティングを剥がすことはできる場合はありますが、ボディや塗装面に深い傷が付くこともあります。
深く傷がつけば、塗装と一緒に剥がれてしまうことがあるので控えるようにしましょう。
③強くこすって洗車するのは控える
強くこすって洗車するのは控えましょう。
強くこすって洗車ガラスコーティングの被膜を落とすことはなく、かえって車に傷が付く可能性が発生します。洗車するときは優しく擦るように作業しましょう。
④カーシャンプーなどで脱脂するのは控える
洗車や脱脂などでコーティングを剥がそうとしてもガラスコーティングは剥がれません。
ワックスは油なので被膜が弱く洗車などでの要因で徐々に落ちていきます。
それに対して、ガラスコーティングは被膜が硬いため洗車や脱脂程度で除去できません。
コーティングを除去する際は、ケミカル製品かコンパウンドで取り除くようにしましょう。
業者にコーティング剥がしを依頼する方法
自分でコーティングを剥がすのが難しい場合はプロの業者にコーティング除去を依頼しましょう。
コーティングの除去は施工する以上に除去するのも難しいとされています。
業者であれば、必要な知識や技術、道具などがあり、塗り直しなどの心配はないでしょう。
もし、気になるようであれば依頼する場合はコーティングの専門店や最寄りのガソリンスタンドなどで尋ねるかいろいろと自分で調べて一度相談してみるのが良いでしょう。
まとめ
今回はコーティングの剥がし方について紹介してきました。
車のコーティングの劣化が目立ってきたときはケミカルかコンパウンドを使ってコーティングを除去しましょう。
また、自分でコーティングを剥がせないときは業者に依頼してみましょう。
この記事の内容を参考にして適切なコーティングを行い素敵なカーライフを過ごしましょう。