「エアコンフィルターは自分で交換できる?」
「交換時期ってどのくらい?」
そんな疑問に答える記事です。
エアコンフィルターってどんな役割をしているのか、交換しないといけないのか分からないですよね。
今回はエアコンフィルターの交換の仕方やおすすめのエアコンフィルターを紹介していきたいと思います。
エアコンフィルターをそろそろ変えたい、エアコンから変な臭いがするという方はぜひ参考にしてみてください。
エアコンフィルターの交換時期はどのくらい?
エアコンフィルターは定期的に交換していかないといけないのですが、実際どのくらいの頻度で交換しないといけないのでしょうか。
これから説明していきます。
1年程度での交換が理想
エアコンフィルターは1年程度で交換、または走行10,000〜12,000㎞程度の走行距離で交換するのが理想的です。
1年程度経ってくると、活性炭の効果が薄くなり、消臭効果が薄くなってきます。
また、高性能フィルターという抗菌、防カビなどといった効果がついているフィルターもありますが、その効果も薄くなっていきます。
そのため、フィルターの効果が薄まっていく前に交換することをおすすめします。
後半でおすすめのエアコンフィルターを紹介します。
車で喫煙している場合は早めの交換を!
車で喫煙している場合やホコリの多い大都市、交通量が多い場所で運転している場合は早めに交換することをおすすめします。
タバコを車の中で吸っている場合は、ニコチンの汚れがフィルターに蓄積しやすいです。
また、エアコンの空気は外の空気をエアコンフィルターを通して、車内に送っているので、ホコリの多い場所などもフィルターに多くホコリが付着してしまいます。
タバコの煙やホコリの影響により環境にいる場合は1年経たずともエアコンフィルターの性能が落ちてしまうことがあります。
性能が落ちてきたと思ったらエアコンフィルターを交換しましょう。
エアコンフィルターの役割とは?
エアコンフィルターは空気中の様々な有害物質を除去してくれます。
例えば…
・ホコリ
・砂
・黄砂・花粉
・不快なにおい
・落ち葉
・虫
など
これでもざっと一例になるのですが、エアコンフィルターは私たちが車内で快適に過ごすために重要な役割を果たしてくれているのです。
エアコンフィルターがなければ、虫や葉っぱ、砂などがすごいスピードで車内に入ってきてしまう可能性があります。
エアコンフィルターは交換しないとダメ?
エアコンフィルターは基本的に交換しなくてはならないものになります。
エアコンフィルターを交換しないとどうなるのでしょうか?
①車内に異臭がするようになる
エアコンフィルターを交換しないまま放置しているとカビや菌が繁殖してしまい、エアコンから悪臭がする原因となってしまいます。
通常、エアコンフィルターはカビや菌、ホコリなどをキャッチして、奇麗な空気を車内に送ってくれるのですが、汚れがたまりすぎてしまうと、その菌などが車内にエアコンの風と一緒に流れてきてしまいます。
菌やカビが車内に蔓延してしまうと健康状態に何らかの悪影響を及ぼしてしまいます。
②燃費が悪くなる
エアコンフィルターと燃費は一見関係なさそうにみえますが、実は関係があります。
エアコンを動かしているのはエンジンです。
エアコンフィルターが目詰まりを起こしてしまうと、正常に風を送るためにいつもより多くのパワーが必要になってしまいます。
結果、エンジンが頑張らないといけない状態になり、燃費が悪くなってしまうのです。
③エアコンの機能が低くなる
エアコンフィルターが目詰まりしてしまうと、エアコンの機能も低くなります。
設定している温度通りの風が出てこないこともあるのです。
例えば、暑い夏の日に車に乗っていても涼しい風が来ないと、快適に過ごせないですよね。
このようなことにならないためにも、エアコンフィルターは定期的に交換していきましょう。
エアコンフィルターの4つの選び方
エアコンフィルターをいざ交換しようとしても、どれを選んでいいか迷いますよね。
ここからはエアコンフィルターの選び方を紹介していきます。
1.車種と合うか確認する
まずは車種と合うか確認していきましょう。
エアコンフィルターは車種やメーカーによって変わってきます。
メーカーが一緒でも車種によってエアコンフィルターの形が違う場合があるので、必ず乗っている車の車種で確認するようにしましょう。
車種を確認するには、車検証にある「型式」、「初年度登録年月」を確認しましょう。
