洗車後の拭き上げ作業の際、使用されることがあるのがセームタオル。
セームタオルは各メーカーから様々な種類が販売されているので、どれを買っていいのか迷う人も少なくないでしょう。
今回は、洗車用セームタオルの特徴や失敗しない選び方やおすすめの洗車用セームタオル商品を13つ紹介します。
洗車用セームタオルとは
洗車用セームタオルとは、繊維が細く非常に柔らかいタオル。柔らかいので、キズが付きにくく、マイクロファイバークロスよりも高い吸水力を持つのが特徴です。セームとは、シカやヤギなどの皮をなめした革のことで名前の由来になっています。
以下でメリットとデメリットについて解説していきます。
洗車用セームタオルを使用するメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
吸水性が高い通常のタオルと比べて洗車時間が短縮できる | 使い方に慣れるまでには時間がかかる カビやにおいが発生してしまう可能性がある |
セームタオルは吸水性が高いため、通常のタオルを使用したときに比べて洗車時間の短縮ができます。
吸水力が高いので、洗車後の拭き残しがなくなり、イオンデポジットの発生を防止できます。また、通常のタオルで拭いた場合は糸くずや繊維が車のボディに付着しますが、セームタオルだとキレイに拭けて傷跡も残らないので安心して拭き上げ作業ができます。
その反面、セームタオルは水分の滑りが良くないため、滑らせてセームタオルでボディを拭く作業はしにくいので、使用するのに慣れるまでに時間がかかります。
また、セームタオルはお手入れをしなかった場合、カビやにおいが発生することがあります。カビやにおいが発生してしまった場合は、熱湯消毒をすればほぼ解決できる場合があるので、一度試してみましょう。
セームタオルとマイクロファイバータオルの違い
では、セームタオルとマイクロファイバータオルの違いはどのような違いがあるのでしょうか。
タオルの種類 | 特徴 |
セームタオル | ・繊維が細く非常に柔らかい ・キズが付きにくい ・吸収性が格段に良い ・乾きづらく保管しづらい |
マイクロファイバータオル | ・繊維の表面に隙間がある ・吸水性が高い ・速乾性が高い ・保管しやすい |
セームタオルは、PVAスポンジ(ポリビニールアルコールスポンジ)という素材を使用しています。繊維が細くて非常に柔らかいため、洗車時にはキズが付きにくいという特性があります。また、吸水性が格段に良いです。
その反面、乾きづらくて保管しづらいという特徴があります。
対して、マイクロファイバータオルはナイロンやポリエステルなど合繊繊維を原料としている極細の繊維を使用しています。繊維の表面に隙間があり、吸水性と速乾性が高く、保管がしやすいという特徴があります。
反対に、吸収性はセームタオルに圧倒的に劣るという点があります。
洗車時にはそれぞれのタオルの特性について理解しておきましょう。
ボディ用とホイール用で2枚用意するのがおすすめ
セームタオルを使う際は、ホイール用とボディ用に2枚用意して使い分けるのがおすすめです。
車のホイールには、地面から巻きあがった鉄粉やブレーキダストなどの汚れが付着しています。これらのしつこい汚れを拭いた後のタオルで車のボディを拭くと、タオルに付いた鉄粉などが原因で傷がボディに付く可能性があります。
洗車タオルは1枚だけの商品やセット売りされている商品などがあります。洗車する際は、2枚以上準備して洗車する箇所専用のタオルとして使用するのが良いでしょう。

洗車用セームタオルの選び方
ここまで、セームタオルの特徴について解説してきました。では、洗車用セームタオルはどのような基準で選ぶのが良いのでしょうか。
洗車用のセームタオルの選び方のポイントを2つ紹介します。
- 大きめのサイズを選ぶ
- 人工で作られたセームタオルを選ぶ
セームタオルは天然のものと人工のものの2種類があります。天然でセーム革は水分を含むとぬめりが発生するため、洗車の拭き上げに使用するのに適していません。
洗車拭き上げに使う場合は、必ずセーム革の良い特徴をもとに作られた人工セームタオルを選ぶようにしましょう。
また、大きめのサイズを選んだ方がより拭き上げ作業がしやすいです。作業効率を図りたい方は大き目のサイズを選ぶのがおすすめです。
おすすめの洗車用セームタオル13選をご紹介
洗車用セームタオルの選び方については分かりましたが、具体的にどのような洗車用セームタオルが販売されているのでしょうか。
ここでは、おすすめの洗車用大判セームタオルを13種類紹介します。
本荘興産 洗車タオル
洗車後の窓の仕上げ拭きに最適で吸水性抜群な洗車アイテムです。塗るのにも、拭くのにも便利で環境にやさしく洗車作業が快適で速く行えます。
メーカー名 | 本荘興産 |
内容量 | 2枚 |
材質 | PVA |
色 | 黄色 |
商品サイズ | 幅:258mm 奥行:301mm |
