車のヘッドライトにいつの間にか黄ばみが生じている、という経験をしたことある人は少なくないでしょう。
ヘッドライトの黄ばみは見た目の悪さだけではなく、さまざまな弊害が生じるので、除去および防止策を取らなくてはいけません。
そのようなヘッドライトの黄ばみ防止に強い効果を発揮するのが、黄ばみ防止フィルム(プロテクションフィルム)です。
今回は、プロテクションフィルムの効果などの情報、おすすめフィルム3選などについて、詳しく解説してきます。
ヘッドライトの黄ばみに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
黄ばみ防止フィルム(プロテクションフィルム)とは?
まず、ヘッドライトの黄ばみを防止するフィルムは「プロテクションフィルム」とも言われます。
プロテクションフィルムは、ボディの塗装を保護するためのフィルムとして開発され、ヘッドライト用やフロントガラス用なども開発されました。
メーカーによってはボディ用とヘッドライト用を同じものを使用しているメーカーもありますが、弱い粘着力でも定着させられるようにヘッドライト用のフィルムの方が粘着力が強くできています。
ヘッドライトの黄ばみは、紫外線による影響で表面が劣化して起こるため、プロテクションフィルムで紫外線を防ぐことでヘッドライトを黄ばみから防止することができるのです。
ヘッドライト黄ばみ防止のプロテクションフィルムとは?
プロテクションフィルムとは、ヘッドライトの黄ばみ防止などの効果がある保護フィルムです。
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プロテクションフィルムは、もともと車体の塗装を保護するものとして開発されたものです。
それが派生してフロントガラス用など、各部位の保護に特化したフィルムが開発・販売されるようになりました。
その派生したフィルムのひとつが、プロテクションフィルムなのです。

ヘッドライト黄ばみ防止のプロテクションフィルムの3つの効果
プロテクションフィルムを使用した場合、具体的にどのような効果があるのでしょうか。
以下よりその効果を3つ紹介しましょう。
紫外線や汚れからヘッドライトを守る
ヘッドライトの天敵は紫外線です。
ヘッドライトにはポリネーボネートという素材が使用されており、この素材は紫外線を浴びると黄ばみが生じます。
ヘッドライトには紫外線を遮断する効果があるハードコートが塗られていますが、経年劣化によりそのコートも徐々に剥がれていく、コート自体が紫外線で変質するなどの症状が起きます。
しかし、プロテクションフィルムを使えば、紫外線を90%ほどカットしてくれて、紫外線や汚れからヘッドライトを守ってくれる効果があるのです。
飛び石などによる傷やクラック(ひび割れ)を防ぐ
ヘッドライトの天敵は紫外線だけではなく、飛んでくる小石や砂なども天敵になります。
ヘッドライトは車の正面に位置しているものなので、風が強い日などは飛んでくる小石や砂をダイレクトに受けることになります。
これらが原因でつく傷は目に見えないほどの傷なので、最初はどれほど気になりませんが、それが蓄積される目立つ傷やクラックが生じて、ヘッドライト買い替えに至る可能性もあるでしょう。
しかし、プロテクションフィルムは厚みのあるフィルムなので、紫外線だけでなく小石や砂などからヘッドライトを保護する効果があり、傷やクラックを予防します。
車検に問題なく通る
ヘッドライトの黄ばみは車検にも影響を及ぼします。
ヘッドライトが黄ばんで修復不可能な状態になっていると、走行時のライト点灯の際にも悪影響を及ぼすとして、車検が通らなくなるパターンもあるでしょう。
それによりヘッドライト買い替えを要求されて、余計な出費がかかります。
しかし、日頃からプロテクションフィルムでしっかりとヘッドライトを保護して、黄ばみ防止を怠らなかった場合、問題なく車検を通過できます。

ヘッドライト黄ばみ防止のプロテクションフィルムの耐久性は「約5年」
プロテクションフィルムは経年劣化が心配、と思っている人もいるでしょう。
プロテクトフィルムは、各メーカーともにどんどん性能が向上している製品を販売しており、耐久性も長持ちするものが多いです。
プロテクトフィルムの耐久性は、どのメーカーも5年ほどになっています。
昔であれば耐久性の平均期間は1〜2年ほどだったため、その頃の印象しかない人もいるでしょうが、現在では5年もの耐久性を誇っているものがほとんどです。
新車購入時にフィルム施工をほどこして5年ほどで買い替えをする場合、購入時からずっと何も手をつけずにヘッドライト保護を続けることも可能といえます。
ヘッドライト黄ばみ防止のプロテクションフィルムの費用は?
