愛車を綺麗な状態に保つために自分で洗車を行なっている方も多いと思います。
それでは、洗車の頻度はどれくらいがベストなのでしょうか。
今回、ベストな洗車の頻度について解説していきます。
また、「頻度が多いと傷が付く」は事実なのかについても紹介していきます。
一般的な洗車頻度とは？何ヶ月に一回が平均？
洗車頻度は何ヶ月に一回が平均なのでしょうか。
たとえば、毎週休日になると洗車する人もいれば、汚れたら洗車をする人もいます。
また、全く洗車をしないという方もいます。
それでは、一般的な洗車頻度はどれくらいなのでしょうか。
1ヶ月に1度が最も多い
下の表を見ると一般的な洗車頻度は1ヶ月に1度が最も多いですね。
次に多いのが2〜3カ月に1回、月に2回程度となります。
つまり、過半数の車を持っている人は定期的に洗車をしていることが分かります。
※この度、クラウドワークスにてカーシャンプーで洗車をしている男女100人を抽出し、「洗車を行う頻度」に関するアンケートを行いました。
【調査概要】
調査方法：インターネットによるアンケート調査
調査期間：2023年5月17日（水）～2023年5月18日（木）
調査機関：株式会社クラウドワークス
調査対象：定期的に洗車をする20～60代の男女100名
理想とする洗車の頻度は？
それでは、理想とする洗車の頻度はどれくらいなのでしょうか。
通常、洗車を行う頻度は1ヶ月に1度が理想とされています。
もしくは、外装の汚れが目立ってきたタイミングで行うのが理想です。
たとえば、「車の汚れが気になってきたな・・・」と感じたら、洗車することをおすすめします。
昔は毎日もしくは週に2〜3回の頻度で洗車する方も少なくありませんでした。
しかし、最近はボディを傷や汚れから守るためにコーティング施工をしている車が多くなってきています。
したがって、昔と比べて洗車する頻度が長くなっているといえます。
また、せっかくコーティングをしているのに、毎日や週に何度も洗車してしまうとコーティングに傷がついてしまったり、ボディに傷がついてしまったりすることがあるため注意が必要です。
洗車の頻度は車の状態を左右する？
洗車の頻度によって車の状態は変わるのでしょうか。
次に洗車の頻度が多い場合と少ない場合について説明していきます・
洗車の頻度が多い場合
洗車の頻度が多い場合は車を傷つけてしまう可能性が高いです。
洗車はどんなに柔らかい素材のスポンジやクロスを使っても細かい傷はついてしまうものです。
そのため、頻度が多いとなると余計に傷を付ける回数が多くなってしまい、細かい傷でも目立ちやすくなってしまう可能性もあります。
特に濃淡車の場合は傷が目立ちやすいので洗車はほどほどにしましょう。
さらに、コーティング施工車の場合、洗車の頻度が重なることでコーティングが剥がれてしまったり、被膜を劣化させてしまったりする可能性があります。
コーティングが剝がれたまま洗車してしまうと、ボディに傷がついてしまいます。
車を傷つけないためにも適切な頻度で洗車を行うことがポイントです。
洗車の頻度が少ない場合
洗車の頻度が少ない場合は頑固な汚れがこびりついてしまい、強い力で擦らなければ取れなくなってしまいます。
しかし、強く擦ってしまうとボディを傷つける原因となってしまいます。
融雪剤が巻かれた雪道を走行したり、海沿いを走行したりした場合、洗車せずに放置しておくと車の鉄部分が錆びてしまう可能性があります。
さらに洗車の頻度が低いと、塗装が色褪せたり、表面のクリア塗装という部分が剥がれてしまう可能性があります。
また、ボディの表面にも影響があり、付いた汚れを放置してしまうと塗装表面が劣化します。
塗装表面の劣化は色褪せするのはもちろん、シミや付いた汚れが落ちにくくなってしまいます。
車を劣化させないためにも定期的に洗車を行いましょう。
こんなときは頻度に関係なく洗車しよう！
保管場所やボディカラー、コーティングの有無に関係なく、洗車をした方が良い場合もあります。
ここではそれぞれのケースに合わせて紹介していきます。
ケース1：砂利道・泥道を走ったとき
砂利道や泥道を走った後はできるだけ早く洗車するようにしましょう。
砂利道や泥道は砂や小さな石を巻き上げて走行しているため、ボディに汚れや傷がつきやすくなってしまいます。
また、泥には塩分が含まれているので、泥がついたままにしてしまうとボディが錆びてしまいます。
泥が固まってしまい、ボディを劣化させてしまうことがあるため、できるだけ早めに洗車するようにしましょう。
ケース2：雪道を走ったとき
雪道を走った後は洗車するようにしましょう。
雪道には雪を溶かすために融雪剤が巻かれていることがあります。
この融雪剤には塩化カルシウム、塩化ナトリウムや塩化マグネシウムなどの金属を錆びさせてしまう成分が含まれています。
そのため、融雪剤が巻かれた雪道を走行し、放置しておくと、車の底部が錆びてしまうことがあります。
ケース3：海の近くで車を止めたとき
海の近くでも潮風の影響で錆びてしまうことがあります。
ボディはもちろん車両の下側や足回りも錆びてしまいます。
塩害で錆てしまった場合は時間の経過とともに錆が進行していきます。
海の近くで駐車した場合やドライブした場合はなるべく早めに洗車を行いましょう。
しかし、コーティングをしていれば、影響を受けづらく簡単な水洗いだけで潮風に含まれた塩分を落とすことができます。
海の近くに住んでいる場合は、コーティングしておくのもボディを錆びにくくする１つの手段です。
