「黒い車のガラスに付いた水垢汚れが取れなくて気になる・・・」
黒い車は高級感があって人気ですが、水垢汚れや傷が目立ちやすいため、雨が続く時期や花粉の時期に悩まれる方も多いでしょう。
付いたばかりの水垢は簡単な洗車で落ちますが、強力な水垢には市販のクリーナーがおすすめです。
本記事では、黒い車についた水垢の落とし方とその原因や予防方法まで徹底的に解説します。
黒い車の水垢の落とし方とポイント
黒や白の車は性別や年代を問わず飽きないカラーとして人気を集めています。ただし、黒い車は白いうろこ状の水垢が目立つことが多いですよね。
まずは黒い車の特徴と水垢の落とし方やコツを解説していきます。
黒い車に白い水垢が付くのはなぜ?
黒い車に付いている白いうろこ状の水垢は洗車や雨でボディについた水が蒸発して、ミネラルが残って固まってしまったものです。
これをイオンデポジットといいます。
黒い車は白い車よりも熱を吸収しやすいので、炎天下に駐車していると塗装面の温度が80℃程度まで上昇することがあります。汚れや酸性雨が焼き付いて残ることで、白いうろこ状の汚れや雨染みが付いてしまいます。
高級感のある色で、リセールバリューも期待できる黒の車ですが、水シミや水垢が目立ってしまうというデメリットがあります。

黒い車の水垢を落とす方法と注意点
黒い車の塗装は非常にデリケートなため、台所用洗剤や重曹を使ってしまうと塗装が剥がれてしまうため、使用はおすすめしません。
黒い車の水垢を落とすには、水垢専用クリーナーやイオンデポジット除去用の研磨材を使用して落としましょう。
研磨剤はメーカーによっては黒い車などの濃色車の研磨を推奨していない商品もあるので、購入する際は注意して買いましょう。
水垢を落とす際は、塗装が剥がれないように慎重に作業することをおすすめします。
黒い車の水垢を落とす簡単3ステップ
次に、黒い車の水垢を落とす簡単な3ステップを紹介していきます。
Step1. 水拭きまたは水洗いをする
まず、ボディーに付着しているホコリやゴミをしっかりと水で洗い流します。
水でしっかり流しておかないと、スポンジで擦った時にボディーに傷がついてしまいます。
Step2. 洗剤または水垢除去アイテムで洗う
次に、洗剤や水垢除去アイテムを使用していきます。カーシャンプーを使用して車全体を洗っていきます。
そして、取れない水垢には性質に合わせたアイテムを使って水垢を取り除いていきます。
Step3. 洗い残しを水で流し、乾いた布で水分をふき取る
そして、水でシャンプーや洗剤をしっかりと洗い流します。
ここでシャンプーが残っているとシャンプーに含まれている成分が乾燥して固まり、新しい水垢の原因となってしまいます。
ここでは入念に水洗いすることがポイントです。そして、乾いた布を使用して水分を拭き取っていきます。
水分が残っていると水性の水垢の原因となります。しっかりと水気が残らないように拭き上げていくことが大切です。

車にできる水垢の種類と落とし方
黒い車と白い車の水垢の落とし方を紹介しましたが、水垢には「水性の水垢」と「油性の水垢」、「ウロコ状の水垢」の3種類があります。
それぞれの水垢によって落とし方は変わります。これからそれぞれの水垢の種類の特徴と落とし方について説明していきます。
水性の水垢
水性の水垢は空気中に含まれるほこりやチリがボディーに付着して雨によってほこりが流されてしまい、さらに雨が止んだ後、水分が乾燥することで発生します。
つまり、雨によってほこりが流されて、水分だけが蒸発し、ほこりが蓄積されて水垢となるのです。
落とし方
水性の水垢は、水に溶けやすい性質があるので水とスポンジで擦るだけで落ちることが多いです。
落ちにくい場合は次に紹介する油性の水垢の場合があります。
油性の水垢
油性の水垢は文字通り、油分を含んだ水垢です。
ワックスなどの拭き残しや防水目的で使用されているグリスやオイルなどが飛び散り、ボディーに付着することで発生します。
油性の水垢は放置すると固まって落とすことが難しくなります。
落とし方
油性の水垢は水に溶けにくく落ちにくいです。
カーシャンプーなどのウロコを落とすクリーナーを使用して落としていきましょう。
詳しい落とし方は後ほど説明していきます。
ウロコ状の水垢
車のガラスに付着するのはウロコ状の水垢が多いです。
これは、水分に含まれるミネラルやカルシウムが水分の蒸発により結晶となり、ガラスに付着したものです。
ウロコ状の水垢は一度できてしまうと、簡単に落とすことが難しくなります。また、白く曇ってしまうため、視界が悪くなり事故などの原因となってしまいます。
落とし方
ウロコ状の水垢はアルカリ性なので「酸性」の物質やクリーナーで落とすことができます。
酢やクエン酸なども酸性になるのでウロコ状の水垢を落とすのにピッタリです。
みんなの失敗から学ぶ!黒い車の水垢落としする時の注意点
水垢を除去するときに自分で施工しようか、業者に依頼するか迷いますよね。
モビフル編集部でウロコ取りについてアンケートを取った結果、過去に失敗したことがあるという意見が多数ありました。
・「力を入れ過ぎてしまい、細かいキズが入ってしまった事があった。」
・「丁寧に洗い、ウロコを落としたつもりが、洗いむらがあり、洗車をやり直した。」
・「水洗いせずにウロコ取りをしたら、ガラスに少し傷がついてしまった。」
水垢除去をするときは施工の仕方や洗剤選びも大切になります。
どこに注意すれば、失敗なく水垢を除去することができるのでしょうか。
ボディが傷がつかないようにこする
失敗談の中でも多くみられた、力を入れすぎたり何度も擦ったりすることはボディに傷が入ってしまいます。
特に研磨剤を含んでいるカーシャンプーや水垢除去剤は傷つきやすいので、最初は優しくボディを擦って水垢を除去するようにしましょう。
水垢がひどい場合にはなかなか落ちないため、強く擦るのではなく何回かに分けて施工し水垢を除去するようにしましょう。
また、最初の水洗いをしていないと砂と一緒に擦ってボディを傷つけることがあるので、面倒ですが必ず水洗いは怠らないようにしましょう。
車の上から下に向かって洗車する
洗いムラについては上から下に向かって洗車することで解消することができます。
ボディの下から洗車して、次に上を洗車すると、せっかく綺麗になったボディの下に上の汚れや洗剤が付いてしまい、洗いムラに繋がってしまいます。
また水をかけるときも上から下を意識しましょう。
下から上に水をかけると車の内部に水が入り込んでしまいます。
車の内部には錆やすいパーツがあるので、車の内部に水が入らないよう上から下を意識して洗車していきましょう。
洗車に適した天気の日を選ぶ
洗車に一番適している気候は「風の無い曇りの日」です。
なぜなら、風が吹くと埃を付着させ、晴れの日には洗剤が乾くのが早く、雨は拭き上げができません。
黒い車だと雨や汚れが焼き付いてしまうこともあり、暑い中での洗車もおすすめできません。
なるべく、曇りの日で強風が吹いていない日に作業を行いましょう。
晴れの日や暑い夏の日などは日陰や屋内で作業するなどの工夫をおこなうことで、洗車しても新しい水垢を作る原因を減らすことができます。