ヘッドライトにプロテクションフィルムを付ける場合、その前に黄ばみを除去する必要があり、それに手間を感じる人もいるでしょう。
この場合、業者に依頼をすれば黄ばみ除去からフィルム取り付けまで、すべて行ってくれるので楽ですが、その分費用がかかります。
その逆で、自分の手によるDIYであれば手間はかかりますが、費用軽減が可能です。
では、業者依頼とDIYはどれくらいの費用がかかるのか、それぞれの具体的な費用について説明しましょう。
業者依頼は磨き+フィルムで「2~4万円」かかる
【専門業者に依頼】
費用・・・・・2~4万円
耐久年数・・・5年
プロテクションフィルムの施工が面倒な人、手先の器用さに慣れていない人におすすめなのが、専門業者にお願いする方法です。
業者にお任せすればまったく手間がかからず、業者の確かなスキルによって間違えのない正確な施工が行われます。
業者に頼んだ場合かかる費用は、フィルム代と技術料および各種手数料などが込みで、2〜4万円ほどが相場です。
なかには高いと思う人もいるかもしれませんが、プロテクションフィルムは5年ほどの耐久性があるので、一度の施工で5年持ちます。
自分で行う場合は「5,000円」あればできる
業者を通さず自分の手によるDIY形式で行う場合、業者への依頼よりは格段に安価で済ませることが可能です。
市販されているプロテクションフィルムの料金は高いものもありますが、安価なものは数千円で購入できます。
そして、フィルム装着前の黄ばみ除去のためのクリーナーも用意しないといけません。
それらの費用を合わせても、DIYだと5,000円ほどで済むでしょう。
黄ばみ除去のクリーナーは、ステイゴールドジャパンの「おさるのスゴピカ クリアライト」がおすすめです。
また、コーティング作用だけでなく黄ばみそのものを除去する効果があり、どんなに洗っても落ちなかった黄ばみが、簡単かつきれいに除去できます。
ヘッドライト黄ばみ防止のプロテクションフィルムで車検は通る?
プロテクションフィルム装着の状態だと、余計なものがヘッドライトについていると理由で車検が通らないのでは、と思っている人もいるかもしれません。
しかし、ヘッドライトにプロテクションフィルムが付いていても、目立つ黄ばみさえなければ車検は無事に通過できます。
車検で行うことは、ヘッドライトの角度や光量の計測です。
この際に黄ばみがあって光量などに影響があれば車検は通過できませんが、プロテクションフィルムで黄ばみ防止をしていれば黄ばみは発生しないので車検の際は問題ありません。
ただし、フィルムに色がついている場合は、光量に影響が出ることもあります。
ヘッドライト黄ばみ防止のプロテクションフィルムの注意点
ヘットライトの黄ばみ防止に関して強い効果を発揮するプロテクションフィルムですが、扱いに関してはいくつか注意点があります。
その注意点について以下より説明しましょう。
フィルムを剥がした後にはノリが残る
プロテクションフィルムは5年ほどの耐久性があり、最長でも5年間は張りっぱなしになるので簡単には剥がれない仕組みになっています。
そのため、剥がそうと思っても、ノリが強力なために剥がしたあとはヘッドライトにノリが残ることがほとんどです。
プロテクションフィルムを剥がす際は、力任せにただ剥がすのではなく、市販のノリ剥がしなどを使って、慎重に剥がしましょう。
また、先述した通り、プロテクションフィルムを取り付ける前には黄ばみをしっかりと除去する必要があります。
プロテクションフィルムを貼り付けた後で、黄ばみがしっかりと除去されていないことに気づいた場合、剥がすのに手間がかるので、黄ばみ除去ができているかどうかしっかりと確認しましょう。
ノリずれが起こらないように慎重な施工が必要
プロテクションフィルムは厚みがあるので、この厚みにより外部の刺激からヘッドライトを守ってくれます。
しかし、この厚みにはデメリットもあり、細い溝にピタリとフィットすることができません。
無理に細い溝に施工しようとすると、その溝は保護されない状態となり黄ばみ防止ができなくなります。
そのため、細い溝の部分は避けて施工するようにしましょう。
おすすめのヘッドライトプロテクションフィルム3選
ヘッドライトのプロテクションフィルムは、各メーカーから多様な種類が販売されているため、初めて購入する人は何を買っていいのか戸惑ってしまうでしょう。
次よりそんな人に向けた、当ページおすすめのプロテクションフィルムを3タイプ紹介します。
購入を検討している人はぜひ参考にしてみてください
TECKWRAP ヘッドライトフィルム
メーカー | TECKWRAP |
値段 | 1,099円 |
重量 | 170g |
商品公式ショップURL | TECKWRAP ヘッドライトフィルム |