その次に、エアコンフィルターの適合表を参考にして、車種にあったエアコンフィルターを選びます。
エアコンフィルター適合表はメーカーのHPやカーショップの場合は、店頭にある適合表の冊子を参考にしたり、スタッフに聞いたりしてみましょう。
2.フィルターの性能をチェックする
フィルターには様々な性能がついていますが、「活性炭層」と「除塵性能」があるかチェックしましょう。
それぞれどんな特徴があるのか説明していきます。
①活性炭層があるか
活性炭層は臭いを吸着してくれます。
外気モードにしたときに排気ガスの臭いや外の嫌な臭いを吸着してくれます。
車の中でタバコを吸っている場合や日常的にペットを車に乗せている場合は知らず知らずのうちに臭いが車内に残ってしまっている場合があるので、活性炭層はあったほうがいいでしょう。
タバコを吸っていない場合やペットを飼っていない場合でも、車は密閉された空間ですので、ちょっとした臭いがつきやすくなっています。
臭いを充満させない、つかせないためにも活性炭層がついているエアコンフィルターを使うことをおすすめします。
②除塵性能が高いか
除塵性能が高いと空気中の花粉はもとより、PM2.5といった細かい粒子まで吸着してくれる商品まであります。
このような細かい粒子まで吸着してくれるエアコンフィルターは複数のろ材(ろ過をするための材料)が多層構造の場合が多いです。
もちろん、ろ材の性能の違いもありますので、1つの基準として2.5μmの微粒子をキャッチしてくれるか商品パッケージなどをみてみましょう。
3.フィルターの通気性がいいものを選ぶ
エアコンフィルターの通気性が安定しているフィルターを選びましょう。
活性炭を多く利用しているエアコンフィルターは風量が弱くなってしまう傾向にあります。
そのため、なるべく少ない密度で活性炭の性能が高いフィルターを利用しているエアコンフィルターがおすすめです。
4.フィルターに防カビなどの性能があるかチェックする
フィルターには消臭効果の他にも防カビ剤、抗菌剤が塗布されているものやビタミンCが放出されるものまであります。
それぞれ欲しい性能は違うと思うので、自分のライフスタイルにあったエアコンフィルターを選んでみましょう。
防カビや抗菌などといった性能がついているエアコンフィルターは比較的値段が高い傾向にあるので、自分が欲しい性能を選んで買ってみましょう。
エアコンフィルターの交換方法
エアコンフィルターは自分で交換することができ、特別な道具など必要ないので、手軽に交換できます。
ここからは、どうやって交換していくのか紹介していきます。
①エンジンを切りグローブボックスを開ける
まずは、車のエンジンを切りましょう。
エンジンを切ったら、助手席側のドアからグローブボックスを開けます。
※グローブボックスは一般的に助手側にありますが、まれに運転席の足元あたりにあることもありますが、比較的簡単に交換できるような位置にあります。
②グローブボックスを外す
グローボックスを開いて、ボックスの脇にあるダンパーステーを外しましょう。
ダンパーステーは大体銀色で細い棒のような形をしています。
ダンパーステーを外したら、グローブボックスを引き出して取り出しましょう。
③エアコンフィルターのケースの蓋をとる
グローブボックスを外すと、奥に四角いエアコンフィルターカバーが見えます。
カバーを丁寧に外しましょう。
カバーを外したら、フィルターケースを引き出します。
フィルターケースの中にエアコンフィルターが入っています。
④新しいエアコンフィルターと交換する
元々あったエアコンフィルターと新しいフィルターを交換しましょう。
フィルターには表と裏があるので、間違えないように注意しながら装着していきます。
フィルターには表か裏か分かるような表記がされています。
⑤逆の手順で元に戻す
外した手順と逆の手順で元に戻せたら交換作業は終わりです。
交換が不安な場合は業者に頼む
エアコンフィルターの交換が不安な場合は業者に頼みましょう。
業者だとエアコンフィルターの交換に慣れていますので、サッとしてくれて、なにか故障してしまったり部品がなくなるなどの心配もありません。
エアコンフィルターの交換を業者に頼んだ場合に気になるのは費用になりますよね。
業者に交換を頼んだ場合の費用は次の項目で紹介していきますので、業者に頼もうか考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
エアコンフィルターの交換を業者に頼んだ場合の費用はどのくらい?