ケース4：花粉・黄砂が飛ぶ季節に走るとき
花粉や黄砂が飛ぶ季節に車を使うときも洗車を行うようにしましょう。
花粉や黄砂は車のボディに付着しやすいです。
さらに、雨などが降った場合、花粉や黄砂が固まってしまい、ボディにこびりついてしまいます。
そのため、花粉や黄砂が飛んでいる時はできるだけ早く洗車するようにしておきましょう。
ケース5：虫の死骸や鳥のフンがあったとき
虫の死骸や鳥のフンがあった場合も洗車するのがおすすめです。
たとえば、夜間に山の中を走った場合や山間部の高速道路を走った場合には虫の死骸がボディに付着していることが多いです。
虫の死骸は固まってしまい、汚れが取りにくくなってしまいます。
そのため、できるだけ早い段階で洗車をして虫の死骸を取り除くようにしておきましょう。
さらに、鳥のフンも固まってしまうと頑固な汚れとなってしまいます。
そのため、鳥のフンがボディやガラスに付着してしまった場合はすぐに洗車して綺麗にしておくことをおすすめします。
車の定期的な洗車頻度に影響がある3つの項目
車の洗車頻度に影響がある3つの項目について紹介していきます。
保管場所で決まる洗車頻度
まず、保管場所の違いによって洗車頻度が異なります。
ガレージの場合なら1カ月に1回
ガレージに車を保管している場合は雨が直接あたることなく、綺麗な状態を保つことができます。
また、砂やほこりなども付着せず、さらに紫外線を浴びることもないため、ピカピカのまま保管することができます。
そのため、洗車頻度も1ヶ月に1度程度と少なくて済むのが特徴です。
カーポートの場合の場合2～3週間に1回
カーポートの種類によっても異なりますが、雨を防げる場合が多いです。
しかし横風を受けてしまうため、砂やほこりなどが付着してしまうことがあります。
なので、ガレージ保管に比べると汚れがつきやすくなってしまいます。
雨を直接受けることがないため、ボディに付着した砂やほこりも風で飛ばされることがあります。
したがって、2〜3週間に1度程度で洗車を行うことをおすすめします。
屋外駐車の場合の場合は1週間に1回
屋外駐車場に車を停めている場合、汚れの原因となるほこりや砂、雨などを直接受けてしまいます。
つまり、汚れがつきやすい環境といえます。
さらに、花粉や黄砂なども車に付着しやすいため、すぐに汚れがついてしまいます。
近くに電車が走っている場合は鉄粉や油などもつきやすく、すぐに汚れてしまうことがあります。
天候や立地によってすぐに汚れてしまうため、洗車頻度が多くなってしまいます。
1週間に1度の頻度で洗車を行うようにしましょう。
車の色で決まる洗車頻度
そして、車の色によっても洗車頻度が異なります。
黒系のボディの場合は2週間に１回
ブラックやネイビーなど濃い黒系のボディの場合、傷が目立ちやすいのが特徴です。
たとえば、砂やほこりなどが付着したボディに雨が降ってしまうと、シミとなって目立ちやすくなってしまいます。
そのため、汚れが少ない段階で、水洗いだけでもしておくことをおすすめします。
2週間に1度程度の洗車で綺麗な状態を保つようにしておきましょう。
白系のボディの場合は3週間～1カ月に1回
ホワイトやシルバーなどの白系ボディの場合は傷や汚れが目立ちにくいのが特徴です。
黒系ボディと比べると洗車頻度は少なくて済みます。
しかし、水シミなどが目立ちやすくなるため、雨が降った後に天気が良くなった場合などは外装をチェックするようにしましょう。
そのため、3週間〜1ヶ月に1度の頻度で洗車を行うようにしましょう。
赤・青系は２～3週間に1回
赤や青といった色の車は色褪せするスピードが速く、紫外線に敏感です。
なので2〜3週間に1回のペースで洗車を行うのが理想的になります。
長年乗っていると洗車やボディメンテナンスによる色褪せの変化が顕著にあらわれてきます。
車は何年たっても色鮮やかなまま乗っていたいですよね。
ボディが赤や青といったカラー系に乗っている場合はワックス洗車などといったボディの表面を保護する洗車を行い、カラーを保ちましょう。
シルバー系は1～2カ月に1回
シルバー系は比較的汚れが目立ちにくく色あせしにくいです。
そのため、洗車頻度は1〜2カ月に1回ほどに洗車頻度を抑えても問題ありません。
シルバー系は汚れは目立ちにくいですが、他の車と同じように汚れは溜まっていきます。
汚れをためたままにしているとボディの表面の劣化に繋がります。
汚れが目立たなくても定期的な洗車は行うようにしましょう。
カーコーティングの有無
そして、カーコーティングをしているかどうかによっても洗車頻度が異なります。
カーコーティングをしていることで傷や汚れがつきにくくなるため、洗車頻度も少なくて済みます。
また、コーティングによって簡単に汚れを落とすことができるため、水洗いだけでも綺麗にすることができるのが特徴です。
そのため、カーコーティングをしている場合は2週間に1回程度の洗車でも綺麗な状態を保つことができるでしょう。
まとめ
これまでベストな洗車の頻度について紹介してきました。
洗車は車の保管状況や汚れ具合などによって適切な頻度が異なります。
さらに、適切な頻度に関係なく、すぐに洗車した方が良い場合もあります。
たとえば、砂利道などの汚れがつきやすい場所や錆の原因となる融雪剤が撒かれた雪道などを走行した場合はすぐに洗車することが大切です。
ベストな洗車の頻度とは車の使用状況によって大きく変わります。
ぜひ、本記事を参考にして愛車を綺麗に保つようにしてください。
