「エンジンルームを洗浄したいけど、自分でできるか分からない」
「エンジンルームの洗浄はどういう手順で行えばいいの?」
このような疑問に答える記事です。
エンジンルームは車にとってとても大切な部分になるので洗浄ともなると、慎重になりますよね。
エンジンルームは車にとって大切だからこそ、定期的な洗浄は必要になります。
本記事ではエンジンルームの洗浄方法や注意点、手順について紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
エンジンルームの洗浄の適切なタイミングは?
エンジンルームの洗浄の目安はオイル交換を行う時期になります。
オイル交換は1万キロが目安とされています。つまり1年に1回ほどの周期で洗浄するのが好ましいとされています。
車にあまり乗らない人は半年〜1年に1回の周期でオイル交換を行うことが望ましいので、その時にエンジンルームの洗浄を行いましょう。
エンジンルームの洗浄はエンジンの故障の原因となるホコリや砂を取り除くので、ぜひ定期的に洗浄を行ってみてくださいね。
エンジンルームの洗浄で必要な道具7つ
ここからはエンジンルームの洗浄で必要な道具を紹介していきます。
①エンジンクリーナー
エンジンクリーナーはホコリや油で汚れたエンジンの外観を綺麗にするためのクリーナーです。
使用後に水で洗い流す必要があるので、電気系統に水が触れないように準備して洗浄するようにしましょう。
エンジンクリーナーを吹きかけて、水で流すだけで油汚れを除去できます。
②ブラシ
エンジンルームは細かい部分が多いです。
そのため、スポンジなどではなく細部まで洗浄できるブラシを使用しましょう。
ブラシには使い古した歯ブラシを使用できますが、おすすめは竹ブラシになります。
竹ブラシは車に傷を付けないような素材を使用しているので、強く擦っても傷つきにくいです。
もちろん歯ブラシでも力加減さえ気をつければ、傷を付けずにエンジンルームを洗浄できます。
③柔らかい生地のクロス
エンジンルームを磨いた後の汚れを拭き取るのにクロスが必要になります。
汚れを拭き取れれば基本的にどんな布でも問題ないですが、エンジンルーム内のパーツを傷つけない柔らかい素材のクロスを使用しましょう。
洗車用のマイクロファイバークロスは塗装面を傷つけないように柔らかい素材になっているのでおすすめです。
コーティング車に対応しているクロスはさらに柔らかいので、気になる方はコーティング車対応の洗車クロスを使用してみましょう。
④コーティング剤
エンジンルームの洗浄が終われば、コーティングを行いましょう。
コーティングを行うことで新車のような輝きを取り戻せると共に、汚れが付きにくくなります。
⑤ホース
エンジンクリーナーを水で流すときに使います。
エンジンルームにエンジンクリーナーが残っていると部品の劣化の原因にもなってしまうので、たっぷりの水で洗い流しましょう。
電気系統に水がかからないように保護を行い、充分な配慮をしながら水で流しましょう。
⑥ブロワー
ブロワーはエンジンルーム内に残った水分を吹き飛ばすのに使用します。
エンジンルーム内は入り組んでいるため、クロスでは充分に水分を拭き取れない可能性があります。
ブロワーはエンジンルームの洗浄に必須の道具ではないので、持っている場合は使用してみることをおすすめします。
ブロワーがない場合は洗浄が終わった後エンジンルームをしっかり乾燥させましょう。
番外編:エンジンルーム専用のウェットシート
エンジンルーム専用のウエットシートはちゃんと洗浄する時間がない場合におすすめです。
シートでエンジンルーム内を拭き取るだけで、汚れをかき取るのでサッとエンジンルームの洗浄を行えます。
エンジンルーム内の洗浄の時間が取れない場合は使用してみてはいかがでしょうか?
エンジンルームを洗浄する手順
ここからはエンジンルームを洗浄するときの手順を紹介していきます。
①エンジンが冷えた状態になるまで待つ
②電気系統にビニールなどをかぶせて防水を行う
③水をかけてホコリや砂を除去する
④エンジンクリーナーをエンジン内に吹きかけてブラシやクロスで洗浄する
⑤エンジンクリーナーの泡を水で流していく
⑥ブロワーやクロスで水をふきあげる
⑦コーティングを行う
⑧防水を行っていた場所を元の戻して終わり
上記のような手順でエンジンルームの洗浄を行います。
時間は大体1時間ほどでできます。
電気系統にさえ気を付ければ、初心者でも簡単に洗浄できますよ。
エンジンルームの洗浄を自分でできる場所は?
