「コーティング加工をしているから水垢がつかないと思っていた」
「コーティングの上から水垢がついて困っている」
そのように感じている方もいるでしょう。
コーティングをしているからといっても汚れの付着を完全に予防できるわけではなく、適切な方法でメンテナンスをしておかないと汚くなってしまうのです。
本記事では、コーティングした車に水垢がつく理由や落とす方法を解説していきます。
コーティングした車にも水垢がつく理由は?
コーティングをせっかくしていても、メンテナンスをせずに放っておくと水垢がついてしまいます。
まずは、コーティングした車にも水垢がついてしまう4つの理由について、紹介します。
①水洗いしかしていないから
水垢汚れには、「水性」と「油性」の2種類があり、それぞれ原因が異なります。
水性の水垢 | ホコリや黄砂が雨水として流れて乾燥した |
油性の水垢 | 車の油脂成分が雨水として流れて乾燥した |
このように、ホコリや黄砂など水性の水垢であれば水洗いでも落とすことができますが、油性の水垢の場合は汚れを落とすことができません。
したがって、コーティング車を水洗いのみしている場合は水垢が残る場合があります。
②洗車後に拭き上げしていないから
きれいに洗車をしたと思っていても、水で洗い流した後に拭き上げをしていない場合は、水滴が水垢として車に残ってしまうことがあります。
特に、パワーウインドウの隙間などのマイクロファイバークロスが届きにくい部分から、ガラスやボディに水が流れ落ちてしまうことがあります。
拭き残しがないか最終確認することで、水垢がつくのを予防できます。
③強い日差しの中で洗車しているから
定期的に洗車やメンテナンスをしていても、炎天下での洗車には注意が必要です。
黒や紺などの濃色車の場合、炎天下で洗車をすると、ボディが70〜80度程度の高温になってしまうケースが多いです。
水道水に含まれるミネラルなどの不純物が蒸発してしまい、結果的に水垢が残ります。

④水道水でなく井戸水を使用したから
きれいに洗車をして拭き上げもしているのに水垢が取れない場合は、水道水ではなく井戸水で洗車をしているかもしれません。
井戸水はカルシウムなどのミネラル成分が多く含まれているので、水垢が残りやすいです。
井戸水洗車により水垢が蓄積すると、研磨が必要な場合もあるので注意が必要です。
コーティング車についた水垢を落とす方法
コーティング車に水垢がつく理由について解説してきましたが、水垢は洗剤を使って落とすことができます。以下では、コーティング車の水垢を落とす方法について紹介します。
中性シャンプーで水垢を落とす
まず、中世シャンプーで水垢汚れを落とす方法があります。
カーシャンプーの中でも、コーティング車用のカーシャンプーも多く販売されており、コーティングを落とさずに洗車できるやさしい成分となっています。
強力な水垢の場合は落とせないかもしれませんが、日頃のメンテナンスとして使うのに最適です。
このように、コーティング車用のカーシャンプーを選んで使用するのがおすすめです。
ブランド | キーパー(KeePer) |
内容量 | 700ml |
用途 | コーティング車用 |
価格 | 1,039円 |
弱アルカリ性シャンプーで水垢を落とす
続いて、弱アルカリ性のカーシャンプーでも水垢を落とすことができます。
中性シャンプーは希釈して使うことが多い一方で、弱アルカリ性シャンプーは原液で使います。
中性シャンプーでは頑固な水垢を落とせませんが、弱アルカリ性シャンプーなら水垢を落とせる分コーティングも落としてしまうでしょう。
再度コーティングする場合は、こちらのシャンプーで楽に洗車してしまうのもおすすめです。
ブランド | カーメイト(CARMATE) |
内容量 | 750ml |
用途 | 水垢除去 |
価格 | 855円 |
専用クリーナーで水垢を落とす
車についた水垢は、やはり専用クリーナーで落とすのが良いでしょう。
さまざまな専用クリーナーが販売されており、ガラス用の商品やボディ専用の商品もあります。
水垢落としなら「おさるのスゴピカ」ウロコ取り
水垢の専用クリーナーを買うなら、おさるのスゴピカシリーズのウロコ取りがおすすめです。
ボディ・ガラスのどちらにも使えて、スポンジで軽くこするだけの簡単作業です。
力をいれて時間をかけて落とすウロコ取りが多い中、こちらの商品だと軽くなでるだけです。
車の水垢に困っている方は、ぜひ一度使用してみてはいかがでしょうか。
頑固な水垢なら業者に依頼する
車の水垢を自分で落とす方法を紹介してきましたが、頑固な水垢なら業者に頼んでも良いでしょう。
自分で水垢を落とすリスクは、こすったら取れそうだからついつい力を入れてしまい、洗車傷をつけてしまうことです。
傷が一度つくと自分では直せず、結果的に業者に頼まないといけない可能性があるので、細心の注意が必要です。

コーティング車に水垢がつくのを予防する方法
コーティング車についた水垢を落とす方法を紹介してきましたが、そもそも水垢がつかないように日頃から予防しておくことが重要です。
自分でもすぐにできる水垢の予防方法について以下で解説していきます。
定期的に洗車・メンテナンスする
まず、水垢を予防する最も重要なポイントが、定期的に洗車をしておくことです。
水垢には水性と油性の2種類があることをご紹介しましたが、放置して固着した水垢は市販のクリーナーでもきれいに落とせないかもしれません。
定期的に水洗いやシャンプー洗車でメンテナンスしておくと、水垢が蓄積しにくくなり、自分でもきれいに落とせるようになります。
業者に依頼するとどうしても価格が高くなるので、お金をかけたくない人はこまめに洗車しておくと良いでしょう。
ボディカバーで車を保護する
次に、できるだけ汚れがつくのを防ぐために、ボディカバーをしておく方法もあります。
ホコリや黄砂・花粉などは駐車中にもつきやすい汚れです。ついてしまった汚れは落とさないときれいになりませんが、汚れがつくのを事前に予防することはできます。
駐車する時は、できるだけ屋内や屋根のある場所に駐車するのが良いですが、難しい場合も多いですよね。そんな時に、ボディカバーで車体を覆っておくと、表面が汚れるのを防止できます。
あらかじめ車の表面に汚れがつかないように準備しておくのも重要です。
水垢除去後に再コーティングする
コーティング施工をしてから時間が経つと、どうしてもコーティングの効果が弱くなります。
施工直後よりも水垢が落としにくくなってきたら、コーティングの補充・再コーティングをするのがおすすめです。
コーティングには「親水タイプ」と「撥水タイプ」の2種類があるので、用途にあった方を選びましょう。
親水コーティング | 撥水コーティング | |
メリット | 水垢がつきにくい | 水滴が残りやすい |
デメリット | 汚れがつきにくい | 水垢がつきやすい |
まとめ
コーティング車についた水垢の原因や落とす方法について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
コーティングをしていない車よりは汚れが付着しにくい一方で、日頃からメンテナンスをしておかないと水垢がどんどん蓄積されてしまいます。
予防する方法を知った上で、車をきれいに保ちましょう。
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