費用は、
・カーショップや専門店・・・3,000円~4,000円程度
・ディーラー ・・・普通車で7,000円程度
・イエローハット ・・・作業工賃770円~(本体価格含めず)
のような感じになります。
エアコンフィルターが1,500円程度〜になりますので、作業工賃が含まれる分少し高くなってしまいますね。
車はどこをとっても大切な部品ばかりなので、うまくいかなかったり、部品をなくしてしまうよりかは安く済むでしょう。
ただし、エアコンフィルターの交換目安が1年程度になりますので、交換を頼むのも安めに抑えたい場合はカーショップや専門店、イエローハットに頼んでみましょう。
エアコンフィルターのおすすめ商品5選
ここからはエアコンフィルターのおすすめ商品を紹介していきます。
BOSCH「ホンダ車用エアコンフィルター アエリストプレミアム (抗ウイルスタイプ) AP-H02」
0.3μm以下の物質もしっかりキャッチしてくれます。
花粉やダニも99.9%除去してくれるので、気になる方におすすめです。
花粉などのアレル物質を抑制までしてくれます。
ブランド | BOSCH |
価格 | 2,999円 |
除塵 | 〇 |
防カビ | 〇 |
アレル物質抑制 | 〇 |
抗ウイルス | 〇 |
Sunnila「カーエアコンフィルター クリーンエアフィルター DCC1009 特殊4層構造 」
安定風量のため、しっかり消臭やアレル物質抑制をしながら、エアコンの風量を邪魔しません。
抗菌効果もあるので、密閉された空間でも安心して過ごすことができます。
ブランド | Sunnila |
価格 | 1,356円 |
除塵 | 〇 |
防カビ | ー |
アレル物質抑制 | 〇 |
抗ウイルス | 〇 |
デンソー(DENSO)「カーエアコン用フィルター クリーンエアフィルター DCC3008」
微粉塵をしっかりキャッチしてくれるので、PM2.5対策になります。
抗ウイルス効果もあるので、免疫力の弱い赤ちゃんを乗せても安全です。
安定風量なので、エアコンの風量を邪魔しません。
ブランド | DENSO |
価格 | 2,080円 |
除塵 | 〇 |
防カビ | 〇 |
アレル物質抑制 | ー |
抗ウイルス | 〇 |
PIAA 「エアコンフィルター コンフォートプレミアム 活性炭入り特殊3層フィルター」
ホコリや黄砂をしっかり除去してくれます。
PM2.5も90%キャッチしてくれるので、安心ですよね。
ブランド | PIAA |
価格 | 2,400円 |
除塵 | 〇 |
防カビ | 〇 |
アレル物質抑制 | 〇 |
抗ウイルス | 〇 |
Desirable「特殊3層構造&活性炭入り 交換用 エアコンフィルター 」
3層になっているので、脱臭をしてくれながら花粉をキャッチしてくれます。
この商品も安定風量なので、しっかり風量も出してくれます。
ブランド | Desirable |
価格 | 1,499円 |
除塵 | 〇 |
防カビ | 〇 |
アレル物質抑制 | ー |
抗ウイルス | 〇 |
まとめ
今回は車のエアコンフィルターの交換について書いてみました。
エアコンフィルターはよく汚れてしまうので、1年程度を目安に定期的に交換しましょう。
エアコンフィルターにも様々な性能があるので、自分のライフスタイルにあったエアコンフィルターを選んでみましょう。
エアコンフィルターは頻繁に交換する部分でもあるので、比較的交換が簡単にできるようになっています。
しかし、不安な方は業者に頼んでやってもらうこともできます。
今回紹介したおすすめの商品や交換方法を参考にして快適なカーライフを過ごしてくださいね。