エンジンルームの洗浄で水を使用する場合は、ホースが使用できる屋外や車庫が望ましいでしょう。
家の近くで洗車できない場合にはコイン洗車場を使用するのもおすすめです。
コイン洗車場ならホースだけでなく高圧洗浄機やブロワーが使える場合があり、作業が速く終わる可能性があります。
エンジンルームを洗浄するときの注意点
エンジンルームは車にとって大切な場所なので洗浄するときに、いくつかの注意点があります。
これから説明していきます。
エンジン稼働直後は熱を十分に冷ます
エンジン可動直後などでエンジンが熱を持っている場合は充分に冷ますようにしましょう。
ボンネットを開けた時に熱気を感じたり、ヘッドの部分を触って熱を感じた場合は作業を控えるようにしましょう。
細かい部分まで洗浄するので、完全に冷えてないと思わぬところで火傷をしてしまう可能性があります。
エンジンルーム内をしっかり乾燥させる
エンジンルームの中を水を使用して洗浄する場合はしっかり乾燥させましょう。
エンジンルーム内は密閉された空間になるので、水気が残っているとカビや錆の原因になってしまいます。
エンジンルーム内を水で洗浄した場合は数時間ボンネットを開けて乾燥させておくなどといった対応を取るようにしましょう。
電装系に水をかけないように注意する
電装系は水に弱いです。
そのため、水がかかった場合は故障する可能性があります。
エンジンルームの洗浄の際は電装系をビニールなどで保護するなどを行い、故障しないように準備しておきましょう。
無理に細かいところを掃除しない
エンジンルームには細かい部分が多いので、ついつい細部まで洗浄したくなりますよね。
細かい部分まで洗浄してしまうと、道具が落ちて取れなくなったり、手を怪我したりというリスクがあります。
車を故障させないためにも手の届く範囲内で作業するようにしましょう。
また高圧洗浄機を使う場合には細かい部分まで流そうと近づけて洗浄したくなりますが、1mは離れて水を掛けるようにしましょう。
エンジンルームの点検項目
エンジンルームの点検は車を安全に走らせるために大切なことです。
エンジンルームの洗浄を行う際にエンジンルームの定期的な点検も行うようにしましょう。
点検箇所 | 点検項目 |
オイルレベルゲージ | オイルの量をチェック |
バッテリー | 液量を確認 |
エンジン補機ベルト | ベルトが疲弊していないか点検 |
ウォッシャータンク | 水分が十分に入っているかチェック |
エンジンルームの洗浄を業者に頼む場合
エンジンルームの洗浄が自分でできるか不安な場合は業者に頼みましょう。
業者ごとのエンジンルームの洗浄の料金を紹介していきます。
業者 | 価格 | 作業時間 |
ディーラー | 約3,810~4,940円 (参考:ネッツ苫小牧) |
約30分 |
カー用品店 | 550円~ (参考:イエローハット) |
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ガソリンスタンド | 5,340円~ (参考:エネオス) |
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整備工場 | 約5,000~ |
ディーラー
ディーラーは丁寧な接客が特徴です。
納車時からお世話になっている場合は洗浄を依頼しやすいのもメリットですよね。
一方でエンジンルームの洗浄を依頼したときに部品の交換などが必要になった場合は料金が高くなるので注意が必要です。
ディーラーは純正品のみの取り扱いになるので、部品交換の際は部品が限られます。
カー用品店
カー用品店は全国どこにでもあるのでエンジンルームの洗浄に行きやすいことがメリットです。
カー用品店ではエンジンルームの洗浄を行っている店舗と行っていない店舗があるので、店舗に行く前に確認しましょう。
値段も繁忙期や店舗によって様々なので、予算がある場合は事前に確認しておくことをおすすめします。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは給油のついでに寄れることが最大のメリットです。
洗車機やタイヤの空気入れもできます。
ただし、カー用品店と同じでエンジンルームの洗浄を行っていない場合があるので、事前に確認や予約をとってから行きましょう。
また、部品交換が必要になった際は部品を取り寄せる必要があり時間がかかることを念頭に置いておきましょう。
整備工場
整備工場は車の整備に精通している整備士が多いので、万が一部品交換や整備が必要になった場合でも安心して任せることができます。
整備工場は個人で行っている場合も多いので、融通が効きやすいのもメリットです。
デメリットとしては整備工場は見つけにくいことです。
整備工場は地域に密着しているので、地域の広報誌などに載っている場合があります。
全国の整備工場を探せるサイトもあるので、参考にしてみてください。
整備工場検索はこちら→グーネットピット
まとめ
今回はエンジンルームの洗浄について紹介しました。
エンジンルームは砂やホコリが意外と溜まりやすい場所になっています。
エンジンの故障を防ぐためにも定期的に洗浄を行いましょう。
エンジンルームの洗浄は自分でも簡単にできます。
洗浄を行うときは電装系に気を付けながら行いましょう。
自分で行うのが不安な場合は業者に任せてみましょう。
エンジンルームの洗浄を行っていない場合もあるので、事前に予約や確認を行っておきましょう。