「最近、車の水はじきが悪くなってきた…」 「自分の車に合ったコーティングを選ぶとき、どれくらいの種類があるのか知った上で施工したい…」
そんな疑問に答える記事です。
結論からいうと、コーティング施工する上で長期間キレイに車を保つためには車のコーティングを行うときにコーティングの種類と水弾きに配慮することが重要です。
本記事では、コーティングの種類や状況別のコーティングの選び方、業者に依頼する場合の方法、自分でコーティングする場合の方法を解説します。
この記事を読んで、車のコーティングの種類を知ってコーティング選びの参考になればうれしいです。
コーティングは5種類ある
コーティングを依頼するのがはじめての方にとっては、どのタイプのコーティングを選べば良いのか迷ってしまうでしょう。 そこでまずはじめに、コーティングの種類について解説します。
コーティングの種類は5種類あります。
【コーティングの種類】 1.油脂系コーティング 2.樹脂系コーティング 3.ガラス系コーティング 4.ガラスコーティング 5.セラミックコーティング
以下でそれぞれのコーティングにどのような特徴があるのかについて解説していきます。
種類1. 油脂系コーティング
1つ目のコーティングの種類は油脂系コーティング(ワックス)です。
撥水性に優れて光沢のある仕上がりが期待できます。また安価に施工できますが、塗装面に油の膜を張るので、熱による劣化や油汚れが付着しやすくなります。
種類2. 樹脂系コーティング
2つ目のコーティングの種類は樹脂系コーティング(ポリマーコーティングとも言われています)です。
ワックスよりも持続性の高いタイプのコーティングで、施工がしやすいため初めての方でも簡単に施工できます。
反対に、熱や紫外線に弱いので、コーティングが剥がれやすいという弱点があります。
種類3. ガラス系コーティング
3つ目のコーティングの種類はガラス系コーティングです。
ガラス系コーティングは樹脂系コーティングにガラス繊維を含めたものです。
そのため、樹脂系コーティングに比べて耐久性は良いですが、樹脂系コーティングに比べるとイオンデポジットや酸性雨などに弱いという特徴があります。カーディーラーやカーケアショップでは、ガラス系コーティングを使用している傾向があります。
種類4. ガラスコーティング(硬化型ガラス繊維)
4つ目のコーティングの種類はガラスコーティング(硬化型ガラス繊維)です。
ガラスコーティングは、塗装面をガラス質の被膜で覆うことで傷やシミ、色あせ、酸化から強力に塗装を守るコーティングです。持続性や光沢、耐紫外線性能や防汚性能に秀でています。
しかし、施工がとても難しくコーティング塗布時にムラが発生する可能性があり、カーケアショップやディーラーで取り扱いが難しいという特徴を持っています。
また、酸性の溶剤でコーティングが解けたり、費用面がガラス系コーティングと比べて高いことも挙げられます。一番性能が高いですが、その分費用も高いタイプのコーティングです。
種類5. セラミックコーティング
5つ目のコーティングの種類はセラミックコーティングです。
セラミックコーティングはセラミック分子化合物を含むコーティング剤です。硬化したら薬品を使用しないとコーティングを剥がすことはできず、コンパウンドで磨かない限り剥がれないので、他のタイプのコーティングに比べて耐久性が高いです。
その反面、施工する費用が高額なことが難点です。
コーティングの3つの水の弾き方
コーティングのタイプに引き続いては水の弾き方についても異なる点がそれぞれあります。次は、コーティングの水の弾き方について解説していきます。
コーティングには3つの水の弾き方のタイプがあります。
・撥水タイプ ・浸水タイプ ・疎水・渇水タイプ
以下で特徴とメリット・デメリットを紹介していきます。
水がコロコロ弾く「撥水タイプ」
撥水タイプは水がコロコロと弾く性質があり、汚れ落ちが良いのが特徴です。汚れ落ちが良いので洗車時間を短縮できます。
ただ、水滴が塗装面に残りやすくイオンデポジットなどシミが発生しやすいのが難点です。
塗装面に馴染み水玉になりにくい「親水タイプ」
親水タイプは水滴が塗装面に馴染み水玉になりづらいという特徴があり、雨が降ることで汚れが自然と流れ落ちてくれるので、洗車の頻度を軽減することができます。
また、最もシミが付着しづらいコーティングとなるため、屋外駐車や濃色車のお車に人気です。
デメリットとしては、親水タイプは水が塗装面になじむ性質があるので、洗車後や降雨時に車体の拭き上げがしづらい点があります。