カラーがライトブラックのため、渋くかっこいい仕上がりになるのが、TECKWRAPのヘッドライトフィルムです。
通気性に優れたエア抜き溝採用により、貼り付ける際は手間がかからず、また伸縮素材のため初心者でも安心して貼り付けができます。
表面には保護フィルムがついているため、貼り付け時や持ち運びの際にフィルムに傷がつく心配もありません。
カッターやハサミで簡単に切ることも可能なので、サイズなどを自在に変えて貼り付けできます。
Ilmondomall ヘッドライトフィルム
メーカー | Ilmondomall |
値段 | 1,400円 |
重量 | 220g |
商品公式ショップURL | Ilmondomall ヘッドライトフィルム |
保護・本体・剥離と3層構造のフィルムになっているのが、Ilmondomallのヘッドライトフィルムです。
保護フィルムは気泡や水分を逃すときに傷がつかない役割を果たすので、傷がつく心配はありません。
カラーレンズフィルムもありますが、透過性が高いため問題なく、車検で注意される心配もないでしょう。
他社のフィルムに比べると、施工時は少し難しくなっていますが、ドライヤーで温めながら慎重にやれば初心者でも問題なく施工できます。
ホークスアイ ヘッドライトフィルム
メーカー | ホークスアイ |
値段 | 1,320円 |
重量 | 73g |
商品公式ショップURL | ホークスアイ ヘッドライトフィルム |
鮮やかなレインボーカラーが目をひくフィルムが、ホークスアイのヘッドライトフィルムです。
このフィルムの特徴はその軽量さで、80gもの軽さは他の製品と比べてもトップクラスの軽さといえるでしょう。
その軽さと糊付けされた裏面のおかげで、初心者でも無理なく貼り付けできます。
また、30×120cmとサイズもたっぷりとあるため、少ない量を少しずつ使う気づかいもありません。
ヘッドライトが黄ばむ3つの原因
車のヘッドライトは以前だと主にガラスが使用されていましたが、現在はポリカーボネートという樹脂が主流となっています。
この素材だとヘッドライトが破損してもガラスのように飛び散ってケガをする心配がないからです。
しかし、このポリネーボネートが劣化することによって、ヘッドライトに黄ばみが生じます。
では、劣化する理由について解説していきます。
原因①紫外線による劣化
紫外線は人間の肌にとって天敵ですが、ヘッドライトにも悪影響を与えます。
ポリネーボネートは耐久性・透明性の高い素材として知られていますが、実は紫外線に弱いことが欠点です。
各メーカーは紫外線対策としてヘッドライト表面にコーティングを施していますが、数ヶ月〜数年と経つと経年劣化によって劣化が進みます。
その結果、コーティングが剥がれて紫外線を直接浴びてしまうのです。
屋内駐車場・屋根付き駐車場であれば問題はありませんが、屋外だとそのまま紫外線を浴びてしまうので劣化が促進されてしまいます。

原因②バルブが高温になることによる熱劣化
ヘッドライトのバルブは車の作動時に高い熱を発するので、その高温でライトカバーに熱が伝わってヘッドライトを傷めてしまいます。
ポリネーボネートは耐熱性に優れており、120〜130度の熱でも耐えられますが、それでも熱を受け続けると劣化が進んでしまうのです。
特に渋滞時にはエンジンルーム内に熱がこもってしまうので、このときはヘッドライトの劣化が進みます。
紫外線ほどのダメージはないですが、これもヘッドライトの劣化の原因です。
原因③小さな傷の積み重ねによる汚れが付着
ポリカーボネートは耐熱性は高いですが強度は低めで、傷がつきやすいのが特徴です。
以前に良く使われていたガラス製のヘッドライトに比べて、ポリカーボネートの強度は低めです。
ヘッドライトは車の正面に設置されているので、細かい砂やゴミ、小石を正面から受けてしまいます。
ずっと続くと目に見えない細かい傷がどんどん付いていってしまうのです。
まとめ
プロテクションフィルムは、最新の技術が導入されたヘッドライト保護の強い味方となるアイテムです。
そのハイスペックのために、コーティングなど他の保護方法に比べると高価という印象を持っている人もいるかもしれません。
しかし、現在は各メーカーからお手頃な価格であらゆるタイプのプロテクションフィルムが販売されているので、決して手の届きにくいアイテムではないといえるでしょう。
今回のこのページでは、プロテクションフィルムの具体的な効果、おすすめフィルムなどを紹介しました。
プロテクションフィルムをまだ購入したことない人は、今回のこの記事を参考にして、一度購入してみてはいかがでしょうか。
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