商品の重量 | ー |
付属品 | ー |
S4R(エスフォーアール) セームタオル 大判タイプ 80×30cm
バスタオル以上に吸水力があり、毛羽立ちほつれがないセームタオルです。絞れば何度でも吸水力が復活します。洗車の際だけでなく、水泳などあらゆるシーンで活躍できるタオルです。
また、使いやすいようにカットして使用することができます。
メーカー名 | S4R(エスフォーアール) |
内容量 | 1枚 |
材質 | PVA |
色 | 黄緑 |
商品サイズ | 幅:43cm 奥行:80cm |
商品の重量 | 160 g |
付属品 | 防水ケース付き |
朝日産業 ソフト セームタオル 3枚セット
乾いても固くならないから使いやすいセームタオルです。吸水性に優れており、薄手で速乾性にも優れていますので、すばやく水気を取り除けてすぐに乾きます。
固くならないため、やわらかく使いやすいです。薄くて軽いので、洗車にとても便利です。
メーカー名 | 株式会社朝日産業 |
内容量 | 3枚 |
材質 | ポリエステル91%、ナイロン9% |
色 | 水色 |
商品サイズ | 幅:30cm 奥行:80cm |
商品の重量 | 51g |
付属品 | ー |
wumio セームタオル 中サイズ 青
高い吸水性と耐久性があるセームタオルです。絞って繰り返し使えてコンパクトに使用でき、洗車での拭き上げの他、水泳などいろんなシーンで使えます。
メーカー名 | wumio |
内容量 | 1枚 |
材質 | セーム革 |
色 | 青 |
商品サイズ | 幅:32cm 奥行:43cm |
商品の重量 | 72g |
付属品 | ー |
アイオン(AION) プラスセーヌ R ブルー
吸水性、拭き取り性に優れた人工合成セームです。吸水性、拭き取り性に優れたスポンジクロスで車に優しく、しかも拭取り作業が楽にできます。
引っ張っても破れにくく、耐久性に優れています。
メーカー名 | アイオン(AION) |
内容量 | 1枚 |
材質 | PVAスポンジ |
色 | 青 |
商品サイズ | 幅:32.5cm 奥行:43cm |
商品の重量 | 113 g |
付属品 | ー |
アイオン(AION) 拭き取りクロス プラスセーヌ 501-B (ブルー)
表面に微細なパターンを形成し、拭き取り時の摩擦抵抗を大幅に低減できます。水滴をすばやく拭き取るスポンジクロスで、窓ガラスや鏡等の拭き取り効果に優れ、スパッと水のふき取りが可能です。
メーカー名 | アイオン(AION) |
内容量 | 1枚 |
材質 | ポリエステル混 |
色 | 青 |
商品サイズ | 約 幅:430mm 奥行:325mm |
商品の重量 | 122 g |
付属品 | ー |
アイオン(AION) プラスセーヌ お得用3枚セット
洗車用の拭き取り材として、吸水性と拭き取り性に優れた人工合成セームです。
吸水・拭取り作業が楽にでき、傷などが付きにくいです。引っ張っても破れにくく、耐久性にも優れています。3枚をひとつにパックしたお得用セットです。
メーカー名 | アイオン(AION) |
内容量 | 3枚 |
材質 | PVAスポンジ |
色 | ブルー、イエロー、ピンク |
商品サイズ | 幅:32.5cm 奥行:43cm |
商品の重量 | 273 g |
付属品 | ー |
ウィルソン(WILLSON) 2倍吸水セーム
マイクロナイロンファイバーという新素材によって従来のセームに比べ、ボディやガラスに残った水滴を効率よく吸収できます。スムーズな水切りをビッグサイズで実現したので、RV車にも最適に拭き上げが可能です。
メーカー名 | ウィルソン(Willson) |
内容量 | 1枚 |
材質 | ナイロン |
色 | 白 |
商品サイズ | 幅:170mm 奥行:31mm 高さ:280mm |
商品の重量 | 120g |
付属品 | ー |
BloomSesame セームクロス 40cm×65cm
高品質のセーム革で非常に柔らかく、優れた吸塵力・吸水力を持っています。洗車のふき取りだけでなく、カメラやレンズなど様々な用途にも使用できます。
中性洗剤を使用し、水かぬるま湯で手洗いすれば繰り返し使用可能です。
メーカー名 | BloomSesame |
内容量 | 1枚 |
材質 | セーム革 |
色 | 白 |
商品サイズ | 幅:40cm 奥行:65cm |
商品の重量 | 110 g |
付属品 | ー |
zepan 多機能 セームタオル
水や汚れ落としに強くよりきれいに掃除できるセームタオルです。
水跡を残さない強い吸水性と高い耐久力があります。また、柔らかい素材でボディの表面を傷つけず、乾いた後に目立つ白い跡などを残さないようにできます。
柔らかく快適で使い心地が良いタオルとして使えます。
メーカー名 | zepan(ゼパン) |
内容量 | 1枚 |
材質 | ポリエステル |
色 | 黄色 |