車の水垢をセルフで落とすならおさるのスゴピカウロコ取り
「おさるのスゴピカウロコ取り」は水性・油性の水垢、イオンデポジットにも対応しているので、一本あるだけで様々な車の目立つ汚れに対応することができます。
また、スポンジに付けてこすって洗い流すだけなので、楽に簡単に水垢落としをすることができます。
研磨材も入っていないのでボディを傷つけず、水垢が目立つガラス部分にも使用することができます。
水垢が気になって自分で落としたいと思っている方は「おさるのスゴピカウロコ取り」を使って、水垢を落としてみてはいかがでしょうか?
自分で車の水垢落としができない場合は専門業者へ依頼
時間がなくて自分でなかなか作業ができない方、失敗してしまうかもしれないという不安がある方は専門業者へ依頼する方法もあります。
アンケートを実施したときに「自分で施工する」以外では洗車専門店で洗車することが多いみたいですね。
それぞれの業者の水垢落としの費用は下記のようになります。
業者 | 金額相場 |
カーディーラー | 2,000~4,000円 |
自動車用品量販店 ・オートバックス ・イエローハットなど |
1,500~3,000円 |
洗車専門業者 ・KeePerなど |
5,600~9,200円 |
たとえば、ディーラーの場合、金額設定を明確にしていないことが一般的です。そのため、ディーラーの担当者に電話等で確認する必要があります。また、ディーラーから外注業者に依頼している場合があるため、費用が高くなるケースもあります。
そして、オートバックスやイエローハットなどの自動車用品量販店の場合、ボディーサイズによって金額が変わりますが、1,500円から行ってくれます。ディーラーよりもリーズナブルな金額設定となっています。
さらに、KeePerなどの洗車専門業者の場合は5,600円~9,200円が一般的です。こちらもボディーサイズによって金額が異なります。

黒い車に水垢や汚れが付くのを防ぐ方法
黒い車は汚れが目立ちやすく、水垢や汚れが付着しやすい色です。定期的なメンテナンスや洗車が必要です。
こまめな洗車以外にも水垢が付くのを防ぐ方法を紹介していきます。
ガラス・ボディにコーティング剤を使用する
コーティングを行うことで、ボディーの表面がツルツルした状況を維持できるため、ゴミがつきにくくなります。
黒い車特有の艶を出すだけでなく、コーティング施工をすることで塗装面にガラス被膜を作り、汚れやシミが付くのを防止できます。
また、水を弾く撥水タイプのコーティングも多く、水玉が残りにくく汚れが落ちやすくなるのがメリットです。
黒い車には、水滴が塗装面から流れ落ちる親水タイプがおすすめです。
車体カバーの使用や屋内で保管する
車が水に触れるのを避けることで、水垢の原因である水を遠ざけてくれます。
長時間駐車しておく場合は車のボディ全体が隠れるようなカバーを使用したり、屋内駐車場の利用を心がけましょう。
いちいち車体カバーをするのも面倒ではありますが、頑固な水垢を除去する手間を考えるとカバーを使用する方が手っ取り早いでしょう。
まとめ
簡単な水垢であればすぐに対応することで取り除くことができます。
しかし、頑固な水垢の場合、洗車だけでは取り除くことができません。
そこで台所用洗剤やお酢を使用した洗車方法を紹介しました。
さらに、市販のクリーナーやコーティング剤を使用することで、簡単に水垢を取り除くことができ、水垢の付着を防ぐことができます。