また、撥水性のようにわかりやすく水を弾かないため、カーコーティングをした自覚がない人も少なくありません。
撥水に比べ塗装面に水滴が馴染む「疎水タイプ(滑水タイプ)」
疎水タイプ(滑水タイプ)は水滴を弾いて塗装面に馴染む性質を持っています。撥水タイプに比べてイオンデポジットが付着しづらいという特徴があり、親水タイプと撥水タイプの良いところを兼ね備えたコーティングです。
業者に依頼する場合の方法
これまでコーティングのタイプと水の弾き方について解説してきました。では、実際にどのようにコーティングを施工していくのでしょう。
施工方法は業者にコーティングを依頼する場合、3つの方法があります。
・専門店にコーティングを依頼する ・カーケアショップにコーティングを依頼する ・ディーラーにコーティングを依頼する
それぞれの方法と特徴を以下で説明していきます。
専門店にコーティングを依頼する
まずは、専門店にコーティングを依頼する方法です。
取扱製品の半分以上は硬化型のガラスコーティングであり、低性能の樹脂系やガラス系のコーティングを取り扱っている店舗は少ない傾向にあります。
専門性や施工実績が豊富なので、安心安全に依頼することができます。価格の相場は約10~15万円で依頼することができます。
金額よりも仕上がりを重視したい方は専門店に依頼するとよいでしょう。
カーケアショップでコーティングを依頼する
カーケアショップは樹脂系コーティング、ガラス系コーティングを取り扱っており、耐久性や持続性がほぼ同じような効果があります。
また、ディーラーコーティングと同等の製品を取り扱っていますが、金額面でカーケアショップでコーティングを依頼した方が安い傾向にあります。
施工できる場所としては、オートバックスやイエローハット、キーパーコーティングなどが挙げられます。
価格の相場は約4~6万円で依頼することができます。
価格面を重視したい方はカーケアショップで依頼すると良いでしょう。
ディーラーにコーティングを依頼する
ディーラーコーティングは樹脂系コーティングやガラス系コーティングの取り扱いを行っています。
価格はカーケアショップで依頼するよりも高額にはなりますが、トラブルなく仕上げてもらえるため安心感があります。
価格の相場は約7~15万円で依頼することができます。
安心や安全性を求める人にディーラーに依頼するとよいでしょう。
状況別のコーティングの選び方
自分でもし施工する場合はどのようなタイプのコーティングを選べばよいのでしょうか。ここでは、状況別に分けてコーティングの選び方について紹介します。
洗車の頻度が少ない方におすすめのコーティング
まずは洗車頻度が少ない人に向けておすすめなコーティングは、親水タイプです。親水タイプは自浄性に秀でており、洗車頻度が少ない方にとって相性が良いコーティング剤で、屋外駐車や濃色車のようなボディに最適です。
洗車を頻繁にする方におすすめのコーティング
洗車を頻繁にする方におすすめなコーティングは、疎水タイプ(滑水タイプ)です。親水タイプと撥水タイプの良いところを兼ね備えたコーティングです。
塗装面に水滴が付着する際、水玉状になります。そのため、親水タイプに比べるとシミが付着しやすくなりますが、親水タイプよりも洗車ときの汚れ落ちと光沢に優れるため、月1回以上マメに洗車される方におすすめのコーティングです。
自分でコーティングする場合の方法
もし、「業者に依頼しようとしたけど料金が高い…」と感じる場合は自分でコーティングをするのが良いです。
ここでは、自分で使えるコーティング剤を1つ紹介します。
おすすめは「おさるのスゴピカ TOP COAT」
水垢(水性・油性・油分・油膜)による汚れやサビ、シミによる汚れに対応したコーティング剤です。
洗車して濡れたままのボディにスプレーして洗い流すだけなので簡単に使用でき撥水性に優れています。3ヶ月以上の耐久性があり、全色の車に対応しています。
メーカー名 | ステイゴールドジャパン |
内容量 | 300ml |
塗料タイプ | スプレー |
商品サイズ | ー |
商品の重量 | ー |
付属品 | ー |
まとめ
今回は5つの車コーティングと3つの水の弾き方について解説してきました。
車のコーティングを選ぶときは自分の愛車に合ったコーティングの種類と水の弾き方を考え、コーティング剤を選ぶことが長期間車を綺麗に保つためのポイントとなります。
そして、自分の車の洗車頻度や駐車場所も車をきれいに乗り続けるために重要なポイントとなります。
この記事の内容を参考にして正しいコーティング作業を行っていつま