商品サイズ | 幅:cm 奥行:cm |
商品の重量 | 150 g(梱包サイズ) |
付属品 | ー |
ZIPSLINE クロスタオル ブルー
洗車用品として、車に1つ常備しておくと便利なポータブルタオルです。
メンテナンスを目的に洗車用スポンジとして使用でき、洗車の後の拭き上げ用のタオルとして使用するなど幅広い用途で使えます。バッグや工具箱に収納しやすいコンパクトなケース入りで、すぐに取り出して使うことができます。
メーカー名 | ZIPSLINE |
内容量 | 1枚 |
材質 | PVA |
色 | 青 |
商品サイズ | 幅:32cm 奥行:43cm |
商品の重量 | 0.12kg(梱包サイズ) |
付属品 | コンパクトケース入り |
uni ユニセーム
ボディを軽くなでるだけで素早く水滴を吸い取ってくれるので、作業効率も良くなり、洗車時間もぐっと短縮することができます。きめが細かく、柔軟で弾力があり、水分を含むと表面に独特の滑らかさを持っています。
洗車に限らず、サーフボードやスキー板などのお手入れができ、幅広い用途での利用も可能です。
メーカー名 | ユニ工業(Uni) |
内容量 | 1枚 |
材質 | PVA(ポリビニールアルコール) |
色 | 薄茶 |
商品サイズ | 幅: 35cm 奥行:40cm |
商品の重量 | 60 g |
付属品 | ブローケース入 |
ADi クリーニングクロス Lサイズ
上質な天然セームを使用しており、毛羽立ちやほつれが出ない素材で非常に柔らかく、吸水性と耐久性に優れています。
また、使いやすいようにハサミでカットができ、汚れてしまった場合は水またはぬるま湯に薄めた中性洗剤を加え、優しく手洗いすることで繰り返し使用することができます。
愛車を傷つけずにお手入れしたい方にとてもおすすめの商品です。
メーカー名 | ANOTHER DIMENSION |
内容量 | 1枚 |
材質 | 天然セーム革 |
色 | クリーム色 |
商品サイズ | 幅:50cm 奥行:75cm |
商品の重量 | 100 g |
付属品 | ー |
洗車用セームタオルの使い方
実際に、洗車用のセームタオルが準備できたとして次はどのように使えばよいのでしょう。ここでは、洗車用のセームタオルの使い方について解説していきます。
【手順】 1.タオルを広げてボディに乗せる 2.セームタオルの両端を持って車のボディを撫でるように引っ張る
洗車用セームタオルの使い方はタオルを広げてボディに乗せ、セームタオルの両端を持って車のボディを撫でて引っ張るようにして使います。
セームタオルが水分を吸収しきったら、ひねるように絞れば吸水力が戻り、繰り返し使えます。
そして、再度水を吸わせて吸いきったらまた絞り、また広げて水を吸わせるというような風にして使用します。洗車の拭き上げ時に広い範囲で水を吸収できるので、時間の短縮が可能です。
ポイントとして、サイズが大きめのものを使用するのが良いでしょう。大き目のセームタオルを可能な限り大きく広げて使用すれば、効率よく水を吸収することができます。
【注意点】 セームタオルは、拭き取りの仕上げには向かないです。 セームタオルは拭き取り作業の仕上げの前に、ボディなどに残った水を大まかに吸い取らせるのを目的に使用します。その反面、滑りが悪いという特徴があり、拭き取りの仕上げには適していません。 拭き取りを仕上げるための水分を大まかに吸い取る目的でセームタオルは使用されるからです。 マイクロファイバークロスであれば、水分だけでなく残った汚れも取り除けるので、水分の拭き取りの仕上げにはマイクロファイバークロスを使用するようにしましょう。
洗車用セームタオルのメンテナンス方法
洗車用セームタオルは、時間の経過とともに吸水力が落ちていきます。そこで、メンテナンスが必要になってきます。メンテナンスをすることで吸水力が戻り、何度も使用することができます。
メンテナンスの手順は以下の通りです。
【メンテナンス方法】 1.お湯または水と中性洗剤を用意する 2.洗剤でセームタオルを洗う 3.水で洗剤の溶液を落とす 4.タオルを広げて陰干しする
メンテナンス方法は、60℃以下のお湯または水と中性洗剤を用意します。まず、洗剤でセームタオルを洗いましょう。その後、水で洗剤を落としていきます。
洗い終わったら、タオルを広げて陰干ししておきましょう。
まとめ
今回は洗車用セームタオルの特徴や失敗しない選び方、おすすめの洗車用セームタオル商品を紹介してきました。
洗車用セームタオルは、吸水性に優れたタオルです。使用時には、できるだけ大きなセームタオルの方が水をより多く吸水することができます。
洗車後の拭き上げに効果を発揮しますが、仕上げるのはマイクロファイバークロスを使用するようにしましょう。
そして、洗車用セームタオルを使用していると吸水力が段々と落ちてくるので、定期的にメンテナンスを行うように気を付けましょう。